2P3はいまも手にはいるね。 ここ。
本記事は 2015年1月23日(ここ) の再掲。
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半導体式キットの製作は、2014年のDBR-402以来なので、8ケ月ぶりになる。
WEB上では耳が良いと評価が良い ラジオキット TECSUN社製 2P3。
2013年の初秋ころから日本でも見かけるようになった2P3を半田してみた。
![051 051](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/051.jpg)
パッケージにも金を掛けていますね。好感が持てますね。
![052 052](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/052.jpg)
組み立て図が大きいので、子供さんにも向きそうです。
![053 053](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/053.jpg)
![054 054](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/054.jpg)
取り付き具合の確認。
![055 055](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/055.jpg)
IFTやケミコンから半田を始めます。
半導体は一番最後です。
NPO ラジオ少年のサイトとは基板verが違う。
2nd IFTがバーアンテナから遠い配置に変更されている。
その結果、帰還発振が起こりにくい。 キットメーカーもチカラをつけてきてますね。
凝視すると1st IFTも5mm程度スピーカー寄りになっているようだ。
IF信号が「IFT⇒バーアンテナ」に戻って発振する事象はラジオにつきものなので、部品配置は重要ですね。
でも アンテナコイルの延長上に2nd IFTが配置されているので、帰還発振具合は初期verとおおきな差はないかなあ、、。
![056 056](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/056.jpg)
ダイオードは、型式刻印を読んで間違えないように半田。
バリコン固定のビス 2本。
![057 057](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/057.jpg)
![058 058](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/058.jpg)
シールドを1N60の上から被せます。「検波しきれないIF信号が悪さをする」のを防ぐネライなのか?
真空管ラジオだと「IFT⇒検波素子」の配線ルートひとつで耳が違ってくるので、本キットのシールド化のような工夫は結構重要なんだろうな。
![059 059](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/059.jpg)
予備品でRが入っていた。
![060 060](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/060.jpg)
SGから455KhzをいれてIFTをあわせる。
![061 061](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/061.jpg)
バーアンテナの1次側コイルは2分割されていた。これは、トラッキングがし易いとともに
IFTから距離が取れるので、帰還発振から逃げれる。もちろん昔からの方法。
トラッキング中だが、夜半なので外来電波が多くてあわせにくい。
次の休日の昼間にあわせることにする。
耳はイスペットのCR-P461Aに近い感じ。
このラジオはIFの増幅度にかなり余裕があるので、好みで手を入れて耳UPしても良い。
バーアンテナコイルの調整がpeakyなので、もう少しリッツ線の本数をあげてもらえると助かる。
![063 063](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/12/063.jpg)
IFが2段なので回路上格段に耳が良いわけでもなく、キットとしては普通の耳かな。AFのゲインが大きいのでそれが功を奏している感じ。部品配置がよければIF段のゲインを上げれるので,部品レイアウトが優劣をきめるのがラジオの世界。
セラミックフィルターを使っているので選局のフィーリングが違う。
ラジオキットは、イスペットのCR-P461Aがやはり優秀ですね。現行品でないのが残念だ。
1月14日追記
早めに戻れたのでトラッキングしてみた。
![066_2 066_2](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/15/066_2.jpg)
VRをあげてOUTをみるとVTVM読みで1Vちかくなる。1W弱でているわけだ。
トランジタ式ラジオを単三乾電池の3Vで1W近く鳴らすとボボボーとモーターボーディングするのだが、このICなのでそうならずに済んでいる。モーターボーディングの理由はわかりますよね。
ついでにAFのゲイン測定をしたくて、audio信号をVRに入れてswitch onさせた。
見事にAFが発振する。VRに接続したaudio信号ラインに何かが載ってきているイメージ。
このラジオのAFのICはTA7368の海外版。若い頃の仕事で
TA7368の波形を1万回近くみてきたが、こんなに回るICだった記憶がない。
データシートをみると、100Khzでもあんなにゲインが取れるのね。
そりゃ455Khzでも25dBは取れるだろう、、。
ダイオードで検波しきれないIF信号が30dB増幅されりゃ、回り込み対策は必要になる。
でシールドもしたのか、、。
afのインもアウトもトランスレスなので、音の特性はフラットでよい。その反面、RF成分を減衰させられない。ダイオード後に一応CRでlow pass filは入っている。
ラジオで、inもoutもトランスを採用する理由も判ると想う。
通販や店頭で買える安価な小型TR用トランスは、Freq特性はあまりよく無い。計測した方ならご存知ですね。
![067 067](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/15/067.jpg)
![068 068](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/15/068.jpg)
インシュロックが裏蓋に当たったので寝かした。
![069 069](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/15/069.jpg)
緑のマジック印がOSCのトリマー側。
アンテナコイルは巻き数は変更せずにつけたが、2巻き足したほうがコイルを外側に持ってこれる。(IFTから離すことができる)
![070 070](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/15/070.jpg)
完成。 耳はオイラの造った「kit-9改造」とおなじくらい。WEB上の評判がよいので、多少期待したが、レイアウトなりの耳。
しかし現行市販品キットでは耳はよい。
アンテナコイル位置がpeakyなので、測定器を使ってあわせるように、、。
幾つかのラジオキットをつくったあとでこのキットをつくれば、このラジオキットの良さがわかる。
樹脂ケースの手触りがよいのだが材料のプラスチックは何かな?
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以上、第112作品目の製作記事でした。
ラジオ少年やCRkitsでも取り扱いしていたが、 現行は、祐徳さんだけ取り扱っている。
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2016/Feb/14追記 最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)
KIT-006D ⇒製作記
![044 044](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2016/02/14/044.jpg)
①FMも聴こえる2バンドラジオキット KIT-210
![010 010](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/24/010.jpg)
②FM ラジオ (LCD)
![104 104](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/10/02/104.jpg)
③真空管ラジオ
![085 085](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2015/01/24/085.jpg)
![063 063](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2017/07/15/063.jpg)
![Takinximg600x4501499264508ugl9cz542 Takinximg600x4501499264508ugl9cz542](http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/images/2017/07/15/takinximg600x4501499264508ugl9cz542.jpg)
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