headphone ampの自作。12au7+ op amp +booster。 ヘッドフォン インピーダンス。
低電圧動作での真空管回路はJF1OZL氏の提唱(1992年 JAPAN CQ誌)が起点になる。
・X5 2nd generationでは z=16~150と公開されているが、半導体入力ではそんな低い入力インピーダンスは随分と苦しいので、 基板をみてみたい。
・秋月ヘッドフォンアンプキットでは z=10kにしてある
・op amp たとえば4559の適正負荷は2k~3k前後だろう。 low z outだと直線が立ちすぎていると思う。電流帰還と騒ぐならば負荷変動の少ない範囲を使うとさらに安心できる。
・booster入口は4559の「下負荷グラフから算出される適正値」と 「boosterのA級動作」とのバランスで2.7k抵抗にしてみた。
MUSES03の負荷特性
負荷特性のフラットな部分がベストなので、負荷Z=800~100Kまで。 特性からみてMUSES03(1 回路入りic )は 4559より非常に優れている。電流は20~40mAで使うのが良いが A級作動させるには少し電流がすくないとは云え、4559よりはaudio向けIC。
MUSES01を載せるであれば2.7kでなく1.4k近傍でお願いします。
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YouTube: headphone ampの自作 :12AU7+ OP AMP +BOOSTER
基板化のコンセプトは
1, 1973年には公開されていたオーソドックな回路にする(古典回路とも云われる)
2, dcが流下してくるスマホを音源にできる工夫を入れて12AU7で受ける。スマホからの出る電流は中華製テスターでも測れる。
3, SPを鳴らす程度の出力にする。(実測250mW). 8畳間で 半田工作BGMには程よい音量をねらう。(音域特性の普通なDT 990 PROはやや高いのでSPで鳴らす。 Z=600は海外では多数みつかる)
4, パーツBOXに寝ていそうな部品で構成する。
通算447作目。 RK-196.
周波数特性
・ 12AU7部は 30Hzからフラット。 ゲインは5dB.
・ 半導体部は 使うOP AMPの型番に依存するが、NFB用Cはパターンに載せてはあるが、使わなくて済むのがベター。JRC4558、4559では 高域が強調されて駄目。 LMC6482だとフラット。 秋月にはLMC6482がないらしいね。
ヘッドフォンで聴く場合にはZが高いほうが周波数特性がとてもよいので、違いの判るかた向けのヘッドフォンが流通している。
ヘッドフォンインピーダンスによる周波数特性表が公開されている。情報元。
Z=32や64では 音域が駄目駄目とのことですね。少なくとも128オームは必要。Z=250の商品はAMAZONからでも入手できる。
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マルツさんの公開図。
上記C2は 不要なことが多い。増幅度を下げ過ぎて発振する場合には使ったりもするが、その辺り負荷次第。メーカーから負荷特性公開されていると助かるね。
カップリングレスでのOP AMP動作はDCが出てくるので、そこも注意。FETタイプでも出てくる。
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「MUSES01の下流回路はZ=1kから10K位がよいが、それで充分な電流がICに流れるか?」は回路次第だ。
MUSES01 真贋は電流値 と 負荷可変させて出力をみればわかる。MUSES8820Dは手頃だろう。負荷はMUSES03よりは少し高めにして使う。
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