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デジタル表示形再生式ラジオ3号機の製作記事。
この加工は済ませた。
グリッド・リーク検波には、6D6にするか? 6K7にするか?
シャーシはST管用で穴明けしたので、GT管ソケットにはやや大きいが支障なく載る。
写真の6F7を載せて3極部でOSCさせた「他励式再生」も面白い。カソード共通なので工夫が必要になるだろう。
6D6のgennyは昨年2台まとめたので、6K7Gにしてみたいね。6F7よりは手持ちが多いのも理由のひとつ。
下写真の右(緑発色)のが今春の4LED表示器。 これを載せる。
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グリットリーク検波の再生式ラジオを「ST管でつくる?」or「GT管でつくる?」。これを悩んでいる。もしもミニチュア管ならばAF初段は6J4か6AN4 、AF2段目は6CZ5。6AQ5の音は評価されないだろう。
再生式ラジオで、受信周波数をこのLED表示器でデジタル表示させるには少し工夫が必要だ。これとこれにはその工夫されている。 文字にはしていないが 手慣れた方が写真をみれば充分に理解できる情報は上げてある。後々オイラが「あの時はどうだっか?」とノウハウを確認しくるので、掛かる情報は公開してある。
ただ、読み取るチカラの有無の差で、「教えて君」には判らないだろう。
デジタル表示形再生式ラジオに必要な回路を基板化した。これで少しはコンパクトになる。先々はこの基板にしよう。
さて、パーツを置いてみた。
昨年初夏、JH4ABZ氏の掲示板に「デジタル表示形再生式ラジオ」をご紹介申しあげた。これはデジタル表示器をリリースしてくださっていたJH4ABZ氏に敬意を表してのことである。敬意することは当然のことだ。
もともとJH4ABZ氏のホームページ上では「再生式ラジオには使えません」と記されていた。
しかし動画のように使える。使えることが掲示板でUPされた途端に「購入者リスト外のお方たちから、どうすればデジタル表示できるのか?」と問い合わせが複々数あったと WEB MASTERから後日お聴きした。
面識もなく、購入者リスト外でも 情報だけは聞き出したいのが、日本人の現状であることを知った。 左様な行為を「恥じ知らず」と古来から日本では申す。
考えるチカラも無く、答えだけを求める社会構造が良くない。
このサイトは考えるチカラを持つお方向けに情報を出しているので、悪しからず。技術継承は熟考してある。
もっともTOP PAGEに記載のようにオイラはお馬鹿である。
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回路図はここです。
昨日上げておいたがheptode管の7Q7は外国語の大きなSHOPではもう在庫ゼロ。かなりマイナーSHOPには有ったが、こっちはjapなのでusedをNOSと売ることもあるだろう。 表向きは平等のようだが、japと揶揄されているjapaneseなのでnosで届くかどうか?。
さて、手持ち7Q7(周波数変換)の最後になる。
FMラジオを自作しないのは、調整していくと「DET-IFTのコア位置が日々違う」ことを体験しているからだ。 オイラの耳で聞いてもズレが分かる。音に対して関心が弱いと気つかないレベルだが、確実に日々音が違う。 これは、こういうスピーカーで音楽を聴くことを実践しているからだと想う。長野県の松本~小谷のエリアでは、このスピーカーは1組だけだ。1組で600万(税別)だから「音の違いが判るマニア」が手にいれるだけだろう。幸いにしてそれを置いてある喫茶店が近いので時折、お茶飲みに行く。 田舎すぎて、「JBLが聴こえる店」には登録がない。
真空管ラジオは、「AF部で高域カットされた通信向けの音」と言うのはご存知だと想う。そのラジオの外部入力に音源を繋いで付属スピーカーで鳴らすことは、「Hi-Fi音を楽しむ」とは為らぬ。加えてハム音(ブーン音)が聴こえてくるとがっかりもするだろう。
真空管ラジオの製作思想は、ブーン音が弱いこと。出来れば聴こえないこと。
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
上の動画程度のハム音になる。確か残留ノイズは0.7mV。
ロクタル管ラジオ1号機、2号機、3号機はそれぞれ0.3mV程度なので、動画の半分のブーン音。
参考のために、トランスレスラジオでの標準的ハム音も上げておく。
上の動画よりブーン音が強いなら、治すことをお薦めする。
3端子レギュレーターが電波ノイズ源になることを数回経験してきたので、一貫して乾電池でLED表示をさせてきた。ここで電波ノイズ源にならないデバイスを入手し確認できたので、実装してみる。
①残留ノイズ。
VTVMでVRを絞ってのSP端値を読む。 0.3mV程度。上の動画より雑音が小さい。
「ノイズを少なくする配線のコツ」がある。そんな当然すぎることは、雑誌には載っていない。
マジックアイもOK.
上のLED表示器は、過去記事のようにオイラが基板を興し、実装した。
7Q7,7A7,7A7,7C6,7C5の構成。
まとめ。
本器も残留ノイズが小さい。「ロクタル管ラジオでは残留ノイズが小さい」と言い切ってよいだろう。その結果SN比は良い方向に傾く。
音色もよいのでaudio系に使われる理由も納得できる。
中古の球もほぼ無いのでNOSで揃えることになるだろうが、球代がST管ラジオをNOSで揃えるより高い。
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以上、通算210作例目。
自作した真空管ラジオでは95台目。
2017年の3台目。ロクタル管ラジオは7Q7のストックが無いので終了。
再生式ラジオを半年振りにつくろう。
新規に eagle cadで基盤を興した。64bit用を入れたら、いままでと表示が違う。
さて、今夜確認してみる。
大陸は旧正月でお休み中ゆえに、 手配してokなのか?
休み明けを待つのか?
これは40pin ICのライブラリが無かったので、そこから興した。都合6時間も掛かってしまった。遅い遅い。プロなら午前中の仕事の範囲だ。
MY基盤は、順次ここにUPして行く。
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昨年12月下旬~、ここ3台は連続してロクタル管ラジオで自作した。日本ではロクタル管製造は行われなかったので、どうしても球数が少ない。
「ロクタル管 価格」で検索すると、店舗には皆無に近いことがわかる。時折、個人からの出品がYAHOOで発見できるくらいだ。4年前と比べると1/4位に減っている。 バリミュー管はほぼ見かけない。 これから球探しだとかなり大変だ。
①heptode管 7Q7,7A8など
shopでは長野ハムセンターで7A8扱っている程度で、それもラジオST管より高価なこともある。おそらくではあるが、heptode管7Q7はもう国内SHOPには無いだろう。7Q7は結構具合が良くて好んで載せてきた。
同じheptode管でも7A8の方が知名度が高い。「知名度が高いから性能がよいのか?」と考えたなら、「いいや、違う」と成るであろう??。
7Q7はどう入手する?
AESにはもう無い。オイラが4本買ったのが12月だったので、もう数本期待したがもう無い。
②バリミュー管
7A6、これのNOSはYAHOOでも見かけない。オイラは毎日張り付いてはいないので見落としはあるだろう。
7B7は2,480円だ。
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真空管ラジオを自作しない方は、真空管の入手性と値段に関心がないだろうが、ロクタル管は要注意な球だ。
2017年1月27日
ロクタル管は、かなりマイナーなshopに少し在庫があるらしい。外国語だがオーダーしてみよう。
商工中金の融資が不正とかで、新聞沙汰になっている。
松本市の支店長がこの界隈では頭を下げて廻っている。
金利が地方銀行より0.5%程度は高いので、借り手は少ないはずだ。
さてアルバイト情報をあげておく。
週あたり17万円だけどね。
場所は米国とやや遠いが上のように募集。ガソリン代は支払う。残業代も支払う。
時給は1700円(15ドル)~2000円(18ドル)と日本のブラック企業より条件はよい。
非正規雇用で1700円(1時間)です。しかもガソリン代支給。お薦めですね。
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シルバニアの文字がある。
ナショナルから販売されていたキット。AF-K1.
ワイヤードパックAF-S1搭載。
このキットのFMの検波特性。
電気的忠実度。
この高域垂れを補正するように「放送局側」で脚色していることはご紹介済み。
追記
このキット組立品、2017年3月に実機を入手した。
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形になったので通電した。
詳細不明の電源トランスなので、いつものようにテスターで+Bの電圧を確認しながら、電源投入。
う~ん、、、、突入時DCで470Vまで数値が上がったので、慌てて電源OFF.
これは42用電源トランスじゃないかなあ、350Vは出力されそうだ。電解コンデンサーを1KV耐圧に換えるのは避けたい。
この穴に取り付くのはこれしか手持ちがない。臥型は皆+Bが350V用なので、電解コンデンサーの耐圧が足らない。
NPOラジオ少年の電源トランスは、使い勝手のよい電圧だと常々想う。
このBT-1Vだと、ヒーター容量から6Z-P1に為ってしまう。音質面ではUZ-42だからUZ-42を使いたい。
+Bが200V近傍だとUZ-42のIPは10mAも流れない。ST管ラジオは12台自作したが、 データシートにあるような数十mA流そうとしても、流すことはオイラのような装置設計屋では遠い世界だ。250Vや300V印加ならばデータシートに近くなるのだろうな。
6WC5,6D6,6D6,6Z-DH3A,42の5本で+B=190Vなら40mAトランス(NPOラジオ少年)で丁度良い。
ヒーターの総容量がBT-1Vを超えるので、BT-2Vにする。
電源トランスは手配することにした。
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真空管ラジオを好んでつくるオイラがeagle cadの記事が少しばかりあったので。「??」と想ったお方も多いでしょう。
既報のようにJH4ABZ式表示器は2016年11月に販売終了になった。ノイズ源にならないレア品だったので至極残念であった。
はい、LED表示器(radio display)の復活を目指しています。回路図は公開されているのでJH4ABZ氏から承諾をいただいて、MY基板を興した。
サイズは8mmほど小さくした。「radio display ver2」と為る。
本業が装置設計屋(機械CAD屋)ゆえに部品を配置して線で結ぶのは、至って楽にすすんだ。この位の部品点数だと回路図とは関連つけない方が速くパターン図が仕上がる。今回は関連つけて時間が掛かった。
プロト基板に部品をのせて作動確認。1点パターンミスがあったがジャンパーしてOK.
修正版は手配済み。春節前には 飛行機に載ると想う。
入手しにくい部品は皆無。LEDドライバーのTRはそれなりのものがある。オイラは10個で100円品にした。FETは小信号増幅用のものならば40円くらい。
製作時のポイントは只一つ。それは、3端子レギュレータのローノイズ品を探すこと。
「3端子レギュレータ 発振」で調べるとホワイトノイズの多いことが解ると想う。
78△△の品番でローノイズ品に遭遇したことは未だ無い。乾電池の6V駆動ならば不要。ドロップ電圧を考えると乾電池の6V駆動時は機能している? or いない?
PICは12V掛けると壊れるのでそこは注意。規格表以上の電圧は駄目。(ラジオ工作者はデータシートを確認する習慣は身についていると想う)
JH4ABZ殿 感謝候。
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2017年1月15日時点での
入手可能なデジタル表示器のまとめ
①LEDタイプ。AM帯 (0.3~9.99MHz)。「10.000MHz~上」は下側から4桁表示。
再生式ラジオに使える「OFF SET =ゼロ」モードが唯一ある。再生式での表示例。
②LEDタイプ
これはBC帯とFM帯の2バンド。
-455kHzモードでは、 1.999MHzまで表示.FM帯は75~150MHz.
③LCDタイプ。AMモードとFMモード。
-455kHzで表示するAMモードは0.5~30MHzまで。 但し「10.000MHz⇒上」は下側から4桁表示。
+10.7のFMモードは11~150MHz.
最近、オイラはMY基板化した。もしもLCDタイプでTRYしたい技術派が居られたなら、請連絡。 参考になるかも。
写真のように基板パターンは至って簡単なので商用転用しやすいのが難点。2次利用や類似基板はご遠慮ください。
主要部品情報。
MY 基板を希望の方は、売店へどうぞ。
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上記3方法にて 自作ラジオは「デジタル表示で受信周波数表示」が出来る。
2017/JAN/16 追記
3端子レギュレーターのデータシートから電波ノイズ源になるかどうかを見極めることができる。
外食産業は食べ物から餌に換わってきていて中々ですな。
オイラの田舎じゃ、美味い食堂は流行らない。相場の価格なのに客足が遠い。しかし餌には多数群がっている。
味覚発達度が違うようだ。
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ST管ラジオ(往時のキット)の続きです。
OSCコイルがやや珍しい。 標準のE,KにGLとGVの2位置ある。
ラジオの感度はOSC具合に大きく依存するので、タップドコイルではタップ位置が重要。メーカー製ラジオを何台か調整したことがあるが、BCバンドの下側で感度が出ない傾向があった。
ラジオ工作はその過程で技術が身につく。答えだけを暗記して卒業してきた方には不向きだ。
「ああ、そうなんだ」と想うのは「答え暗記派」。
「自分でもそれを確認してみよう」と想うのが「技術向上派」。
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以下「技術向上派」向け記事
①実際にテスト電波を受信する方法。
室内開放線アンテナつきラジオでは、「JIS規定の擬似アンテナ回路網」を使うこと。
ご存知のように、室内開放線アンテナの長さで擬似アンテナ回路網が異なるので注意。
②HEPTODE管の作動点から推測する方法。
heptode管の 「感度よい作動範囲を表した図」が書籍中にある。現行本にも載っていた記憶だ。
それを見つつ、実際の真空管ラジオで値をみる。
隠岐の島 風力発電で有名な「隠岐大峯山発電所」が赤字累積により1基停止する。
エネルギー源が安定する物でないからね。 日本で風力を常時使える場所はとても少ないと想うな。修理にゼニが掛かり過ぎるらしいね。島根県企業局は公務員様たち上級国民から構成される組織だから、収支計算予測が民間より甘いことは事実だ。給料が民間並ならば黒字の可能性はあるんじゃないか?
さて、雪である。
ラッセル車の写真。
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よく解る解説は、ここだろう。 WEB MASTER殿 感謝申しあげます。
海外から発送された基板達は昨日、川崎を通過したので今日の午後にでも届くと想う。
この12月から、まだ5回しか利用していないが、基板屋からデータ確認メールされたことが無いので、支障なく書けているようだ。
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①heptode管での OSCコイルについての記事。
GT管でのラジオ工作情報は結構少ない。
②ST管の回路図。
アンテナコイルのコールド側が接地された回路だ。
こういう回路もあった。
オイラとは球の動作点が異なる。
6D6の隣に描かれた「2W 20K」はSG電圧と受信感度を見比べながら決定する。一律に20Kではない。電源トランスの電圧と相談必要。 感度が出過ぎのこともままあるので注意。
HI-CUTになるように200PFがAF初段負荷に吊り下がっている。42の負荷側の0.005とインダクタンスで特定周波数のインピーダンスが高くなっている。(効果はわかりますよね)
AF初段にDCを流し込める回路ではないので、direct drive speakers回路品を信号源にはしないこと。(見て理解できないようならラジオ工作にはまだ早い??)
ハム音が強くなるようにヒーター配線するのも勝手、逆に少なくするのも勝手。あなたはどちらを選びますか?
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
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