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2012年2月 5日 (日)

フォアーランド FR-7100 FM/AM 2バンド ラジオキット

本稿は、FM/AM ラジオキットの製作記事です。

真空管 FM チューナーは、ここです。⇒FM-30

 

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FMのトラッキングをしたくなり、フォアーランドFR-7100を購入しました。
電子教材の会社ですが、個人向けに1個からでも販売してくれます。

今回も、メールで注文しました。⇒昨年9月にFR-7300を組んでます。

SPのネットも己で取り付ける「フルキット」です。
FM帯のフルキットは、この会社だけが販売してます

(4モデルほどあります)

追記 2012/DEC/1

「キットの残りは少ない」とのことです。

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2012,5月にラジオ少年からkit-600が販売されました。

本稿時点では、フォアーランドさんが唯一の会社です。

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RF基板とAF基板の2ユニット構成。 
「RF基板の完成済みキット」も、あります。⇒価格は同じです。

ICは静電気に弱いので、ICを未実装でリリースするのは、蛮勇心が必要です。
このキットは、RFのICだけは実装済みなので、良心的に造られてますね。

科学教材社CK-606が ゲイン過多で発振しまくる。⇒3500円
KM-88では 動作点が変しくて、音が歪んでる。⇒3780円
ですので、 このFR-7100 の3800円は、かなりお得感があります。

ラジオはRF部を造るのが楽しみですね。

025

部品一覧↑ (もう1つスピーカーが入ってましたけど、、。)

026

RF部の基板↑   FM/AMの2バンド

027

RF部を実装してみました。↑
FM/AM バンド切り替えSW

028

このICが基板に実装されてキット販売です。↑

「LED高さは6mm」と 指示あります。

030

実装したAF基板。TRの3個 構成です。

FR-7300は、松下ICが歪みを発生させているので、このTR構成は安心できます。

小型のスピーカーはどうもオマケ??のようです。↑

念のために、SPはボンドで固定中。

基板とSPのフレームとのクリアランスが1.5mmなので、

安全のためテープを貼るように指示あります。

031

電池用接点を半田上げ。↑。

キット付属の半田の質が良いのです。私は40年近く「千住」を使ってきましたが、

このキットで同梱包されてくる半田のメーカーがとても気になります。

可能なら、同じ半田を購入したいですね。

(今後私は、千住を使わない可能性もあります。鉛レスになってから、半田性が下がりましたね)

037

「同調ツマミ」と「インジケータ用ミニシャフト」↑

033

すべて実装↑

一番苦労した個所は、ストラップの取り付けです。

035

BC帯のトラッキング中↑。

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波形は綺麗です。

FR-7300の 「AFに松下製IC」の波形とは異なります。(松下ICは、どうも???が多いです)

FM帯のトラッキング中↓

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FM帯の波形も綺麗です。↑

039

左から FR-7300, FR-7100,CK-606↑

040

FMの耳が良いですね。

「市販のCDラジカセではFMが聞えない処」に居るのですが、

このFR-7100はチューニングLEDも点灯します。耳が良くてちょっとビックリです。

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FMラジオの聞え方のよい順に

FR-7100 ,FR-7300, HR-200BX 。

(回路構成が似ているので、大きな差はありませんが、順序をつけるとこの順かな、、、。)

FM用ラジオキットとして、このFR-7100はかなりお薦めです。

(おじさんが指導者なら薦めますね)

日本国内の現行モデルとしては、FMの出来は一番でしょうか、、。。。

(HR-200BXは木製ケースの板厚がネックで、やや耳が劣ります)

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イスペットのCR-P461Aに設計思想が近いと想うのは、私だけでしょうか、、、、。

FR-7100もFR-7300も、RF部の回路は同じですが、部品配置がやや異なります。

AF段が歪んでいないFR-7100の方が聴き易いからでしょうか、、。

AMは、「6R-STD(ノーマル)で聞えるものは、同様に聞えます」。

追記

ホームページは、工事中のようで、

今回メールでフォアーランド電子さんに注文しました。

追記 2012/Mar/4

ホームページが新しくなってました。

追記 2012/DEC/1

「キットの残り数は、少ない」とのことです。

はじめて、トランジスタキットを造るなら チェリーのCK-411

或はラジオ少年のKIT-12薦めます。

 出品中の商品はこちら

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2016/Feb/14追記  最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)

KIT-006D  ⇒製作記

044

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フォアーランド FR-7100 FM/AM 2バンド ラジオキットを参照しているブログ:

コメント

はじめまして、
ラジオキットに興味がありまして記事を読ませて頂きました。
私もFR-7100を早速メールで購入して組み立ててみました。
購入したのは高周波回路が組立て調整済みの標準キットです。
組立て終わってスイッチを入れてみると、
FMバンドにした時に放送を受信していない時にもチューニングLEDが
点灯したままになります。(放送は受信出来ます。)
AMバンドは放送を受信した時にチューニングLEDが点灯します。
このような状態でも正常な動作なのでしょうか。

こんばんは。

困っておいでですね。
私のFR-7100で確認しましたが、FM帯の無信号時はLEDが点きませんでした。


このラジオICのデータシートは↓です。
http://doc.chipfind.ru/etc/yd1191.htm


AMもFMも19ピンが内部でACTIVEになると、LEDが点く仕組みになっています。
ACTIVE時はLOWに釣り下がる(電圧が下がる)ので、電位差が発生して通電し
LEDが点灯します。
放送局の搬送波が入れば、信号無しの無変調でもLEDは点きます。
綺麗な無変調は、音がしないので困り者です。(搬送波は復調されませんので
まったくの無音です)

①まず、「19ピン内部のFM系統だけ壊れた」可能性があります。
ただICの不良率は3/100000程度なので、そうそう不良には当たりませんね。

②家の中でFM帯まで上がる電波(無変調も含む)を受信すると、FM時にLEDは点きます。


FMバンド全部でLEDが点きぱなしであれば、①の可能性が大ですし、
FMバンドのスポットスポットで点くようであれば、②の可能性が大きいと想います。


 

こんばんは、
FMバンド全部でLEDが点いたままなので、①みたいですね。
フォアーランド電子さんに修理を依頼すれば、
修理をして頂けるのでしょうか。

まず、私はフォアーランドさんの社員ではありませんので、「そうする」とか「そうしない」とかは答えられませんので、明言できないことをご理解ください。


経緯を説明すれば、おそらく引き受けてくれると想います。

メーカーさんも通電検査した完成基板を出荷していますので、
費用は有料になると想います。
一度、相談してみてください。

繰り返しますが、IC不良は宝くじ並の確率でしか発生しないので、
なかなか難しいですね。

原因が分からないので、フォアーランドさんに
修理又は調整して頂けるかメールで問合せをして
返事を待っています。
今は正常なAMバントの放送を聴いています。

こんばんは。
フォアーランドさんから以下の返事がありました。

「たぶんFMの感度が高すぎる為と思われます。
高周波基板を送るので付け替えてみて試してください。」

高周波基板が届いたら、付け替えて様子をみてみます。

メーカーさんが、親切な対応をしてくださるようで、よかったですね。

学校教材会社ですので、対応はよいと想われます。

高周波基板を送ってもらって付替えてみても
状況に変化がありませんでした。
結局、フォアーランド電子さんにラジオを送って
原因を調査して貰う事になりました。

こんばんは。

そうですか、、、。
答えが出るまでの期間が待ちどおしいですね。

FMラジオは、テクノキットさんからも出ているので、
落ちついたら、チャレンジしてみてください。


ラジオ造りには、測定器は必要ですよ。
キットと言えども、測定器なしですと、製作が難しい場合がほとんどです。

フォアーランド電子さんからラジオが帰ってきました。
ラジオ自体に問題は無く、FMの感度を少し落としたとの事です。
FMバンドのLED表示の点きっぱなし現象は無くなりました。
半田付けが丁寧にしていて申し分がないとのコメントを頂きました。
今回でフォアーランド電子さんのキットは4台目になります。
他社では、イスペット、科学教材社、トップマンなどのキットも
組立てた経験があります。
組立てたラジオの調整は、放送を受信しながらの方法でしか
した事がありません。
ラジオの調整に最低限必要な測定器はどのような物でしょうか。
テクノキットさんのキットはまだ組立てた経験がありません。
機会があればチャレンジしてみようと思います。

良好になったようでよかったですね。
また、お褒めの言葉をいただいたとのことで、今後の電子工作に力が入ると想います。


測定機は、
①電波を出す測定機⇒ラジオ部の調整に必要です。
  
   シグナルジュネレータ(信号発生器)と呼ばれてます。
AMラジオやSWラジオだけなら、500Khz~30Mhzまで
FM帯も手掛けるならば   ~110Mhzまで。
  yahooで中古品が1.2万~2万円程度してます。

②低周波発信器⇒afアンプ部の調整に必要です。
  これは中古で1万円前後。

③波形を見る測定機
  オシロスコープ或はストレージスコープになります。
  50Mhzで5000円くらいかな?   
  100Mhzで1.2~2万円?

  FM帯ワイヤレスマイクを造るならば、100Mhzがほしいところです。
  Fが高いほど高価です。400Mhz~ はプロの領域だと想います
  30Ghzで2000万円、  60Ghzで6000万円です。

④波形の電圧値をみる道具(電子電圧計)
  VTVMとかバルボルって呼ばれてます。
中古で1万円前後ですね。

yahooで集めると 安価に揃えられます。
KENWOODCS-8010も
KIKUSUI 7101も オークッションで揃えました。

カテゴリの「録録 ★」に、私が使っている測定機がupされているので
参考にしてください。

 

私も学校でこれと全く同じものを作っていて今日完成しましたw結構時間かかっちゃいましたwwでも出来たときはとても嬉しかったですし、ちゃんと音もなります!!いままで授業で作った安物のラジオとは違います!w

鳴ったようでなによりです。
学校教育販社でのラジオ・電子工作は外部委託しているようです。販社が異なっても使っているICが同じだったりして興味深いところがあります。

フォーアランドさんは2012年3月に清算されましたので、この製作記事をUP直後にはclosedされています。

基板は長野県で作っておりましたので私も多少知っております。

これを期にラジオ工作の道に進んでくださいませ。
多謝

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