両相検波 プッシュプル増幅 MOSFETラジオ 於;トランジスタ技術2021年
全波検波ラジオ。 full wave radio と呼ばれている。full waveだから全波と日本語にしたらしい。真空管ラジオ時代の終わり頃には出てきている。
full-wave rectifier radio tubeは、全波整流管を示す。AC整流にはrectifler.
信号検波はdetector. 周波数変換も第一検波と呼ばれて6A7が推奨されてもいた。
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上で紹介した全波検波をわざわざ両相検波と云う雑誌が流通していた。
この時点で作者と編集者のオツムが知れる。 (教養不足と世間では云う)
歪率で性能が劣るダイオード検波を2N7000でCLASS B ドライブする合理的必要は、ない。ここはCLASS ABでのアンプが好まれるはずだ。
半導体利用のAM検波では、トランジスタ検波が歪面・ゲイン面で優れている。日立製作所が公開した技術ではある。 東芝でもなくNHKでもなく日立の技術。 公開以降、ラジオICはトランジスタ検波に移行している。実回路付きで日立から公開されておる。
歪面では同期検波方式が最も優れている。サンスイはMC1496(1968年リリース), JRCはSN16913利用。ただしSN16913の音色はそれなりなので注意。
同期検波ラジオICではTDA4001が良い。
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