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メンテナンス TRIO AF-10 Feed

2015年6月21日 (日)

TRIOのトライアンプ  AF-10 通電した。FM受信中

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AF-10の続きです。

幾つか部品を換えた。

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ラジオ部からの信号が妙に弱かったのは、この灰色コンデンサーが原因。

BASS VRで VR8分でボボボと来たのは、この黒色コンデンサーが原因。

部品が駄目ってことのようだ。

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AMはラジオノイズが聴こえるようにはなったが感度がまだ足らない。

6BE6,6BA6は交換したが改善しない。 2nd IFTそのものは感度peakからかなり外してあった。 メーカー側で離調してあった理由がまだ不明。

実放送がまだ聴こえない。 初期状態を知らないので、「もっと感度が良かったのか?」が判らない。オイラの環境だと5球スーパーでは NHKがかつかつにしか聴こえないので、本機の判断に困る。

SGからAM信号を入れた感じではIFのゲインはまあまあだが、アンテナコイルでの感度が足らない。とりわけ下側がすかすか。

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★回路図にはない部品が3点。 MAIN VR(1MΩ)に吊り下がっている。

回り込み発振の防止対策のようだ。チタコン+セラミックコン+抵抗。

このSITEを見にくる人ならば、CとRによる共振回路の計算はできるはず。

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FMは良好に聴こえた。



YouTube: 春日無線 AF-10  修理調整中

AFCの効き具合がもうひとつだが、こんなものか?

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TRIOのトライアンプ  AF-10 通電した。 ボボボと発振中せず。

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続きです

細工をした。前回記事でヒントを上げておいたように電解コンを足した。

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6GK5など高増幅の3極管では、電源のCは多めにするのがポイント。これ豆知識。

この回路図上の数値では足らないはず。

上の写真のように、AUXからいれた波形が出てきた。

AUXの読みを知らない方は、きちんと学習した方が良い。エーユーエックスとは読まないことは知っているはず。TONEをティーオーエヌイーと読みますか?

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TONEも生きている。

BASS VRの8分目からボボボと成るが、己の100Vハムを吸い込んで発振している気配。

MAIN VRも8分目でボボボとなるが、VRを絞り気味でAUXから強く入れると4W以上OUTしてもボボボとはならない。 VR周辺で余計なものの影響を受けているんだろうな。

★奇怪しいマイラーコンデンサーを交換した。

SGからAMの455Kz信号を入れてみた。

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100Vハムで波形が揺れている。一応生きているが40dB以上ゲインが足らないので

球がお疲れなのか?

FMの10.7Mhzも波形でたが、AM同様に弱い。

波形が出たので、ほっとした。

MAIN VRを回すとバリッバリッと来る。 トランジスタラジオでVR後の結合コンデンサー極性を間違えた感じによく似ている。

続く

2015年6月 1日 (月)

TRIOのトライアンプ  AF-10 通電した。 ボボボと発振中。

随分昔に手に入れたTRIO AF-10。

2013年の冬の記事だったな。

あの頃の水準では無理だったと想う。

奇怪しさ満点のリペア状態で入手したので、ブロックコンの配線は回路図通りにした。

12AX7周辺がメーカー製にしては拙いのだが、こんなものなのか?

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ヒーター電流をシャーシに流さない配線で仕上げられている。

通電準備で保護メガネを着用。飛ぶと厄介だからね。大きいので机に載らない。

電源ON。

破裂もせず、煙もせず。ラジオモードでも何も聴こえず。

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6BM8の3極部にAUDIO信号をいれた。 一応出てくる。

SP端でのゲイン計測は10dB。 もう5~6dBは取れてもよいと想うが、やや少ない気配。

入力を上げて、SP端で100mVを超えたあたりからボボボと発振。写真のように波形が揺れている。  電源トランス搭載にしては60Hzのノイズが 上の写真のように垣間みれる

とりあえず、整流後の+Bをオシロで見た。

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トランスレスラジオのリップル波形は200mVくらいなので、数値面ではあまりよくない。

整流管を使った経験が浅いが、マツダラジオの5M-K9でもこの位のリップルだった。

背面のAUX端子にケーブルを挿して、AUXモードにするとボボボと発振した。

「相が回っての帰還発振」とは違う音だ。

AMとFMもラジオノイズすら上がってこない。

前所有者が、何かしくじっているようだ。ひとつひとつ診ることにする。

大きいので机に載らない故に 作業が進まない面もある。

★モーターボーデイングは、現象面からの呼称。

乾電池式トランジスタラジオでもIFやAFを高ゲイン化させて、SPをガンガン鳴らして乾電池の供給能力を超えるとボボボとなる。

乾電池の代わりに、安定化電源で供給してやると見事に止まる。

真空管ラジオでも6HM5など高μの球を使うとボボボと来る。使えば判る。

平滑回路の段数を増やして回避する。Cを増やすよりも段を増やした方が効果的。経験上、6HM5は5段平滑だと想う。

以上、豆知識

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続きます。

2014年3月19日 (水)

春日無線 メンテナンス TRIO AF-10  その2

雪も消えたのでメンテナンスをそろそろ。

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切断された青線が1本。

継ぎ足された配線が2本。

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ブロックコンに煤がついている、 シャーシには煤がついていない。

この理由をどう見るか?

結合コンデンサーは交換してあった。電解コンは そのままだった。

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6AL5のチタコン250PFが黒い。 電圧が掛かるところでもないのに、何故?

回路図を見ると9WはOUTするらしい。

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ブロックコンは使わずに、平滑回路する予定。

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2013年12月16日 (月)

春日無線 TRIOのトライアンプ AF-10

信州伊那谷が発祥のTRIO(春日無線)のトライアンプです。

「TRIO 発祥地の工場の閉鎖が決定」がこの秋に新聞記事になっていたので、

かなり淋しいものがあります。信州大学の農学部の近くに、TRIOの工場があります。

この工場は、道に看板があるので、判り易いです。

コイルで名を馳せた春日無線ゆえに、いまでもIFTは人気がありますね。(人気はありますが性能は他社ですね)

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★yahooでは、こういう動作品のトライアンプを安価に落札して、

動作品をわざわざ分解して、

電源トランス単体、出力トランス単体、6BM8真空管単体で 再販し儲けているプロ業者もいますので、 彼等をじっくりと観察すると面白いですよ。

「トランス抜き外装ケース」の置き場にも困ってケースも出品されてますからね。

YAHOOで仕入れて、バラバラにしてYAHOOで売る良い商売ですね。

概ね7000~8000円を上限として彼等は入札してますので、それを超える金額で落とせば手に入りますネ。

(日本人の道徳から見て、どうでしょうかね?)

まあ、戦後の動乱時に国立大学の蔵書を持ち出してリヤカーで売りさばき、それを原資として、財を成した有名なお方も輩出する日本ですので、彼等には道徳性は無いかもしれんですナ。

★プロ業者とは、正反対に、

ジャンク品を綺麗に直して、ラジオ調整もしっかり行なって 出品されている方々も

多々居られます。こういう方々の技術とその想いには、感動しております。

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「1958年の製造」だとWEB上に情報がありますが、どうでしょう???

左のツマミが割れています。

 コレクターアイテムのように綺麗なものだと2万円以上してますが、

外観がよくないので、それなりの価格で手に入りました。

AF-22は時折見かけますが、これはAF-10です。

FM専用化してしまうつもりで、手に入れました。

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表面処理にホールが空いて、錆が出てきてます。

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う~ん、信号系オイルコンは換えてある。

出力トランスの1次側の配線が中途でつないである。

(本来なら、ソケットまで線材がきていると想うのだが、、)

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ブロックコンのアース側の結線が外されている。(半田痕あり)

なにか、妖しいですね。だから入札が少なかったのか、、、??

AMラジオは鳴ると説明はありましたが、、、、

平滑回路のコンデンサーのグランドが未結線で

どのような音になるのか????? 

オイラには、想像つかない音ですね。この赤い線、OUTトランスに向かってます。

エルナーのブロックコンです。エルナーの工場も信州安曇平にありましたが、

今はどうなのかなあ、、。

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チタコンの表面が黒いんだけど、、。

電極間が黒いんだよね、 PFの表示も読めないです。もちろん綺麗なチタコンもあります。

妖しさ満載で、面白そうですね。

チタコンはFMのフロンドエンドが一番黒いです。

メンテの順序としては、

①ブロックコンは使えるの?

②チタコンは同容量のものに付け換える

③その後、通電してみる。

あるいは、FM専用化してしまって配線をそっくり外す。

長期化しそうなテーマですね。

通電してみた。

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