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2016年9月

2016年9月14日 (水)

GT管トランスレス式のキャビネットキットにしてみた。

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メインパーツだけ載せた。

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トランスレスでも、パワートランス式でもok.

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このキャビネットキットの筐体設計思想が理解しずらい。

SP用の穴は13cmであいているので、spは13~16cmになると想う。

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16cmを載せるとバンド表示部が隠れてしまう。

日本の物つくりも往時はこの程度のようだ。

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呼び半田 vs 予備半田  違いわかりますよね。

2016年9月13日 (火)

バリキャップをラジオに使う。 局発に使う。

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ラジオではバリコンのQ或いはアンテナコイルのQが話題になる。 それぞれ電波を受信する肝なことはご存知だと想う。

「バリキャップのQは、バリコンと比べてどうなのだろう?」と調べると、劣ることがよく判る。受信した信号系にはちょっと使えぬが、局発には使える。時折、バリキャップを採用した自作ラジオで感度が足らない旨の製作記事を見かけるが、それは至極当然のこと。Qが違う。

「エアバリコン VS ポリバリコン」のQの差異も確認しておくことをお薦めする。

「スーパーラジオでQが低いバリコンを使うとどのような症状になるか?」はWEB上に答えがあるので、一読をお薦めする。

ラジオでクラリファイが必要な時にはバリキャップを使えば良い。容量が小さくて、可変比が2倍程度のものが短波ラジオでは使いよい。WEBでみると若松にだけ取り扱いがある。

オイラの短波ラジオのクラリファイはバリキャップに任せている。

昭和25年頃のO-V-1

2016年9月11日 (日)

G管6K7を使おう その6。マジックアイはGT管の6AL7.

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ダイヤル軸をつけて終了。

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マジックアイはGT管。6AL7。+Bは6E5よりも2割は高め。

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通算197作目

出品中の商品はこちら

G管6K7を使おう その5。 短波用発振コイルを巻く。

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YAHOOの修理済み真空管ラジオをみた。

6AV6のヒーターピン。ハム音が強くなるように配線されているのを今日も見た。

参ったね。なかなか技術レベルが上がらないね。

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続きです

オイラの製作記を読まれている方は、充分な自作経験をお持ちだと想う。

BC帯では、OSCコイル、アンテナコイルが市販されているのでそれを購入するのが安直な方法であるが、やや費用が掛かる。

短波帯での掛かるコイルは現行市販品がないのでハンドメイドになる。

難しいことは何もないが、HEPTODE管を使った場合のOSCコイルはミニチュア管、GT管、ST管ではタップ点が少しづつ異なる。管内線長が異なることに起因するのかも知れんが、そのような解析はオイラには無理。少しづつ異なると申しあげておく。

①市販のボビンを使ってもよいが、オイラはIFT用のボビンを使っている。

線は剥がす。溝のコンデンサーも取る

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巻きなおす。 線径は太すぎて巻けぬと困るが、Φ0.1~0.3mmが使い易い。

短波Hバンドでのタップ点は6SA7の場合、20%位置が程よい。

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巻き数は、バリコン容量との相談で決まる。 計算して求めて、巻いて実測するのが正しい流れ。ここでは手を抜かずに計算するとチカラが附く。

偶々、NPOラジオ少年のバリコンを使うと3.45~7.40MHzの受信範囲に納まるのでかなり重宝している。

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7MHzが受信できるGT管ラジオになった。

微調整はバリキャップに任せている。7,195で10kHz程度は可変する。 オイラが使う容量小のバリキャップは若松でしか取り扱っていない。

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ダイヤル糸をつけて、マジックアイの配線で終了になる。

5球スーパーの受信感度を上げる。メーカー製ラジオで感度上げる

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ナショナルや東芝など家電メーカーの5球スーパーは、6石トランジスタラジオより感度が劣る。その理由はゲイン計算をすれば自明なので、オイラのような田舎者が論ずる処ではない。6TR-STDなどのTR6石ラジオキットの方が、5球スーパーより格段によく聞こえる。

5球スーパーはIFはたった1段なのでIF2段ラジオよりは感度が劣る。IF1段ラジオをどうチューンUPしてもIF2段に勝てない。それでもチューンUPしたい方向けに記述する。

・球起因のノイズが大きくならない電圧範囲が存在する。 それを超えた印加電圧で使うのはノイズが増えSNが悪化する。印加電圧具合でオツムが悪い者の工作物かどうかも判明する。

 
 

5球スーパーの受信感度を上げる。                             シャーシー加工してラジオを自作される方には既知だと思うテクニック。

 

①ノイズを下げる。 いわゆる一点接地(局所集中接地)。平滑回路のコールド側を渡りにするとノイズが高いものが出来上がる。電子が迷移動しないようにする。

低ノイズ化のために、「平滑回路基板RK-137」を興してある。

 残留ノイズ目標値: VRを絞ってのSP端をVTVM計測し1mV以下にする。できれば0.3mV程度にまとめる。

 

②「感度が取れるレイアウト」になるよう注意を払う。 

 

③アンテナコイルは可能ならバーアンテナを採用する。ソレノイドコイルよりは20dBほど感度良いことが実測されている。

 

「バリコン+バーアンテナ」の総合Qが効いてくるので、両者間はそれなりに近づける。    雑誌等には掛かる考察をまだ発見できないが、かなり重要。    バリコンは体積多が感度面で有利だがレイアウト制約も受けるし配線長は長いと不利になるので、バランスで考える。

 

バリコンからの配線はAWG28、30など細い線にする。表面積の小さい電線を使って、「シャーシと電線とで生じるC結合減衰」を減らす 。  貴重な誘起エネルギーをシャーシーに吸い取られないように 引き回す。シャーシと信号線との密着は駄目。それやると感度劣化が聴感でも判る。

 

⑥OSCコイルの製造元によっては、バンド下側で発振強度が至って弱いものがある。その結果として下側が感度不足に陥る。 OSC強度の分布具合を測ること。アナログテスターで測ればOK。測り方などはNHKの古本等の古書に載っている。デジタルテスターではOSC強度計測できないので、指針式で行う。 オシロでみるよりは指針式で測ると一目瞭然。

 
 
 指針式の30vレンジで計測

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NHKのラジオ教本に計測点が公開されている。     12Vほど確認できればOK. 18Vもあると過発振ぎみなのでOSC強度を下げる、あるいはIF段でのゲインを下げる。

 
 
 
 
chinaテスター (JIS認定されず)  。RF信号の波形が重畳して、それをサンプリング周波数で計測するので真実は闇のなか

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上のように 真値は12V超えているので、デジタルテスターはあてにならない。
 
 
 
 

⑦IFTの方向に注意。記事。 

 とりわけIFTは受動素子ゆえにロスの大小がある。けっこう、この差が効いてくる。ロスの少ないIFTを選ぶ。メーカーとしてはSTARをお薦めする。 TRIOは薦めない。

AVCラインからの455kHz電波放射(輻射?)にやや神経をつかうこと。検波効率は100%よりも10%~20%ほど低いことが先達から雑誌等で発表されている。検波できなかったRFのエネルギーの行く先を熟慮すること。検波段への10%くらいは下流に抜け 検波されなかった455kHz信号がSP端で放出される。これが悪さをする。  このノウハウが理解できない水準だと、まだビギナー領域です。

AVCラインの引き回しの良否で感度8dB程度は違うので、思慮深く検討すること。

もし製作なさるならばノウハウはここに公開済み。上記より詳細なことを記してある。

それにこれも参考になるだろう。

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5球スーパーの受信感度を上げる。メーカー製ラジオで感度上げる

1,局発強度を上げる

 まず、局発強度分布を確認する。中波下側で局発が劣るコイルが実装されている場合がそこそこあるので、必ず確認する。 

・不幸にして該当してしまった場合は、6WC5のSG端コンデンサーを増量し「104 +104」する。結果発振強度が多少上がる。

・不幸にして該当してしまった場合には、PIN6の20Kを 増やす(減らす?)。 ガツンと変わるので注意。

 計測時11Vより低いと感度はでない。

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Radio

真空管ラジオの局発強度を確認する。

 上をクリックすると実測例に飛ぶ 。アナログテスターで計測。(中華製デジタルテスターでは無理)
 
 

2,

6WC5を適正電圧で使う。高電圧だとノイズモード? になるので、180V~220Vで使う。240Vも掛かっているとSNが悪い状態。 ノイズをさげりゃ 弱い信号もしっかり聞こえてくる。 SG電圧は85V~95Vがノイズ少ないので100V超えは避ける。

 
 

3,

6Z-DH3A.

・ハム音が弱くなるように 1番ピンを接地し、6番ピンに6.3Vを掛ける。これによりノイズは2dbほど下がる。

・ゼロバイアス抵抗を新品にする。微小リークが減ってやや感度UPすることもある。6.8Mあるいは10Mに替えてもOK.

 
 4,
UZ-42.
 
SG電圧掛けすぎ例が多く発熱面で不利になっている。カソード抵抗1.5K前後。 SG抵抗33K前後が熱量面でほどよい。
 
 
 
 
 
 

2016年9月10日 (土)

G管6K7を使おう その4。真空管ラジオでデジタル表示。IFTの調整。

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続きです

①通電した。

second handのパワートランスに初通電時はいつもどきどきする。

パワートランスから煙も出ずに、セーフだった。

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IFTの455Khzあわせは、ssgなどの信号源を使う。必ず電波で飛ばしてあわせる。「電波で飛ばしてあわせたIFTコア角度」と「有線のC結合であわせたIFTコア角度」が同じになるかどうかは、経験者なら知っている。

写真のように、例えば612kHzの信号をテストループで飛ばして、IFTを合わせる。デジタル表示なのでIFTあわせは割合に簡単だが、時系列でIFTの同調点が揺らぐ。熱により真空管の内部Cが微妙に揺らぐようだ。その揺らぎ具合も加味して合わせるには4~5日間は5時間程度通電して傾向を看ることが基本になる。

バーアンテナのトラッキングは粗に留めて、明日は短波のOSCコイルを巻こう。

②VRを絞ってのSP端の残留ノイズを確認する。 いわゆる残留ノイズになる。

真空管ラジオ製作者で、この数値を測るのはオイラぐらいのようだ。「測定器を持っていても計測せずに終了」はまま見かける。

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上記のように0.7mVくらいだ。 IF2段でこの数値。IF1段の5球スーパーならば0.4mV程度にならないと下手の部類になってしまう。

前作のGT管レフレックスラジオは0.1mV以下でaudio並になった。メタル管だからね。

高周波部の増幅度が小さいと数値はいたって低い。

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①このデジタル表示器の情報は、ここ

②入手できるデジタル表示器 一覧。 計3種類

太陽光発電の日本における第一人者

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 太陽光発電はかなり普及したが、 先般その太陽光発電システムの日本における第一人者とお会いして多々なことを教えていただいた。

 もちろん、太陽光システムの販売業者が乱立する遥か以前から、国内法への働き掛けをしていたので、後発の太陽光システム販売業者が知りえない領域もご存知だ。法的整備は彼のお陰で前進したのは事実だ。政府機関へ強く働きかけてくださったのは彼一人だ。まさか、あの田舎にお住まいだとは想いも浮ばなんだ。

彼が築いた道をオイラ達は歩いているだけのこと。施行業者・販売業者では彼のことを知る術は無い。

 エンジニアなのでやはり観点が鋭い。

メガソーラーをみると太陽光パネルは揃ったように正しく南を向いている。これは、オイラも重ね重ね疑問におもっていたことだが、真南を向かせるのは論理的にはやはり正しくないことが判った。

太陽光パネル温度と変換効率からgoodな領域が出てくるので、そこまで加味して方向配置するのがプロの仕事。

小水力発電においても第一人者だ。設計もするしメンテも出来るレアな技術者だ。

良い縁に巡りあった。

オイラはfactory automationの分野で機構設計・機械設計してきたが、「日本で初めて」ってことは幾つか仕上げてきた。 還暦までもう少しある。

MYGの支柱

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先日、モノタローでM3支柱を買ってみた。 全然安くは無い。

その後、カタログが届いたが、価格は相場の3倍となかなかの商売だ。

そりゃ収益は良いな。

MYGの支柱を扱っている小売商社が少ないが、適正付加価値で販売してもらいたいものだ。

2016年9月 9日 (金)

G管 6K7を使おう その3。真空管ラジオでデジタル表示。

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さて6AQ7。

6SQ7より音が良い6AQ7。

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実際に6AQ7を載せた自作ラジオ製作記事は、オイラのsite以外にはどのsiteだろう。

6AQ7のラジオはこれで4台目だと想う。

6AQ7の隣の6SK7を載せてみよう。6AL7も載せてみよう。

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周波数カウンターはノイズ源にならない定番「JH4ABZ式表示器」

今春、中華製周波数カウンターはそのままでは強力なノイズ源になることを記した。

安価にデジタル表示させたければ、オイラのようにラジオ専用LCDを採用すればOK.

JH4ABZ式の凄い処は、並4などの再生式ラジオでも使えることだ。

ST管の再生式ラジオに載せてみたのを動画にした。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

並4に取り付けて見たい方は、購入後結線方法の情報問い合わせのこと。

情報だけタダで入手したい変人がすでに数人出没したとウワサになっている。中華製LEDモジュールではもともと無理なのでご自愛くださいませ。

今宵はこれで〆。

通電は明日。 SW帯は日曜日にでも局発コイルを巻いてみよう。

シャーシー加工からの真空管ラジオは本作で88作目になる。 まだまだビギナーや。

追記

 結線方法は過去写真に多数上げてあるが、読み取るチカラがないのかなあ???

 

2016年9月 7日 (水)

G管 6K7を使おう その2

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少し進んだ。

バンド切替SWは、先月に廃版になったアルプス製ロータリーSW。

3バンド化もできる接点数にはしてある。

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週末には通電できるだろう。

HEPTODE管の局部発振の強度具合は、アナログテスターで看るのが速い。

計測点については 60年前の本にも書かれてはいるが、近年の出版だと冊子にて販売されているのでそれを学習することをお薦めする。

AMAZONにはどうも在庫ないらしい。

2016年9月 4日 (日)

G管 6K7を使おう。

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G管の6K7が幾つか手元にあるので、この球を使おう。

以前に1度 6k7を載せたラジオは製作した

そのラジオは都内に嫁入りしたが、「2極+3極」の複合管に6AQ7を採用して音の評判が良かった。

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グリッドキャップは、無酸素銅あるいは燐青銅のシート材から切り出せば足りる。

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IFTはC同調。

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製作ノウハウは ここ

2016年9月 3日 (土)

太陽光発電所  ドル換算。

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先日、太陽光発電所の設置コストについて述べた。太陽光発電の事業者側からの視点で数字は上げた。設備を購入して発電する側にオイラは居る。

「太陽光発電モジュール + PVインバータ」のKW当りの単価指針を 過去の発電所設置コストをデータに基いてまとめたので、あげておく。 この数字を上げれるほど発電所事業を行なっているとだけ付け加えておく。

「太陽光発電モジュール + PVインバータ」は輸入品が90%程度を占有しているのでドル換算で、1100$ /KW~1000$が平均値。KWあたり1100$を超えるなら割高。1000$を切るなら適正付加価値で販売しているとみて支障ない。ドル立てで考えることをお薦めする。

「太陽光発電モジュール + PVインバータ」だけなので、今105円/1ドル前後ゆえに11万円/1KWを超えるようならその「太陽光発電モジュール + PVインバータ」は高い。

かりに50KWならば、「太陽光発電モジュール + PVインバータ」」は550~500万程度の商品代金にはなる。

その数字に附帯の機器費(架台、昇圧トランス、配線ケーブル等)と直接工賃(組立、結線工事等)が加味されて、 KW単価の数字がようやくまとまる。

PVインバーターは国内会社で3社はある。発電パネルの国産品はソーラーフロンティアだけだ。

設備を売る側ではなく、設備を買う側での質問があればご自由にどうぞ。

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