5球スーパーラジオ自作。実装の肝 その1。平滑回路は3段 (再々掲)
2019年5月2日の 再掲
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① 真空管ではアースに落とすピン番号があるルールに基づいて決まっている。「ハム音が小さくなる側のヒーターピンを接地する」のがルール。
上記のように「6z-dh3a 1番ピンを接地」のルールがある。科学的な理由に起因する。 しかし平成期の刊行本では それは無視されている。 「執筆者自らが 素人だと宣言している状態」ですね。 オイラからみりゃ 「偽知識による平成時代の本は買うな!!」
ルールを守っているのは昭和21年~24年前後。 検波を含んだ複合管では、「ラジオで使うのか?」「アンプで使うのか?」で接地するピン番号が異なる。
市場流通の8割は間違っているので注意。ラジオ修理のサイトでもほとんど間違っておる。不思議なことに、ノイズが強くなる配線を推奨している。
・真実を知りたい方は、「6Z-DH3A ヒーターはどのピンを接地するか?」で検察。
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オイラは「半導体での整流派」であり、もっぱらブリッジタイプを使っている。
整流ダイオードの型式・メーカーによって音色が異なることはオーディオ雑誌で40年の長きに渡り紹介されてきている。 その音色を聞分ける耳も必要である。
オイラなりの真空管ラジオの製作上のポイントを少し記する。おそらくオイラの真似をすれば残留ノイズが低いラジオになる。 概ね残留ノイズは0.3~0.6mVの範囲に収まる。まれに良い真空管に当れば0.1mVになったこともある。真空管の出来で0.3mV程度は変ってくる世界。
②整流デバイスは、 新電元N1SB60。
オイラは新電元の製品を使っている。その理由は仕事で新電元のソレノイドを多数使うが、営業が他社と比べて非常にまともだからだ。中企業にしては社風が良い。他社も見習うべきだ。 仕事柄、取引会社の質も見極めることも重要だ。
はずれのメーカー品だとスピーカーから聴こえてくるノイズが高い。 いわゆるメーカーの技術差もわかるデバイスがシリコンブリッジだ。
③平滑回路は3段。(低い抵抗値での多段式)
330オームの3段平滑回路。330の直列なので計990オーム。 +Bに1Kオームも入っていれば十分。
コンデンサーは22uFでも33uFでも49uFでも良い。
・低抵抗多段式平滑回路になる。 高抵抗の3段とか4段を狙う記事は頻繁にみるが、逆に低抵抗にする。抵抗が消費するエネルギーは無駄になるので、無駄を少なくする発想。 その無駄が減ると電源トランスにしてみれば軽作動で随分と楽になる。
写真のように、 上流⇒下流に向かって10uF+ 39uF +39uF +39uF。
YAHOOで値段優先で手にいれたら39uFだった。やや太いので33uFの方が良い。このケミコン容量大小によるハム音への影響は確認できないほど小さい。 容量大小よりも平滑回路段数と配置が効いてくる。
平滑回路通過後の+Bは180~210Vが具合良い。230Vも掛かると7極管がノイジーになるので注意。過電圧でSNを悪化させて悦に浸ることは避けたほうが良い。 SNが良い電圧範囲で6WC5等を使うこと、これはmust。
RK-137で検索
基板化した。コールド側の流れがラグ板時代より改善された。
両波検波用平滑回路キット:RK-180
④6Z-P1のSG抵抗配置。
6Z-P1(UZ-42)のSG抵抗も一緒にラグ板に載せる。値は22kオーム。値を下げて行っても動作点の変化が見られなかったのでこの値にしている。
これは結構効いてくる。
⑤アース母線。
⑥in-take amp
外部入力受けの半導体基板。 (オイラの開発品) ⇒ 作動動画
「秋月で販売しているようなトランス受け基板」だと、600Hzあたりから下が20db近く垂れるので、小型トランスは薦めない。良い市販品は皆無なのでトランス必要ならば入力トランスを自作すること。音が聞き分けられないならば、小型トランスでも何でもよい、オイラは引き留めない。
下写真のような自作品が内蔵されていないラジオでは、 外部入力させるとVR最大時に音が小さいが一応聞こえる。 それで満足するかどうかは不明。ふつうに聴きたいかたは基板を探してください。
今週中には完成させたい。
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その2.出力トランス。
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