プロダクト検波基板の予備実験: NE612への注入量とout波形
先ほどの実験から、復調後に1.5~2mVあればTA7368(6V駆動)はフル動作することが判った。
ne612のOSC=456.5kHzにしてみた。1目盛り20mVなので70mV程度のOSC強度。osc強度を上げて波形が歪と復調は歪むので綺麗な波形で動作させる。セラミックレゾネータは水晶振動子に比してQが低いのでosc強度は劣る。
ギルバートセルの動作説明はJF1OZL氏のサイトに書かれているので、それをみることを薦める。スイッチングが弱いとOUT波形も小さくなるデバイスではあるので、充分なスイッチングさせたいが 、今回の455kHz+セラミックレゾネーターでは 波形優先でのスイッチングになる。
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SSG60dBuVは アンテナ端で0.5mVになるので、SSG87dBuVは アンテナ端で3.5mV入力。これがNE612に掛る。
しかしNE612復調後の音量VR端では0.54mV。つまり注入された信号の大部分はどこかに消えて全体の2割弱相当だけ復調された。 「復調後の下側が上側より10%ほど波形が大きい現象」は謎。波形上下高さを合わせるには差動部の電圧を調整する必要が生じる。
「455kHzでのNE612動作はマイナスゲインになる」とは2017年からオイラは云うている。IF=455でのプロダクト検波はNE612は守備範囲でないことの再確認できた。復調後に20dB程度のAF AMPがほしい。 NE612の設計中心Freqが45MHzなので1MHz以下の周波数は苦しい。
自励455kHzがそのままでてくるので苦しい。
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実験結果を受けて回路を固めてみた。IFT利用の差動で入れると復調量が40%ほど改善したので使った。
F=455kHzでのプロダクト検波案(NE612). SA612だと発振条件が違うのでこの定数ではOSCしなかった。自励osc波が出てるのは0.082uFで誤魔化せる。
la1600でam受信させると強い局では、検波出力は10mV~100mV。TDA1572では300mV出てくる。 ラジオICでは 「MIX+IF段初段」で40dBほどのゲインになっている.。アンテナ端0.1mVであれば LA1201の場合PIN2負荷に10mVほど生成される。上のpdfだと過入力で歪むことは避けられるとは思う。
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