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録録 ★ Feed

2017年5月 7日 (日)

配線ルートでリップルが違う。その結果ブーン音(ハム音量)も違う。平滑回路の必要段数は?

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貴殿の参考になるかどうか、、。1:3段間トランス搭載ラジオである。ハム音が聴こえるとか聴こえないとか当人の主観を含めたものを排除して、数値確認して行くのがラジオ工作上でも科学的だろう、、。

①昔の自作ラジオ製作記で、1:3段間トランスがpower transと近かった写真。測定点は記事中にあり。チョークも使っている。

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色々と反省した作例だった。

②次は、反省にもとづいてつくってみた。低抵抗多段式平滑回路(6段)である。

平滑回路での出口波形。 この頃は抵抗値も配線ルートも試行錯誤のまっただなか。この波形でも6段平滑回路。 今の3段平滑より段数が多いがリップルがこのように大きい。シリコンブリッジ採用。200Ωの6段だったはず。200x6=1200Ω

今振り返ると ヘタレ状態だ。1:3段間トランス搭載。

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③つぎのこれが2016年6月製作。低抵抗多段式平滑回路(3段)。

330Ωの3段平滑回路での出口波形。330x3=990Ω。配線ルート(配線引回)が充分に確立されている。合計抵抗値は1kΩで十二分だとの証。紹介記事。1:3段間トランス搭載。

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上記写真のように 平滑回路の段数よりは配線ルートに結構依存する。ブーン音の大小は貴方の腕次第だ。

自作されないお方には全く無駄な情報でしたね。失礼いたしました。ヒータピンを逆接地して強いハム音でラジオを楽しんでください。

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yahooに出品中のロクタル管ラジオの音色を上げておく。

オイラの自作品はこの程度のハム音だ。


YouTube: ハム音の比較にどうぞ

2017年5月 5日 (金)

Sorry, we were unable to deliver your message to the following address

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Sorry, we were unable to deliver your message to the following address.

とhot mailへ送ったはずだが、プロバイダーサーバーから先方で撥ねた旨がいつもように届いた。いつものように受け付け拒否されたぜ。

MSNは ウイルスをTOPページで3日間撒き散らした実績がある。記憶では1998年のことだ。往時かなり話題になったので知らぬ奴はおらんだろう。

オイラのプロバイダーからhot mailへ送ると hot mail側で100%、上のように弾いてくれる。

もしhot mailで連絡をくれるならば hot mail側にこっちのアドレス認証を貰ってくれ。

以上。

yahoo BBが松本市に入ったのが2000年。秋頃だった記憶。

オイラの住所での1998年往時はNTTともう1つプロバイダーが来ていただけだ。OCNやニフティなんぞはもっと後だ。JANISなんぞは無かった時代だ。

JANISが無い時代だから農協有線は停止させた。

2017年5月 1日 (月)

450TH。焼き入れ用にどうぞ。For high frequency quenching

高周波焼入れ用としてポピュラーな真空管がyahooにある。

出品者は用途を知らぬようだが、、、、、

さてどうしてかな?、、、、、、オイラは450THをよく知っている。

high frequency quenching.金属加工屋ならば基本常識の範疇であるところの450TH。

オイラの本業は省力化機器の機械設計屋である。

自然界で散見する砂鉄。 in 信州。

この山々は砂鉄が取れることで知られている。

自然のままで砂鉄はこのように堆積する。

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磁石をもってくると結構遊べる。 おいらも遊んだ記憶がある。

下流に 古い古い鍛冶屋跡が出てきたが、まともに調べずに国営公園として整地された。ここらの歴史性は古く、対岸には「日本最古の神明造である仁科神明宮」がある。

この平ではこの河川にだけの砂鉄がとても多く産出される。他河川では鍛冶屋は無理だ。

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2017年4月28日 (金)

ST管のO-V-2。デジタルで受信周波数表示成功。

先日QSYしていったST管のO-V-2です。

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受信周波数をLED表示させて上手に作動しているようです。

web master殿お見事です。

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と デジタル表示させるのに技術上の困難は無い。

着手すれば皆できるだろう。このLED基板はここで領布中です。

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以下、ラジオを自作される方向けの情報です。部品レイアウトのノウハウを知らない、つまり修理経験しかないお方には理解しえないスキルの世界です。

web master殿は段間トランスで苦労しているようだが、さてどうしてだろう?。問題ではなく解決すべき課題だろうと、、。

オイラの1-V-2. 2016年6月に製作した

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同じ配置だが、普通に聴こえてくる。放送局から電波が弱いのでラジカセではまったくam放送が受信できないエリアにオイラは住んでいる。その環境でここまで聴こえればよいだろう。

web master殿との違いは「実装者が異なる」ことだろう。 

+Bのリップルがオイラのより大きいのはどうしてだろう?  SP端の値も大きいなあ、、、、。

オイラの1-v-2を実測してみた。平滑回路の出口でのオシロ波形をあげておく。

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◇シリコンブリッジ整流なので、1秒間に120回上下する波形が平滑回路出口でのリップルだ。120回見えますか?

バーとバー間で概ね1秒になる。

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1目盛2mVレンジで7回見えるのは7Hz?の波形。こんな低域はどこから来るのか? 120回の波形は細かいやつだ。まあ1mVもリップルしていない。あえて数字を読むなら0.5とか0.6mVになるだろう。

web masterのは 妙に大きいな。どうしてだろう?

オイラが「+Bは200mV以下ならなんとかなる」とはあえてハードルを下げて申しているだけで、オイラが実装すると3mVとか1mVとかにここ2年ほどはそう為る。上の写真のように120回見えるリップルは1mVあるかないかだ。


YouTube: ベストな再生点


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

再生式ラジオの受信周波数をデジタル表示させたものは、オイラはまだ3台製作しただけだ。


YouTube: RADIO COUNTER

2017年4月23日 (日)

既製作ラジオの乾電池レス化

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今春の2バンド ロクタル管ラジオ。通算93号機を乾電池レス化した。

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2017年4月17日 (月)

ワイヤレスマイクがプリント基板になりました。

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プロトのプリント基板が届いた。

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実績ある回路なので、間違いは少ないだろう。

10mm角コイルのeagle dataが奇怪しかった。 コイルはややきついが載る。データは直しておこう。

トランス変調ゆえに 音質はトランスに左右される。市販の「トランジスタ用小型トランス」は800Hzあたりから低域が全くでないので、 歪な音できこえる。

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 50Hz~6kHzあたりまでフラットな音を追及すると「変調トランスレス」になる。

変調トランスレスでのワイヤレスマイクでお薦めはこれ

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2017年4月16日 (日)

O-V-2。ST管で鳴らす。

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未実装のO-V-2はQSYしていった。

ポリバリコン、SG電圧用VRと載っているので微調整し易い。

direct drive speakers。林檎マークのA9

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direct drive speakers でこの映像を見つけた。

林檎マークのA9.

iphone6の内部写真だ。audio icは2つ搭載ってことで型式も判明している。

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toshibaの文字が見える。

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icの型式がわかっても専用icのようで情報が引っ掛からない。

2017年4月15日 (土)

ホモダイン検波は、「到達周波数と一致せしめて得られる」。とあるが、、、、。

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O-V-2.

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再生検波、ホモダイン検波、オートダイン検波と用語がある。 回路上どのように異なるのか? 基本に戻って確認してみよう。

◇◇波長の短い、例えば「光の世界」では、

「光搬送波の周波数と同じ周波数と非線形干渉させて
差周波数を得るのをホモダイン。」
「光搬送波の周波数と違う周波数と非線形干渉させて
差周波数を(信号成分とは異なる)中間周波数
として得るのをヘテロダインと呼びます。」と知恵袋にあった。

おおそうなのか!!???

分厚い本中には、ホモダイン検波では回路が同一でも「前記の再生検波と根本的に違う」とある。ホモダインは「再生検波回路を発振状態とし、その周波数を到達周波数と一致せしめて得られる」。と明記されている、     

そのように明確に文章・出版されていると、「再生検波回路を発振状態にし、到達周波数とはズレているとホモダイン検波ではない」になる。到達周波数と一致しているかどうかは、回路図での判定は無理だね。

差の信号成分を得るのがホモダインであるからして、目的周波数に一致しているかどうかは運用の範囲だと想うのだが、、。 オイラの頭脳ではわからんぞ。

ホモダイン検波は再生検波回路での運用で、ゼロインした運用状態だろうと。

オートダイン検波は目的周波数とやや離れた周波数で受信させると得られるもの(信号音?)なので此れも運用の範囲だろうと、、。回路(機構)としては再生検波回路の発振状態であるからして、これも回路図からの判定は無理。 オートダイン検波は再生検波回路での運用で、やや離調した運用状態だろうと。

と理解したところで、それらを「配線上 区別することは出来ない」と其の文中にあることを明記しておく。

036再生検波回路において、発振しない状態は通常のグリッド検波(プレート検波)になってしまう。上の表ではそこの線引きがどうもあいまいだ。あるいは間違っているだろうと、、。

基本点1.

到達周波数と同じ周波数(同波長)信号を注入して差分抽出(音声信号等)するのがホモダインだ。

基本点2

到達周波数と異なる周波数(同波長)信号を注入して差分抽出(中間周波数)を抽出するのがヘテロダインだ。 基本点1と違うのは「注入周波数が異なる点」。其れが重要だ。

基本点3

再生検波では、周波数カウンターで検出できる程度の軽微な発振状態になると受信が良好になるのでホモダイン状態だ。同じ周波数信号を注入して、差分検出できているからホモダインそのものだね。ただし元々はグリッド検波回路なので、純粋なホモダインとは違うだろうと。


YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

この動画のように再生検波時は周波数カウンターが作動する程度の発振状態ではある。

動画は発振状態で、「到達周波数と一致せしめて得られる音」も聴こえています。

基本点4

「グリッド検波(プレート検波)+ホモダイン検波」は何と呼称すれば良いのだろうか?

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もっとつきつめるならば、「ホモダイン状態ではグリッド検波は機能しているのか?いないのか?」。これは電機プロエンジアの回答範囲だろう。左様なテーマをトラ技(CQ誌)で扱ってもらいたいね。

え~と、オイラは田舎のFA業界の機械設計屋です。はい、お馬鹿です。

2017年4月14日 (金)

ラジオ用 周波数カウンタ(pic 16f88)が基板(pcb)になりました。 自作ラジオの周波数表示にどうぞ。

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かねてからご紹介してきた周波数カウンターが基板になりました。いままでプロト基板でしたが、修正版が届きましたのでupします。自作派のお手伝い用に基板(pcb)を興しました。

受信周波数直読式です

「中波、短波の自作ラジオ」 或はFMラジオのデジタル表示に使えます。

「ラジオ表示器の生基板」の配布を致します。

基板在庫は成り行きですのでいつもあるとは限りません。MY 基板・SHOPに在庫数がUPされていれば在ります

3端子レギュレータは電波ノイズ源に為る商品からノイズゼロ品まで他種ありますので、ノイズレベルを確認して用いてください。

 

②LEDダイナミック点灯式

★「マイナス455モード」で局発周波数から455引いた数字を表示します。スーパーラジオ向け。

★「マイナスゼロモード」で実発信周波数を表示します。再生式ラジオにgoodです。

BC帯⇔9.999MHzまでカバー.10.001MHz以上は下4桁表示。

JH4ABZ式表示器の販売終了(2016年11月)に伴い、JH4ABZ氏に承諾いただき興しました。多謝 JH4ABZ殿.

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再生式ラジオにはこれですね。

 回路は同一で、基板は少し小型にしました。

マイコン書き込みはJH4ABZ氏が500円/1個で行っておられます

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RF部のパターンがJH4ABZ氏領布品と異なります。結果、安定度と感度ともにupしました.


YouTube: RADIO COUNTER

printed circuit boardで取り扱い中。

◇picに拠るダイナミック点灯式ですので、周期ノイズが発生します。電波で飛ぶほどの強さはありませんが電源ラインへ漏れ出てます。その事に気ついて製作している方は至って少数です。 「単純に鳴れば良い・機器ノイズが高くても気にしない」のが時流のようです。

ここにあげたように3端子レギュレータの漏れ阻止能力はほぼゼロですので、電子工作市場には良い物はありません。

オイラは、ハンドメイドでtrap基板をつくって使用しています。これがノウハウのひとつです。

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外部入力にはローノイズ球ですね。

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UHF帯のGGアンプ球では

9002,6J4,6AB4,6AF4などがある。 

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・6J4はかなりaudio ampの初段として採用されている。0.4Aとややヒーター電流が必要。増幅度が至って大きい。オイラの経験でも6J4は良い音がした。audioで人気な理由も判る。

・6AB4は有名な球の1/2ユニットの球。

・9002は10本程度は持っていたような記憶だが探さないと不明だ。ヒーター0.15Aと小さくて助かる。

audioでは12AX7,12AY7などが人気ではある.6BQ7も良い球だが人気がない。

上記は昨日のST管スーパーへに反映させたい。

2バンドのST管スーパーはこの製作で4台目になる。

2017年4月13日 (木)

7seg LED.

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なんだかな、、ミラーするのを失念していたね。 

と再製作中です。

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ええ、オイラはお馬鹿です。

2017年4月12日 (水)

TA7069は1977年のハンドブックに記載あり。

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MIXERに使える IC.+Bは30VまでOK.

このICで信号とOSCをMIXしてやれば良い。

1977年に販売開始された集積回路品だ。WEB検索しても左記のことは載っていないね。やはりICハンドブックは手元に必要だ。

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適正入力としてはP-Pで0.2V. 「WEB上では過入力じゃないか?」の回路もあるが 実際通電してみるまで謎ではある。24V駆動で0.2V in. 駆動電圧が低きゃ inも減らすしかないだろう。

初段は低ノイズトランジスタで15dBほどゲインを稼いでこれに注入したほうがよいだろう。NFBを何dB掛けて初段にしようかと構想中。

Power gainは58MHzで23dBとあるので用途はかなりあるね。

データ取りは24Vで行なわれている。12Vや15Vでなく24Vである。 「このことは深い意味を持つ」ことは判るだろう。 


YouTube: ハム音の比較にどうぞ

2017年4月11日 (火)

51.455MHzー0.455=51.00MHz。 ラジオカウンターで50MHz帯周波数表示。

少し昔に、東芝姫路工場の食堂で食べたことがあるが、美味かったな。さすが日本を代表する会社だと感じたね。

グダグダになった東芝。正確に試されるのは東芝ではなく東証。
日本が資本主義国なのか社会主義国なのかが決まるよ。これで目出度く社会主義国家だと世界に向けて発信できます。

イデオロギーも北朝鮮並みにコントロールされていて、権力者に対しての意見等は上がらない報道機関。ここまで権力をサポートするのは北朝鮮と同じだろ。

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今春、プリント基板化したラジオカウンターの詳細情報をUPしておく。

ー455kHz モード と+10.7MHzモードの切替用ランドを持たせてあるので通常のシングルコンバータのラジオ(受信機)に使える。 上限はFM帯までだ。

費用はIC,LCD,CRで640円(通販価格)ほど。店頭価格なら500円に納まるギリギリだろう。

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2014年12月往時は下の写真のように既存基板に載せていた。

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①BC帯から確認を進めてみよう。

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10MHzを超えると下4ケタ表示に変る。

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この24.455Mhzも下4ケタ表示。 

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この29.455Mhzも下4ケタ表示。ここで初めて1kHzズレが判った。ラジオ用にして精度は物凄く良い。水晶が33kHz台にも関わらずほぼ30MHzで1kHzのズレだけだ。アマチュア用として十二分だ。

②50MHz帯ではどうだろう

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2kHzほどズレている。水晶用コンデンサーの容量を増やしてosc周波数をややさげてやればズレ量は減るだろうと推測。

③オフセットを+10.7MHzに切り替えてFM帯.(欧州向けicゆえに upper ヘテロダインのみ)

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まとめ

上のようにBCラジオ帯から連続してFMラジオ帯まで計測できる。

、△△.◇◇MHzの表示もできる。

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上のような表示で10.01~55.00MHz表示させたのち、切替スイッチにて少数点移動させて1kHz単位で表示せればよい。

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と廉価に50Mhz帯も使えるラジオカウンターだ。3端子レギュレタ不要ゆえにノイズ発生源にならずに済む。

このプリント基板の情報。

材料費が640円程度でその価格は魅力だ。この1000円以下でBC~FM帯まで連続して受信周波数表示するものは 他にはない。

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2018年4月4日追記 いまラジオ表示器で開発中の紹介。

5桁LEDタイプを実験中だ。

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 中波~57MHzまで表示するので9R59向けに良いように想う。自作ラジオ組み込み用として実験中。

入力は「JH4ABZ式表示器と同じ入力レベル」なことが実験で確認できている。半導体ラジオであればOSC強度は1V近くになる。必要入力レベルは0.2~0.4Vなので足りている。真空管ラジオだとFM帯でも0.3V程度のOSC強度なのでHFだと足りるように想う。 プリアンプをつけたとしても6dB(2倍)程度の増幅で充分だ。

amワイヤレスマイク基板

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elecrowからamワイヤレスマイク基板のshipping連絡が来た。あと10日後にはつくだろう。

◇次作ラジオはTONE コントロール回路も入れてみよう。回路を入れることによるAF部のゲインダウンは何か資料があった記憶なので、これから探してみる。

 追記、届いたよ

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プロト基板ゆえに、pic基板などプリント基板購入者のおまけとして配布しています。

2017年4月 6日 (木)

AMラジオ用集積回路でのチャンピオンデータ上のSN考

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 あきえ女史と私学審議会会長と映っているらしい。

大阪府私学審議会会長ってどのおっさんや?

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LABでの技術データ(SPEC)をチャンピンデータと呼ぶ。平均的エンジニアなら「チャンピオンデータ」と呼ばれることを知っていて当り前のことである。 不幸にして知らぬならばまだ「エンジニアとしては駆け出し」の範疇だ。

3端子レギュレーターにおいて、「SPEC表の数値」と実体が乖離していることはここにご紹介した。

「AMラジオで比較的にみなれたIC」のSNについて少し考えてみる。「SNとは?」は知っていないならばどこかで学んでくださいね。

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 取り急ぎ、よく知られたICを挙げてみた。

「記載なし」はメーカーの意図を汲み取って読んでほしいね。

先日のLA1600はSNでは平均或いはやや下回るってことのようだ。電気エンジニアならSPEC表は読めるね。

チャンピンデータゆえに実環境ではこれほどはSNが良くない。

短波ラジオの基板をICで興そうと想って比較してみた。 SNが劣るICを使っても仕方がないだろうと、、、。

余談だが、 オイラの真空管ワイヤレスマイクは、真空管ラジオ側でみてSN55dBは確保している。60dBに達することもある。ラジオICの能力を鑑みると「真空管ワイヤレスマイク」のSNはかなり良好のようだ。

さて検討に入ろう。SPEC表はメーカーによって色つけがちがうことは知っているだろう。現実に近い数値を出してくるメーカーが良いメーカーなのだがね。 色つけが大きいメーカーのものが売れることが多い。市場では良いモノが売れるわけでは無い、むしろ売れないね。なかなか皮肉な世界だ。

買う側(使う側)の水準が低ければ それに見合う簡便なものが売れる。日本のFA業界で素人受けするものが市場を席捲していることはその証左だ。

まず、「SNの良いもので短波ラジオ基板を興す」のが目的ゆえにSNが悪いものから抜いていく。LA1600は駄目。TA7792も駄目、、、

良さそうなのがLA1135だ。SPEC表が真実に近いと仮定したならばLA1135だ。

LA1600(SR-7)の名誉のために述べておくと外付け部品が少なく、量産のコストダウンにかなり貢献できるICである。 ICの開発目的はそれだったろうと。型式数字で開発の新旧順序がわかることが多い。

LA1135の社内ニュース?がWEB上にあるが、SNにはIC設計開発陣が自信を持っている文面だ。いわゆるハイエンド用だとオイラは捉えている。

WEB上ではすでにLA1135~1137を採用した先駆者も居られた。よく判っているとオイラは感服した。

繰り返すが、オイラは省力化機器の装置設計屋である。機構設計(機械設計)が本業である。いわゆるCADオペレータってのは設計能力が欠如していて、部品図に寸法線を入れる程度の技能者を差し示す用語だ。 CADオペレーターには装置製作の責任は載ってこない。その意味じゃ彼等は気楽ですむ。

機械設計屋はCADオペレーターより格上になる。責任の塊のような職種である。

2017年4月 5日 (水)

三洋のLA1600。モノシリック集積回路。 1バンドAMラジオ考。

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「加計学園のおっさんが一緒に映っている」と報道されちゃいるんだが、右から何番目のおっさんやら、、、。

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LA1600を採用したキット品としてSR-7は有名である。

逸れが理由なのか、LA1600で短波ラジオを造る製作記事がweb上でかなり見つかる。

其等全てはまだ見きれていないが、「LA1600のSN比が良くない事」に言及したものはまだ見当たらない。SNについては無頓着で進んでいることが判る。

SR-7を実機で聞くとノイズレベルの高いことが判る。トランジスタで構成してもここまでは高くない。SPEC表では80dBμ入れてSN53dBしか取れない。SNは平均より下じゃないかなあ?????。

上記表のように、SNは悪い。SANYOは概してノイジーだ。東芝の方がSN良いように思える。

真空管ラジオ(自作)でも80dBμ入れりゃSN60dBは取れた。真空管ラジオよりSNが劣る半導体ラジオ(LA1600)じゃまずいだろう。


同じ7MHzでcytecさんのダイレクトコンバージョンと比較すると、聴感だけでSR-7がノイジーなことが判る。CYTECさんのComet40は充分にSNまで考えられた回路だと想う。CYTECさんのキットをTEXT代わりに学習すると技術向上の近道になる。

SN良いKITをお探しならばCYTECさんのKITをお薦めする。

同調回路のバリアブルコンデンサーは、バリコンのQを鑑みるとエアバリコンになる。 ポリバリコンでも良いがQが劣るので感度と選択度はエアバリコンより悪いほうに傾く。

 バリキャップを採用する製作記事もあるがQが上記2つよりさらに劣るので、感度の悪いラジオを目指すには丁度良い。「同調回路にバリキャップを使用して感度不足、、、」と嘆く記事に遭遇するとそりゃ「当たり前だよ」となる。

③2バンド或いは3バンド化する折りにノウハウとして注意したいのは、「発振の切っ掛けをどうするか」。

幾度も記述しているが「発振回路は発振状態を維持する」ものだろうと。発振が起こる、始まるには電気的外力が必要になる。オイラがトランジスタ、真空管でOSC回路 例えばワイヤレスマイクを自分で書く折には「発振の切っ掛け」を必ず考慮している。

バンド切替て発振が止まるのは発振の切っ掛けが弱いからだろうと。

発振中⇒バンド切替の接点切替時の「数十ミリSEC間は発振していない状態」になる。その発振していない状態が継続されているだけだろうと、、。 切っ掛けになる電気的外力が瞬間加われば発振は起こる。

③音質の観点から真空管ラジオではAVCと信号ラインは別回路にすることが昭和20年半ばから提唱されてきた。 しかし松下、東芝などラジオメーカーは「音質を省みず鳴れば由」を生産してきている。その音質に慣らされてしまうのもヒトの特性でもある。


半導体ラジオにおいてもAVCラインと信号ラインは別回路が良いのだが、その工夫がなされた自作記事は薄い。皆無とは云わぬが少ない。

「歪みを気にするな」とは製作記事中にはその文面は無いが、回路からは「歪んだ音で聴いてね」との設計思想に為っているが判る。

④ 2極管検波の能率は100%ではない。実験から導き出された能率表は、この本のどこかには記載があったと想う。左様な技術情報は苦労して得ないと記憶から抜け出るのでご注意のこと。

 100%能率ではないので 455kc成分がそのまま後段に流れ込む。この流れ込みに対して真空管ラジオでは2段階の対策が施されている。 

では半導体ラジオではどうだろう???。トランジスタラジオキットではその対策がとられていることが多数ではある。しかしこのICには外部部品でその対策施行が必要らしい。正攻法で対策しないと455KCの帰還発振するのは自明だ。

◇部品数少なくラジオをまとめる近道ではある。上記因子を内包するゆえに過度の期待をせずSPEC表通りの回路で仕上げることを推奨する。 以上LA1600考。

◇真空管のレフレックスラジオに「再生機能」を加えたラジオ。


YouTube: 「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。

PICノイズのstopper 基板。

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周期ノイズ阻止基板。

ここでご紹介したように 「メーカー製3端子レギュレータIC」のstopper効果がないので、自前のstopper基板を製作した。ICがほぼ無能だと云うことはさほど知られていない。使う側の水準が低いことも要因かもしれん。

掲示版には挙げておいた

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目的の周波数になるようにCR定数を定めれば良い。高校生の算数範囲であるからして、至って簡単に求められる。 「えっ、どう計算するの?」と云うお方は恐らく居ないだろう。

オイラはここにも記述したるように2012年にはお馬鹿宣言済みである。オイラのようなお馬鹿には問わないように、、、。  

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PICからの漏れをstopできれば良いので、CRはその周波数に合うように算出されている。ダイナミック点灯式だと漏れでてくる周期ノイズ。リフレッシュレートノイズと呼んで良いのか? NGなのか? 「リフレッシュノイズ」と呼ぶのが正解のようだが 英文でhitしないぞ。

PICからの漏れノイズ対策まで行なうラジオ工作者は、オイラ以外に誰が居られるのか?

今週は ロクタル管ラジオを仕上げよう。

TONE コントロール付きのUZ-42ラジオは その後だな。

2017年4月 4日 (火)

100Kcマーカー基板。実装中。

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3端子レギュレーターの型式或いは製造メーカーによる電波ノイズと電源流出ノイズが物凄くちがうことは過去にご紹介してきた。

「何倍違うのか?」では、

計測不能なほど微弱(おそらくゼロ)から50dBほどノイズが増えるものまでバラエティに富むので、300倍くらいは違う。 ノイズが強いのを採用して使うのは個人の勝手である。オイラは逸れを止めやしない。ただ電波で撒き散らすのは辞めてほしい。

5Vタイプで恐らくノイズが無い。正確に記述するとノイズが観測できないのは今1種類だけ確認できている。 同じメーカーの9Vタイプを探したが日本市場にはど~もないようだ。もちろんRSには無い。この5V レギュレータICは日本国内で製造している。9VのTO92があるかと想ったがフラットパッケージだけだった。チップマウンター用ICでは少々困る。 

上記情報でメーカーが特定できると想う。情報は公開しているので、良い物を見つける努力は惜しまぬ方が良い

①試作基板をもう一度UPしておく。マーカー基板。

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②本基板。トランジスタが1個追加されて3石になった。

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抵抗を4本購入落ちしたので、これから手配。 完成は週末やね。

ノンノイズの3端子レギュレーター9V TO-92を探し中。

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