双2極真空管6H6を使ったラジオをつくろう。 その1
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過去記事で2極管の検波能率は専用検波管が 2極3極の複合管より能率が高いことは触れた。概ね1.5割ほど違う。
能率では、6H6>6SQ7
ミニチュア管ならば6AL5>6AV6
今 回は6H6なのでGT管を使ったラジオになる。ガラス管の6C5が数本入手できたのでそれを使う。音質を考えると「6H6+6C5」で鳴らしたかったが 6C5の入手難ゆえ、探していた。昨年の7月以来の6H6ラジオだ。検波能率が6SQ7より高いので、「検波しきれないIF成分」が起す悪さを対策しなく て良いのは助かる。
IFは2段の中距離用ラジオ(従来通り)。 5球スーパーはIFが1段ゆえに近距離用になる。
検波通過後、AVCと信号ラインは別回路。別回路のほうが歪み面で優れていることは先達が幾度か記事にされているので、もうラジオ工作の常識だろう。
音では6C5>6SQ7なので大丈夫。audio shopに試聴に時折出かけるオイラの耳は酷くない。
パワートランスはBT-2V。180V 60mA. ヒーター6.3Vは2A+1Aの2系統。
出力トランス1次側のCは特性補正。 このトランスをこの+Bで使う限り特性補正は必要になる。WEB上に見られる特性には為らない。(あれほどフラットではない).もっと+Bが高くて 300VならばCは不要かもしれんが、それは未体験領域。こういう特性は必ず自分で測ること。WEB上のデータはあまり参考にならぬ。
「ラジオ部6球+マジックアイ」の構成
幾つかポイントをあげると、
①IFTはCOSMOS。IFTの配置には刻印とは異なるルールがある。
②実装上のノウハウはここにまとめてある。
③ブーン音対策を考慮した平滑回路実装は以前の記事にある。
④受信周波数をデジタルで表示させたい方は、これを参照。
⑤真空管ラジオでのパワートランス温度(発熱・放熱)の記事。
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スーパーラジオは測定器が少しばかり必要だが、 1-V-2はテスターだけで作れる
下のST管ラジオはテスターだけで作れる。製作記事。
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