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2016年8月

2016年8月31日 (水)

避暑

安倍政権実績
安倍首相が自慢している雇用者が60万人も増えた、の内訳
アルバイト 100万人増加
契約社員  60万人増加
嘱託・他   20万人増加
正社員   120万人減少

賃金が低い層が60万人も増えた。 さすが安倍先生。

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欧州先進国は、消費税20%あるが、
低中所得者の社会保険負担が低く、子育てしてる低中所得にはかなりの支援がある
よって高額の消費税にもかかわらず景気が冷え込まない

日本の場合、低中所得者の社会保険負担が高額で、かつ低中所得者の児童手当は雀の涙程度しか無い。
よって、社会保険を拡充して消費税増税すればするほど低中所得者の負担が増えて景気が冷え込む。

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暑いので避暑に出かけた。

200

2016年8月30日 (火)

35L6。

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GT管のトランスレス球。

150

ぽつぽつと集結中。

2016年8月28日 (日)

真空管ラジオのパワートランス。  経年による絶縁度劣化考。

真空管ラジオに使われているカップリングコンデンサーの劣化具合を、「おんにょの真空管オーディオ」さんが実測されてweb上公開してくださった。 tnx to web master。

全数交換が正解だ。 「ケミカル品が50年も品質保持できるか?」と考えれば至極当然のこと。

車のエンジンオイルもケミカル品だが、「開封されたオイル缶で10年後も同じ品質か?」は多くの方が経験しているはず。ソリッドなコンデンサーは50年後も同じクオリティだろうが、ウェットなコンデンサーは現代品でも恐らく50年後は苦しいだろう。

オイラは「コンデンサーを製造する装置」を設計・製作する側だったので、経験上そこそこ知っている。いま業界では日本に5社もないと想う。

さて、トランスの絶縁度を加速劣化試験した情報は今のところ、web上で発見できない。そもそも加速劣化試験が唱えられてから20年程度なので中小のトランス屋さんでは無理かも知れない。

オイラが今手掛けているテーマ(Hi volt)では3σをどう捉えるかにもよるが、概ね25年~30年でコイルは巻きなおす必要があることが、富士電機のサイトから判った。

ラジオのように200~250v程度では50年経過したパワートランスが熱くもならず使えるので気にせずとも良いだろうが、その根拠となる情報を調査中である。往時のパワートランスの絶縁度評価は、「ラジオ修理します」をsiteに掲げる方々が先頭にたつべき項目ではある。

まあオイラはなるべく現行トランス(新品)でラジオを自作しましょうの立場ではある。

真空管ラジオのパワートランス。  IFT。

GPIFの1~3月が赤字です。 額は、4兆7990億円。

GPIFの4~6月が赤字です。 額は、5兆3098億円。

さて問題です。二つを合計すると10兆円を超えますか? 超えませんか?

YAHOOでも話題中

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間隔があいたが実行中。

IFTはこれを載せようとしたが取り付けの角穴が小さくて放電しそうなので止めた。

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ラジオは配置でほぼ優劣が決まることは先達が幾度も古書に記述してくれた。その古書のなかで記述がない項目が2つ。

①IFTの方向性。

 STARと松下では「真空管の負荷側」が違う。 そのことは過去記事にした

 要は発振しにくい向きに取り付けること。正しく出来ていたのは山中電機だけだ。あとのメーカーはペケ。

②「アンテナコイルとバリコン」相互位置による感度差。

 これは全く記述を発見できない。 ソレノイドコイルをアルミシャシに近づけるとQは下がると同時にインダクタンスが変化する。 ヘンリー値はだいたい大きくなる。

バリコンとソレノイドコイルが近いとインダクタンスが大きくなって巻き戻す必要があるが、実際は巻き戻しにくい。それゆえメーカーの推奨取付寸法がある。コイルのQは下がるし 感度良好点のFreqがずれるてトラッキングが???になるのを、避ける意味で推奨取付寸法がある。

バリコンとアンテナコイルは近い方が感度良い。バーアンテナで実験すれば安易にわかるがフェライトバー固定でコイル位置を右端VS左端で3dB程度は感度差がある。この情報も過去記事にある。

VRの配置は良く無い。キャビネットキット品だが下手なレイアウトだ。パネルがSWとBCの2バンドゆえに切替SWは必要。

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ヒーターラインの片側は接地すること。理由は先達が記事にしているので割愛する。

IF段のSG抵抗レイアウトでも感度差が発生する。ノウハウはここ

パワートランスはタンゴ製。

パワートランスの巻き線絶縁度は経年変化で劣化する。 その劣化具合を知りたくてトヨズミを見たがなかった。 but,富士電機のとあるpdfページにコイル線の絶縁度低下具合(時系列)が表になっていた。 tnx to 富士電機。

やはり基礎技術は富士電機だぜ。

で、絶縁度低下具合の興味を持たれた方は自分で調べてみてください。与えられた知識だと忘れさるのが速いので、こういうコア技術は己で調べることをお薦めする。

さてVRとトランスのレイアウトがあまりにもヘタなキット品なので、投げ出そうか思案中。

8月28日 夕方追記

トランスレスにすれば解決する。 一旦、部品を剥がす。

12SA7,12SK7,12SK7,12SQ7,50L6の構成かな。 トランスレスのGT管ラジオは、オイラよりWEB MASTERの世界だ。球は全く持っていないので調達開始。

それに、マジックアイ用のヒータートランスを調達してみよう。マジックアイ6E5を考えると、+Bは倍電圧がよいかな?

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2016年8月27日 (土)

今朝、自作したワイヤレスマイク。

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先回のgt管ワイヤレスマイク製作から1ケ月過ぎた。

GT管を載せたセミキットは 人気がないようだ。もうしばらくは出品してみよう。

今朝、ささっと半田付けしたのがこのラジオマイク。

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ノウハウは写真参照。

教えて君向けではないので悪しからず。、

先日HANDY 端末を会社から支給してもらったので、このRADIO KITSを最新版XperiaSO-04Hから見たが、PCより格段に視認性がおちる。瞬時に情報を得て脳裏に記憶させる道具ではないことを経験した。

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通算196作目。

出品中の商品はこちら

テスターだけで造れる真空管ラジオ。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

太陽光発電所での1kwあたりの単価。  △△万円/KW

既報のように「目指せ地域一番ブラック」のブラック会社と無事離縁できて助かった。つくづく良かった。

いまは日本の国内法を遵守するごく普通の職場だが、ブラック企業はほぼ間違いなく日本人オーナーだ。ブラック企業は社員を騙して働かせているだけのことだ。

PCデポは顧客を騙すことで業績をあげることに成功したようで、ここ数日はそれが露見して株価が右下がり状態。

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ブラック企業からのドロップアウトに成功したオイラは、ようやく普通の会社勤めになった。

さて、太陽光モジュール(パネル)の発電効率もわずかづつだがupしている。pvインバーターもここ4年ほどで2~3%は能率が向上している。

太陽光発電所での1kwあたりの単価は17,00万円/kwが 2016年夏(関東、信越)では底値だろう。もう少し絞っても16.6万円止まりだ。もちろん土地は自己物件で取得済みで、整地不要が前提条件。

kw単価についてはWEB上には様々な数字が上がっているが、あの高い数字では利益がでない。施行業者側からの情報ばかりが目立つので、眉唾状態だ。売電価格にあわせた高金額な見積もりを提出してくる企業もひとつふたつ三つある。

しっかり価格調査すると、価格差は工賃差に依存していることが判る。メーカーごとの購入調達品の金額差はほとんど無いほどすでに市場は熟している。平均賃金が高くないところでは上の数値はググっと下がる。

調達品(モジュール、モジュール架台、PVインバータ)だけだと14~15万/KWだろう。後はキュービック、電線材料、工数費、設計費、申請費用等。整地は自分でやるのがベスト。

ぼったくりの請負業者も日本には多数なので、要注意状態。

モジュールは日陰に成り易い環境なら、ソーラーフロンティアしか選択肢がない。多雪地域や山間地にはもっとも適している。発電素材がgood. 唯一の日本製モジュールなので、ソーラーフロンティアを応援したい。made in china或いは made in koreaでも良いが、。まあ モジュール仕様書をよく読めば、自分の環境にあった太陽光モジュールを選べるので、読む事をお薦めする。売上に影響するので仕様書を見る力は必須。

PVインバーターで最高能率のは、looopの新製品。 この製品のnewsリリースはそろそろある。PVインバータ(パワコン)も仕様書を理解できる力が購入側に必要。

土地を買って整地しモジュール配置し発電する時代はもう終った。50KW以下は小さくてよくわからん。

立場上これより詳細には記述できないが、発電事業者(調達側)からの視点で記述しておく。保安林を太陽光発電用に買ってくれと頼んでくる不動産屋もふたつみっつと遭遇した。

家庭用は手間賃の塊で割高。売電ブローカーって職種もある。(要注意)

2016年8月21日 (日)

双2極真空管6H6を使ったラジオをつくろう。マジックアイに6AL7

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さてOSCコイル(短波)を自作して通電した。

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マジックアイに6AL7を使ってみた。 ALL GT TUBE RADIOになった。合計7本載っている。

6AL7は6E5とは異なり+Bが6E5より70V近く高いことが判った。

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⊿F用のバリキャップに、AITENDO取り扱い100円/10個のバリキャップでTRYしたが最少容量が大きすぎて使えず捨てた。

短波はSHバンド対応。NPOラジオ少年(札幌)のバリコンだと具合良く3.5~7.5Mhzの範囲になる。GT管の2バンドラジオは通算で8台目。

ノイズ源にならないJH4ABZ式表示器採用。aitendoのLCD表示器もok.ノイズリポートはこれ。

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通算で195作目。

2016年8月19日 (金)

小川村にて 

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小川村に立ち寄った

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ハンドメイドの逸品。

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全長は100cmほど。

双2極真空管6H6を使ったラジオをつくろう。 その2

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間が空いたが、待っていたフロントパネルが届いた。

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アルプス電気のロータリーswは既報のように廃盤になった。マルツでも枯渇したが、長野ハムセンターに僅かだけあるらしい。

必要な御仁は、長野ハムセンターに問い合わせした方がよい。

2016年8月16日 (火)

アルプス電気のロータリーSW

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ST管で1回まとめたが、GT管に変更した。

もちろん部品を剥がして、アース母線の張りなおし。

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外部入力の切り替えSWは背面にした。

常用の「アルプス電気のロータリーSW」は製造終了した。流通在庫もごく僅かだ。後継モデルはローレットタイプだ。

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このパワートランスのヒーター容量が6.3v 1.2A、 5V 0.5Aと小さい。

ヒーター0.15Aの6SS7を2本使うと何とか成立するが、パワートランスを換装したい。鉄シャーシなので ヤスリ掛けに躊躇している。

2016年9月1日追記

マルツで再び販売が始まった。う~ん、アルプスのhpには掲載がない。

2016年8月15日 (月)

GT管でレフレックスラジオをつくろう その2。残留ノイズは0.1mVより小さい。

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さて通電した。

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①感度

このラジオ RF部1段増幅なので、パワートランス式メーカー製5球スーパーより落ちる。

NHKのTEXTにあるようにバンド内での感度勾配がある。538~1700までは受信範囲。

一応540のNHKが聴こえてくる。アンテナコイルがソレノイドなので中電界~強電界向けのラジオだ。外部アンテナはしっかりしたものが必須。

②残留ノイズは低い。 VRを絞ってのSP端でのVTVM値は0.1mVより低い。貴殿の真空管ラジオはここまで低い数字ですか?

audioなみの数字にはなった。

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RF(IF)段のゲインが少ないので、グランド廻りからのノイズも少ない。結果0.1mV以下と上々。

メタル管なのでノイズ値が低いことも事実。ブーン音対策を考慮した配線に充分成っている。(ラジオ工作基本通りにヒーターラインは片側接地)

ときおりガラスGT管を使ってノイズ値が下がらないと騒ぐaudio 工作者も居るが、対ノイズではメタル管しかない。

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第194作目

2016年8月14日 (日)

GT管でレフレックスラジオをつくろう その1。

日銀が企業株を買い支えた結果、実体は国家社会主義に突入した

さて見なし公務員が一気に増えてしまった。準国有化や。
社会主義や共産主義に似た経済形態で、国営企業が世界市場で活躍できるのか?

安倍先生は社会主義や共産主義の経済思想を取り入れたようだな。

あとは関連法規改正で社会主義になれるとこまで来た。

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途絶えていたGT管のレフレックスラジオを見直して4球構成にした。 手元にある部材でまとめてみた。

誠文堂新光社の雑誌に沿った構成に近い。雑誌では43頁からだ。

今回は、RF部は6AC7、検波は6H6, AF部は 6C5,6V6。と専用検波管でAM放送を検波する。オールメタルでもよいし、ガラス管との混合でもよい。

バリコンは 290PF+120PF410PF. 実測すると430PFバリコンと同じ数値になるから多分OKだろう。

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決定的に異なるのは 1:3段間トランスを載せたことだ。 抵抗負荷と違って30dBほどゲイン増が見込める。抵抗負荷のメリットは部品代が5円前後と安いことと音域特性がフラットにし易いことだ。

6AC7のゲインコントロールもつけた。6C5は至って軽い動作(10dB程度)。

通電は明日。

続く

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2016年8月13日 (土)

春日無線 メンテナンス TRIO AF-22  その1

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トライアンプはAF-10とAF-20は過去メンテナンスした。

これはAF-22.

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上の写真のようにすでに手が入っている。

しかし、元々の配線が局所集中接地になっていないところが2つほどある。残念だ。メーカーの水準はこの程度の時代だ。

2016年8月12日 (金)

6球スーパー真空管ラジオ完全キット

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 先日のサンバレー 6球スーパー真空管ラジオ完全キット SV-7 未組立品はそういう価格になった。

 オイラは製造原価(部品代+人件費等)は幾らか知る由もないが、こういう少数の量産キット物で経営を成り立たせるには原価率は高くても40%だろうと想う。100setとか200set程度しか売れないので販売価格は高くなるざるを得ない。仮に200setを4万円で販売しても800にしかならないので企業がビジネスとして手を出すには総金額が小さい。

 沢山売れていればフォアーランドさんや科研などがclosedしなくて済んだはずだ。ニーズが無いから供給元がclosedになるのは当たり前。

 audio shopはまだ元気があるが尻すぼみには為っていると想う。ラジオのキットメーカーが消滅した道をなぞるしかないのかも知れんな。

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自作の7球スーパー。マジックアイもGT管。

オールGT管のスーパーラジオ。短波と中波が聴こえる2バンドタイプ。

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オイラのハンドメイド品。 構想1分。 製作は丸ごと2日あれば足りる。

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オールST管の6球スーパー。もちろん2バンド。

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2016年8月11日 (木)

双2極真空管6H6を使ったラジオをつくろう。 その1

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過去記事で2極管の検波能率は専用検波管が 2極3極の複合管より能率が高いことは触れた。概ね1.5割ほど違う。

能率では、6H6>6SQ7

ミニチュア管ならば6AL5>6AV6

今 回は6H6なのでGT管を使ったラジオになる。ガラス管の6C5が数本入手できたのでそれを使う。音質を考えると「6H6+6C5」で鳴らしたかったが 6C5の入手難ゆえ、探していた。昨年の7月以来の6H6ラジオだ。検波能率が6SQ7より高いので、「検波しきれないIF成分」が起す悪さを対策しなく て良いのは助かる。

IFは2段の中距離用ラジオ(従来通り)。 5球スーパーはIFが1段ゆえに近距離用になる。

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検波通過後、AVCと信号ラインは別回路。別回路のほうが歪み面で優れていることは先達が幾度か記事にされているので、もうラジオ工作の常識だろう。

音では6C5>6SQ7なので大丈夫。audio shopに試聴に時折出かけるオイラの耳は酷くない。

パワートランスはBT-2V。180V 60mA.  ヒーター6.3Vは2A+1Aの2系統。

出力トランス1次側のCは特性補正。 このトランスをこの+Bで使う限り特性補正は必要になる。WEB上に見られる特性には為らない。(あれほどフラットではない).もっと+Bが高くて 300VならばCは不要かもしれんが、それは未体験領域。こういう特性は必ず自分で測ること。WEB上のデータはあまり参考にならぬ。

「ラジオ部6球+マジックアイ」の構成

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幾つかポイントをあげると、

①IFTはCOSMOS。IFTの配置には刻印とは異なるルールがある

②実装上のノウハウはここにまとめてある

③ブーン音対策を考慮した平滑回路実装は以前の記事にある。

④受信周波数をデジタルで表示させたい方は、これを参照

⑤真空管ラジオでのパワートランス温度(発熱・放熱)の記事

 

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スーパーラジオは測定器が少しばかり必要だが、 1-V-2はテスターだけで作れる

下のST管ラジオはテスターだけで作れる。製作記事

再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2  デジタル表示
YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

2016年8月 9日 (火)

上杉研究所のU-BROS-30 MKⅡ

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今日は上杉研究所のU-BROS-30 MKⅡの実物をみる機会があった。知人に連れられて訪れた。

メタルカバーの仕上がり具合と塗装方法をオイラなりに推測していた。他メーカーのampもみて、この仕上がりならオイラの知っている処でもokだろうななどと勝手に推測していた。どうしても造る側の視点で考えてしまう。

そんな中、U-BROS-120のペラ型録を店員さんが持ってこられた。オイラはラジオ工作派で造る側なのでアンプ購入にはさほど興味ないと申したら、怪訝な顔をされた。

歴史的には真空管ラジオ⇒hifi ampへ移行していくので、RF技術の必要なラジオ工作は重要だと捉えている。

さて、試聴室でLRのペアで120万円とかのスピーカーからサウンドが出ていたので少し聴いた。特異点でブービーな音になるのを気つくのだが、これは誰も聞き分けできないのかなあ?共鳴点があって幾つかの複音がのるとそれが判る。

ちょっとがっかりした。

2016年8月 8日 (月)

平滑回路のCOLD側とブーン音。いわゆるハム音。

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WEBを眺めていたが パワートランス(センターあり)と平滑用ブロックコンデンサーのCOLD側結線がまずい真空管ラジオが幾つか目についた。

①ブーン音が強くてもOKな方はそのままでも良い。

②ブーン音が聴こえないラジオを目指すなら手を加える必要がある。

上記の①或いは②を選ぶのは好みによる。何故ならそれを拘束する法規はないからだ。

オイラは②の「ブーン音が聴こえないラジオ派」なので、手に入れた真空管ラジオは極力ブーン音をへらしてきた。

003

COLD側の処理だけは注意すること。パワートランスの2次側+BのCOLD側は、近傍接地はせずに平滑回路の上流まで配線をつれていくこと。そして最下流で接地のこと。

パワートランスの2次側+BのCOLD側をトランス脇で接地してしまい「ブーン音が強いのは部品配置が悪い」などと、文句を垂れている御仁も世間には居る。

メーカー製ラジオの部品配置は上手くない。自作のお手本になるような配置はレアだ。IFTの向きも上手くない。+Bのリップルも高いのがメーカー製ラジオだ。

低抵抗多段式の平滑回路は、もう5年近くオイラが推奨しているだけのようで他サイトにはちょっと看ない。 RADIO KITS式平滑回路と呼んででもしまおうか?

004

discharge 用の高抵抗(1MΩ)は感電対策として必要。

RADIO KITS式平滑回路の特徴は、電源OFF後の放電が速いので5秒後くらいしたら手で触れる+Bになっていることだ。 加えて低抵抗値なので2W程度の抵抗でも発熱が判らないことだ。

+Bのリップルは段数に大きく依存しているので、パワートランス式でも3段はほしい。リップルは0.2V以下にしたい。 欲を望むなら5mV以下にしたいが、聴感では両差がわからない。

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上の写真のようにディスチャージ抵抗は、平滑回路の末端にいる。 平滑回路末端のCOLD側から黒線で接地。その接地点にはヒータライン(黄色)が接地されている。

これでSNは70dB近くとれる。

このような平滑回路実装だとIF2段ラジオで、VRを絞ってのSP端でVTVM値は0.5mV~1mVになる。入力をAUXにして測るとVTVM値は0.3mV程度になるので、平滑回路実装としては上出来だと想う。

平滑回路の引き回し写真は140回以上UPしているが、注意深くながめていたのかどうか?

この記事は、今宵から9日宵まではUPしておく。

2016年8月 7日 (日)

2極管の検波能率

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過去記事で2極管の検波能率は専用検波管が 2極3極の複合管より能率が高いことは触れた。

能率では、6H6>6SQ7

ミニチュア管ならば6AL5>6AV6

ということだ。 詳しい数字は古書にある。著作権があるのでWEB上には間違っても上げられない。極々1部分ならOKの場合もある。それゆえ古書を手に入れて読むようにとオイラは申している。

ゼンリンの地図を写真で取ることも著作権上抵触することは知っているだろう。(つい先日も、知人が公図をゼンリン地図で確認し、写真取ろうとしたら市役所所員に駄目だと言われた)

安易に書籍内容を丸ごとUPするのは著作権上アウトだろう。著作者の没後50年は経過していないだろう。 終戦時に50才でも没後50年はまだ経過してない だろう。ということでラジオ系の書籍の内容をUPしたものが検索エンジンで引っ掛かるが、日本の著作権をどうクリアして相互間の承諾文書を交わしたのかが気にな る。

著作権の期間

2016年8月 6日 (土)

真空管ラジオキットを考える。

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サンバレーの 6球スーパーラジオキット SV-7 未組立品が出ている

往時の定価が約4万円。

日本でこの手のキットの販売数が気になる。学研のは1万set製造で完売だ。販売ルートに本屋があったので大変に数が出た。

web上でしか販売ルートがないキットは100set~1000setの範囲になるだろうと推測している。

主たる手間は、

企画⇒デザイン設計⇒部品調達手配(電機部品、機械部品)

まあ1weekもあれば十二分に足りる。

市場ニーズが至って少ないので、調達品金額は売価の40~50%以下になるように「売価設定」する。1万個仕入れたら調達単価コストは下がるが、市場で売り切れない。

とにかくニーズが少なくてビジネスとしては1ロット生産して終了で、追加製造の予定は皆無。300setも仕込んだら佩けるのに10年近くかかるだろう。その間の倉庫代などはどうする?

ニーズが少なくて「メーカーとして腰が引ける」のが真空管ラジオキット。audio kitsのような価格帯で流通させるほどの魅力がないのも真空管ラジオキット。

yahoo オークッション で見かける 「真空管ラジオのレストア品、整備品」の謎

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yahoo オークッショを眺めていると「レストア品」、「整備品」「整備済み」の真空管ラジオに遭遇する。

まあ外観は時間と労力を掛ければ充分に美品に仕上がる。あえて歳月の重みを好むことも重要だがね。

さて謎を幾つか発見した。

★VRを上げて音量を大きくすると音が割れます。

 ⇒奇怪しいね。バイアスを見直してレベル配分見直しが普通の手順。

★重要なので調整は丁寧にやりました。 

 ⇒おいおい当たり前だぞ。当たり前のことを主張しなきゃならないなんてどういう水準かな?

★真空管ラジオ特有のハム音があります。

 ⇒ブーン音が聴こえてこない真空管ラジオも世間にはあるぞ。知らないのかな?

   VTVMが写真に映っているので数字で示せるはずだが、数値表記できないほど強いハム音かな?   測定器があるのにあえて測定しない意図は何かな?

 ⇒メーカー製ラジオでもハム音が強くなるようにヒーター配線されたものを時折見かけるので、必ず確認すること。 安易に信じては駄目。

 

★配線はやり直しました。

 ⇒ハム音が強くなるように配線改悪されているが、どうしてかな?

  ⇒局所集中アースにしないのは何故? もっとブーン音減るのにね

★長いアンテナ線にすると発振します。

 ⇒「検波できないRF成分の廻込み」を理解していない水準。もっと古書を読むように。

 ⇒相が廻りにくいようにIFTの向きを並び替えること。AVCラインからの輻射(電波放射?)を含めて対策すること。

★其々のヒーターピンの片側が単独接地されていない。(audioのようにツイスト線で引き回し)

 ⇒色々と不具合が発生するのだが、経験が乏しくて未体験かな?

  単独接地する理由が古書に記述あるよ。

★ヒーターラインを3端子レギュレータでDC化。

 ⇒6.3Vを5Vに落して働きを悪くしてどうしたいのだろう?

  3端子レギュレータは強力なノイズ源になり電波で撒き散らすのだが、SNを悪くしてどうしたいのだろう?

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もっと水準を上げないと多分恥ずかしいね。朽ちた部品を新品に換装することは中学生でもできる。

ST管ラジオ時代は電解コンデンサーが高価だったので、回路設計も電解コンデンサーの数量が少なくなるようにまとめられている。 +Bのリップル200mV以下になるような平滑回路に改良することをお薦めする。(ブーン音がするラジオで聴いても楽しくないと想う)

手に入れる側も「見る目」が求められる。真贋入り乱れる古美術品と同じや。

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