・外観で半導体性能を透視できる方であれば、この記事は役にたちません。お帰りください。
・スマホからのアクセスが主流ですが、pcを触れませんか? 。その知的水準(pcを使えない素養)では理解できない長文ですので、お帰りください。
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IC 1つを開発する際のイニシャルコストは1億円~30億円。 オイラが知っているのものはEPSONが受注した音声ICのイニシャルコストは1.4億円(1991年当時)。
オイラが使うラジオICの開発費は1億円以下だとは思うが、、、。
・露光装置の心臓とも言うべき重要な要素はレンズです。レンズの性能が露光装置の優劣を決定し、生産する半導体の性能が左右されます。30億円の露光装置であれば、そのうち10億円はレンズの価格だとも言われています。
キヤノンやニコンが露光装置を手掛けているのは、代表的なレンズメーカーであり、レンズを作る技術に長けているからです。
カメラやプリンターとは事業部が異なり直接関係ありませんし、キヤノンはそれら以外にもたくさんの事業を持っています。
・2000年までは露光装置のシェアの大部分はキヤノンとニコンで締めていましたが、ご質問の通り近年ASMLに押されています。ASMLの装置の光学系はカール・ツァイスが供給しています。カールツァイスはカメラ好きには良く知られたレンズメーカーで、世界トップの技術を持っています。ICの微細化が進むにつれ、キヤノンやニコンよりもカールツァイスのレンズが優位に立った結果と言えます。ArFエキシマレーザーが用いられる液浸露光技術でもASMLが一足早く開発を進めた経緯もあります。
・現在の最先端で売上1位は、ASMLです。ArF(レーザーの種類)+液浸(表面に水膜を作り水の屈折率を利用しレーザー単体で露光した場合より、細かい部分まで解像度を上げて露光できる技術)をいち早く製品化して独走しています。2位がニコンです。こちらも液浸を行なっていますが、本家よりも性能が劣ると言われています。3位がキヤノンです。キヤノンは液浸の問題点を解決した時には、日本の半導体がジリ貧な状態でタイミングを逸した感が否めません。出遅れました。
・CANONのは露光機器で 35億円前後。 CANONのレンズは made in nagano.オイラもその建物を知っている。
・カール・ツァイスはいいレンズだ。オイラも使うが、虫眼鏡もやや高いが収差がわからずによい製品。金型図面は長野県内で多数みたが、欧州標準の一角法で書いてある。
・おそらくICは「50万個~ 100万個製造で開発費回収」だと思う。3端子レギュレータは1960年代(後半)の開発品なので10個で0.1円~2円の工場出荷だと思う。 それが流通に載り10円くらいに化けてくる。オイラが世話になっていた小企業では、「ラジカセ製造ライン・10万個出荷で開発費を回収」していた。
・製造ラインでは安定した品質を狙って製造するが、ケミカル剤濃度の許容内バラツキにより電気性能が規格内で上下する。 所謂当たりのlotが存在する理由はそこになる。フッ酸濃度の自動一定化は2005年頃からの技術。1980年代では半田槽の液体粘性は手作業で合わせていた。
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「偽物 とは何を指すか?」についてまず検討したいが、製造側からの情報を少し公開。「メーカーの下請けで製造させてメーカー名で出荷」の業界でもあるので、100%メーカーが製造してはいない。 場合によってはメーカーが管理できていない。4インチウエハー時代からある8pin icやセンサーicは下請け製造が主流。だからタンポ印刷品(旧式)でもある。
ICの製造ライン。
例えば muses03と仮定した場合 一日86400秒でいくつ生産できるか?。3秒/1個として28800個/1日。30日稼働で86万個。
1、金型考
これ、リードフレームの金型メンテナンスが必要になるショット数になると思う。型寿命は製造品ごとに違うし、製造会社ごと管理回数が異なるが50万ショット前後でメンテナンスしていると思う。リードフレームの順送300RPMは出た記憶。
☆外装品だが、sonyのvaioでは あのケース金型は100万ショットで交換していた。パンチもダイもとある処理(日本、いや世界でその1社しかできない高度な処理)を施して100万ショットも打てるようにしていると聞かされた。通常はそこまでのライフは全く無理。でもsonyの外注では出来たんだね。
どうしてオイラが知っているのか?? vaioが初めて市場にでた時のケース金型も、それ以前の試作金型もチラっと見ているんですね。logo金型はまじかでみせてもらった。
ショット数がまだ少ない製造状態と概ねライフに達した時では、リードフレーム切断面の綺麗具合が違う。発注サイドでは、1号型と2号型を同じ金型屋に出すわけでなく入札(見積)で勝ったとこが製造するので、破断面形状、折り曲げ痕は型番号ごとに違う。型メンテしてダイ・パンチも補修すると折り曲げ痕のバリエーションはもっと増える。
・モールディング金型のイジェクターpinに情報を載せた製品もある。現地裁量で型をつくることもあるので、ピン位置が従来と同じにはならぬこともある。
・外観からは真偽の情報は取れない。 同一商品の外観写真が100枚ほどあれば真品の傾向がつかめるようには思う。N=100は必要だと思う。
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2、印刷文字考
・LOGOが入れられる表面積があればLOGOはある。製造工場(下請け)、製造ロットの情報は最低入れる。工場で同時に複数ラインで製造していたならばそのライン特定できる情報もいれる。
・セラミックフィルター分野では、村田純正品にはlogoがある。logoレス品は他社製。
・モールド材はケミカル剤と母剤から練ってつくるので、昨日の出来と今日の出来では実際に違う。うどん・蕎麦の練りが日々違うように微妙に違う。オイラの従弟んとこでも20PIN程度のIC製造していたので、あの匂いには覚えがある。 気ついたら、従弟は会社を閉めてこのSITEにも名前が10年ほど載る立場になっていた。オイラと机を並べてたエンジニアもいまじゃそのsiteに載っている。
・ウエハーの酸化を嫌うので、原則はモールド後に真空脱泡する。 真空脱泡しないものが主流??。
・タンポ印刷
・摩耗して文字が不鮮明になっていくので、版は都度新品になる。判は全く同じものは出来てこないので微妙に違ってくる。 ましてや下請け会社で製造したものであれば、版管理は日本人が思うほどはされていないに近い。
・印刷時にスキージーは使わないので、シルク印刷と呼ぶのは随分と検討違い。
・レーザーマーカー
・1995年ころからの技術になる。 マーキングされた文字をみるとレーザーメーカー名を云い当てられるので、結構メーカーごとの違いがある。
・logo入れ時のビーム方向は、ライン担当者ごとに違うこともあったので、「縦線での構成或いは横線での構成」では真偽は決定しない。
LOGOなしは基本妖しむこと。タンポ印刷時代のものは経年劣化により性能がおとる新古品(不良品??)が10%程度はあると思う。(経験上、47年経過品の良品率は40%だった N=46)
3、性能考
・洗浄に使う純水の純度によって製品劣化(寿命)が違う。世界初のトランジスタラジオ発売(1954年)には「寿命が有限である真空管とは異なり半永久に使える」と謳って登場したトランジスタは、製造後20年も経過すると寿命がきてしまう事態に至り、「半導体・トランジタは半永久的に使えます」なんて宣伝するところは今はない。
オイラの資料では1960年時点では半永久に使えるとの文句があった。当時は「劣化が緩慢」だと信じられたいた時代。 現実には突然に劣化(故障)する。デバイス評価の科学性が弱く経年劣化は予想でしかない時代。トランジスタアンプの試作品がようやく春日(TRIO)から発表された直後。トランジスタアンプはまだ生産数ゼロ台のタイミング。
1960年時点でOTL、SEPP回路は既に広く知られておりトランジスタアンプの登場を待っていた。
・沖??のICが純水純度が低くオムロンシーケンサーが丸ごと2LOT回収されたのが1995年だった記憶だ。(恐らくは4万個)
・ICの経年品(新古品) で100%動作するものがあれば幸運だ。 TDA1572は1973年頃の製造だが、46個引っ張ったら「局発だけ作動せず、検波だけ作動せず、全く動作せず」で 良品は18個。 47年経過したら大半は駄目になっている。
・コンプレッサーICの最上位品: SSM2166 は2000年頃の製造品だが、20年経過したこれも不良率が10%前後ある。
・未使用で経年変化せずに性能がでるのは、寧ろ真空管。
・オイラ的にはモールド材がケミカル分離してウエハー劣化が加速しているんじゃないのか? と思っている。あるいはモールド時の脱泡技術がまだまだ未熟なことに起因する。
・N2パージも甘いと思う。
4、つくり込み品質
・オイラ設計の製造ラインを2009年英国に持っていた。 その時に判ったのが、中間管理職でも「製品の質を向上させる意識はほぼ無い」「製造SPECを満足していればOK」
・彼ら基準では、文字、ラベルは読めれば合格品になる。 文字が斜めにまがっていても「読めるのに、どうして良品ではないのですか?。製品性能が劣るんですか?」との質問に遭遇した。
文字の整列具合には無頓着なのがアジア欧米で主流。文字整列に留意するのは、日本人くらいだよ。
5, 考察
・「偽物の規定がどうなっているのか?」は どのSITEにもない。
・「NE567を購入したら動作はLM3080だった」であれば、銘板と中身が整合しないので偽物である。
・ICの版下費用でそれなりにゼニが必要なので、性能を落としたコピー品ではコピー側の儲けは、まったくない。
・製造している下請けが横に流す場合もあるが、正規製造プロセスを経ておる。「正規流通品でない」商品と呼べるだろう。 下請けが正規製造品をバイヤーと結託して流す場合もある。 これは何と呼ぶかねえ??? 結構日本に上陸しているぽい。これ儲かる。
・他の方法で、偽物にて確実に儲けを出すならば、表面文字の入れ替えだ。低性能品を高性能品ネームに換えることを狙う。
・「2回路OP ICが他種の2回路OPにすり替わっていた」 との情報があるが、それであれば計測項の公開と計測比較を公開してもらわんと情報としては弱い。計測線の持つLCRをキャンセルする手法についての知見がそのsiteには見られない。 ICのデータはチャンピンデータなので「その通りの性能が出ている」と信じるのは宗教に通じるところがある。(オツムが弱い者ほど、曖昧なものに縋る傾向がある)
・20年超えて性能劣化した正規品との違いを見極めできる計測器群を、IC購入者側が所有しているかどうか? 「少なくとも製造ラインとおなじく計測線のLCRをキャンセルする手法」で計測してこそ比較データとして使えてくる。ラインと同じくケルビンコンタクトのアジレント計測する必要がある。
・「性能劣化した新古品を、性能が出ないから偽物と呼ぶ」のは、相当にオツムが弱い。半導体の性能劣化曲線は製造元の品管で持っていると思う。基本技術のそこに投資しない会社は淘汰される。 40年前の購入時と比較して性能が出ないのは、経年劣化の証。だらだらと性能が下がるのは通電ものの宿命。「劣化が緩慢」(現実には突然劣化もする)こそ半導体の長点である。 「全く動作しないのは性能劣化の最終到達点」だろう。
・市販計測器で測定できない項目は、ハンドラー屋が基板を興して計測する。久しぶりに伊那のテセックを視たらは商品ライナップが変わっていた。オイラが仕事で訪れた東芝四日市工場の某フロアには テセック製専用測定器がばんばんと並んでいた。ハンドラーメーカーではオリジナルの計測器を設計製作して業界平均値だ。
・「文字面を研磨して、新に文字入れした商品(power -tr)」が1度だけ届いたことがある。これは充分に妖しい。
・1950年代~1960年代と同様に「半導体の性能が1000年継続する」と信仰するのは自由である。オイラは信仰しないね。
・ 文系のオツムでも、半導体品の生存率を統計処理すりゃ寿命予測はできるね。
・経年劣化中の新古品の性能を計測するには100万円程度の投資では無理なので、オイラには偽物???と経年劣化中新古品の比較は無理。外来ノイズが存在する環境ではその計測は困難。
・正規製造品でも正規流通でないのもあるので、これ真偽どうしますか? 製造時におけるIC不良率は3/1000(日本の概念)とされているが、2021年時点では高度なICでの歩留まりは50%だ。
6, まとめ
・経年劣化中の新古品を偽物と信じる行為は、自由である。「偽物だ!!!」と公開するのであれば 計測結果等で比較できうる内容のデータを公開する必要が生じる。
・外観で判断するのであれば、統計学上では n=100のサンプルは必要。
・正常動作しない場合には 動作具合が詳細にわかる情報をもって公開。 客観的データレスで騒ぐのは 「店内でみんなに聞こえるような大声でクレーム言ってるのと変わりません」。
・証拠(性能 比較)もないまま騒ぐのは隣国人の十八番です。
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ベースになるシリコン。それにモールド材が枯渇して封止できないのでIC生産できないのが 2021年の実態。
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「インフルエンザワクチンは、効果がない」と東京大学から論文が2021年にでたので、その位は一読しても罰はあたらん。
ワクチンによる効果はない。製造元が公開してるデータでは接種後200日も経過すると 発症モードになる傾向がみられる。これは阪大の論文がそうなると示唆している。 「データをどうみるか?」はオツム具合に依存する。
日本人が公開した論文を信ずに、異国データを信じるのであれば日本国籍を捨てるべきだ。同胞を信ぜないのは、ヒトとしてどうだろうね。
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