真空管は、6GU7です。⇒FMワイヤレスマイク の真空管2号機
なかなかゴールが見えない100Vトランス式真空管FMワイヤレスマイクです。
「トランジスタ式リップルフィルター」の実力もわかったので、従来の平滑回路に戻して
リップル低減をねらいます。
電源トランスが180Vですと、
Rは180Ω,C=33μF概ね6~7段で構成すれば100mV前後まではリップルは減ります。
R=2KΩ、C=68μFの6~7段で5mV前後までリップル減ります。
(RFプローブを使ってオシロで観測)
真空管ラジオでは、通常+Bのリップルは0.1VでOKです。⇒VRを絞ってのSP端での値は1.5mV前後になります。
↑160V
これだとまだリップル高いので
↓平滑の段数増やしてここまで下げました。(+Bは120Vに落ちた) 。
↑前回よりは、平滑回路のCが大きいので波形が少し違います。
6AQ8だとCgpが小さくて変調が浅いので、真空管は6GU7にしました。
この6GU7で普通の変調度になります。
6AQ8 ⇒Cgp 1.5PF
6GU7 ⇒Cgp3 PF
6FQ7⇒Cgp3.6PF 新規にトライされる方には、オイラは6FQ7を薦めます。
手持ちの球では、6GU7がよかったです。
「どんな球がよいか?」ではCgpが大きい球ですね。モー値は1000もあれば十分です。
↑右がワイヤレスマイクへの印加波形。
左がラジオで受信した波形。波形が暴れていますね。
聴感上、60hz音聞えますが、トランスレス真空管ラジオに比べると些細な音量です。
「メーカー製ラジオよりハム音がとても小さい」のでokにしました。
ハム音を気になさる方は、電池で真空管を動作させてください。
↑重畳しているのは、やはり60Hzです。
本機は、シリコンブリッジで整流しているので、先の写真のようにリップルは120Hzです。
で120Hzが波形確認できないので、+Bの平滑回路は充分にokです。
AC100Vラインから結構なハム電波でているので,苦労が絶えません。
VR7分で変調はよい感じ。マイクゲインとしては,35dBでok。
+Bのリップルは、このワイヤレスマイクのようにオシロで判らない程度まで低減すればOKですね。
あとは、100Vラインから飛んでくる60Hz電波の影響を少なくするか?
ワイヤレスマイクとして使える水準には為りました。 かなり良くなりました。
「ヒーターをDC化して もう少し良くなる?」の実験が残っています。
一時期、とても綺麗な波形が出ていたのですが、その状態には戻れません。
アナログは難しいですね。
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追記 11月16日
かなりよくなりました。波形も綺麗になりました。
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