真空管 2球式 レフレックスラジオ (6JC6+6EH7) その3
↑AVR撤去とあわせて、負荷トランスもTR用に換装してみました。
後付けですのが、偶然にも収納できました。
波形です。↑
ケースは、穴凹だらけになってしまいました。
真空管トランス⇒TRトランス負荷の結果列記。
1, 出力は減りました。マイナス10dbくらいです。
「昇圧比が小さい」のが要因だと想います。(ST-27がベストのようですね)
やや負荷が軽い感じもします。
2,周波数特性は、「1:3トランスに起因する低域ブースト」から解放されました。
f特性は未測定ですが、「SSG 1Khz変調>SSG 400Hz変調」の出力になりました。
差は7dbでした。 (音声高域が強調されて、聴きづらい方向??)
考察
1,「音量優先or音質優先」で,負荷トランスを選定すればよさそうです。
(フラットな特性の負荷トランスを探す必要が発生しています。)
ST-21,ST-28,ST-30も試しましたが、アカンでした。
TRトランス群では、サンスイのST-17がベターです。(高音・低音差が少なめ)
2,放送局にしっかり同調をとると、バイアスが深くなるので
「変??」と想って6JC6の規格をみたら、リモートカットオフでした。(選定ミスです)
ゼロインすると、波形が軽度な発振状態になりました。(理由は判りますね)
すこし離調して聴いてます。
「TRトランス」+「リモートカットオフ」の挙動を理解しました。(真空管って面白いです)
今日は、色々と勉強しました。
同調近傍↑
同調点だと想う周波数↑
同調点を通過した波形↑
6BX6も挿してみました。
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追加実験です。
6EJ7(東芝製 シャープカット??)に球変えしてみましたが、
同調時の軽い発振はやはりあります。(バイアスが振られる球ですので、確実に発振します)
6EJ7+6BX6のアイドル状態。(無信号状態)↓
初段(6EJ7)のバイアスは、1.3V↑
信号をいれると初段(6EJ7)のバイアスは、1.76Vまで変化↑
変化量は0.45Vくらい。
OUT波形は写真のようになります。波形は軽度の発振状態ですね。
(「入力の増減でバイアスが振られる」ことは、軽度の発振状態なので、波形が示す通りです)
6EJ7は、AF段では、使えないですね。
「バイアスは変化しない」と想って設計していませんか??
これが「シャープカット球」とは思えないので、マツダの規格をみました
「sharp cut off」の文字はないですね。
RCAの6EJ7には、sharp cut offの表記ありますね。
6EH7や6JC6に比べると「バイアスの変化勾配がゆるい」ので、
東芝の6EJ7は「シャープカット寄り」との表現が良いと想います。(SEMI)
☆真空管用1:3トランス負荷では、ここまでは発振しなかったですね。
(聴感上は感じとれませんが、波形上は微妙な気配でした)
TR用トランスは、要実験です。
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比較のため 6EW6+6EW6も同様に測定。
アイドル状態(無信号状態)↑
同調時。↑0.05Vくらいの変化。
シャープカット球って、こういう挙動の球だと想っています。
☆「TRトランス+リモートカットオフ」は、
同調させ方に「再生ラジオぽい味」があるので、
このままでも面白いと想うば、 面白いか、、、、。
6EW6並のシャープカット球(MT9)の探索を始めますね。
(6BX6は1本しか所有していません)
RCAの6EJ7も 挿してみたいですね。
「AF段にはsharp cut offを使え」と当たり前のことを学習しました。
(腰を据えて、真空管を触りだしたのは、2011年6月からです)
リモートカット球は、「入力VS出力の直線性が無い」のでオーディオに不向きなのは
ご存知ですよね
★トランジシタだと、AFでもRFでも発振させるには、動作点(バイアス)を振るのが簡単ですね。
追記2012/Mar/3
TRトランスを使うのは、ハイブースト傾向になってやはり聴きづらいです。
高音がしゃりしゃり言います。もう少し巻き数の多いトランスを探してみます。
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