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2020年1月 9日 (木)

オーディオ機器接続(DC漏れ)

オイラはメカトロニクスのマシーン設計屋だ。40年前の云い方では「省力化機器の機械設計業務」を本業としている。

差動回路をicに組み込んだ商品は1963年には市場流通していた。 差動、差動と皆が申すが半導体差動の歴史は60年なる。プリント基板には電気面での固有共振周波数が存在する。可聴域より上ではあるが RF IDの周波数にも多少掛る。 RF ID屋は その共振をどう交わしているか? あるいは無視しているか?  もう15年も経過すれば技術話題になるとは思う。「日本ではそのIC製造テクノロジーが無い」と云われているのが聞えてくる。 まあ、ゴン狐の物語を正当に理解できない若人が主流化しているので、亡国モードにレベルUPしてはいる。

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以前、ここで少し考察したことがある。

OCL回路ではスピーカーに掛かる直流電位をゼロに近づけて設計する。ずばり「ゼロを狙って設計」する。しかし1n秒ごとに計測すれば動的なものが視れる。

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・メーカーの用語として「平均直流電位をゼロとする」ようだ。 これはここでも公開されている。裏を返せば「動的には直流電位がかかりますよ」との意味だ。0.0001秒ごとに3分程度連続計測しプロットすれば面白いものが見える世界だが、プロメーカーはどうしてますかね??

・SPの両端電位差がゼロであれば電流はゼロになる(オームの法則とはそう云うものだ)が、それだとムービングコイルが動かないので音に為らない。AMP内信号(音の電気信号)はオシロでみると真っ直ぐな横線でなく上下動で観測できる。広義の交流として捉えると判りやすい。電気回路で生成した音と異なり 自然界の音は、高速スイッチングされたようなギザギザ波形が多い。動物の声は下側の方がエネルギー量が強い傾向がある。(物理構造傾向としてそうなる)

・スピーカーは公称8オーム。オシロはZ=1メガオームなので、インピーダンスは1万倍超えで違う。SP端にオシロをダイレクト接続するマヌケはいないと思うが、もしもダイレクト接続しているsiteがあるならば「オツムが悪いと公開中」だね。

・金属にはイオンの勾配があり、異材間では電荷が動く。スピーカー端とアンプとの結線境界では異材ゆえに電位は発生する。それが計測できるかどうかは差の大小(エネルギーの大小)による。 「テスターで計測して電位差無」とは、おこちゃまの云う内容である。電位差確認には、30万円程度の低抵抗計測器で計測していただきたいものだ。

・高校卒業していれば、金属の異材による錆発生のしくみは知っているはずだ。(オイラは高校物理で習った)

・アンプ回路では、直流成分ゼロの交流だけでスピーカーをドライブするのが正しいようにも思うが、OCL回路では微妙に電圧が掛かっていることがある。OCL回路は測定不能な微小電位差を利用した駆動方式とも云える。「ゼロオームと1オームとの差を1万分割できれば計測できる抵抗値を利用した回路ではないのか?」。「動的には負荷インピーダンスは動く、供給電源のZも動く。何を固定条件として設計するのか?」はオイラには判らない電気回路設計の範囲だ。その意味で電気回路設計屋でなくて良かったと思う。供給電源のZが動くと音の伸びが欠けるので聴感でも判る。

・デバイスの個体差、製造ロット差をキャンセルするような量産品はなかなか難しい。 寧ろ、SPに0.5V等のDC電圧が掛かると保護回路が働く機能を盛り込みつつ生産したほうが歩留りが良い。

・設計値より数百mV高い電圧検出で保護が動き出す。 この数値はメーカーにより異なる。所謂設計思想の範囲である。保護回路作動より小さい電位があるので、スピーカーのムービングコイルは本来の中立位置よりずれた位置を定位置としているわけだ。この辺りをオシロで実測しつつシステム設定していくことが好ましいとも思う。「保護回路起動電位よりもスピーカー端電位差が小さければ支障ない」との思想で量産されてもいる。その辺りの数値は工場管理値になっているだろう。販売価格が高価なものは個別調整されているが、廉価なものはそれなりで市場流通する。

・コーンによるテンション及び重力作用によりムービングコイルが静 ⇒ 動するエネルギーは個体ごとに違う。直流が微妙に流れても、静平衡取れていればコーン振動のエネルギーとしての影響がないようにも思える。

・「直流電位差の大小は話題になるが、電位差から派生する電流値は話題になっているのか?」についてはこれから調べてみる。

・半導体のp/n接合面を電荷が抜ける際の時間遅れを考慮したOCL回路はまだ無いようだ。

・ゲルマニウムトランジスタの信号伝達速度はシリコントランジスタより格段に遅いが、「音が良い」と申す方々も多数存在する。速いことは音質面とシンクロはしない。 音の良さと信号伝達速度の関係を研究するとヒット商品がつくれる。おそらく聴感上で適正な速度範囲が存在する。

・audioで云うNFBは進駐軍占領以降に多数使われた用語である。 戦前~昭和30年代には「中和」と呼ばれ、その技術開発者は真空管ストレートラジオ時代の日本人である。今でいう高周波NFBである。   戦前に日本人が見つけた技術を 英語を持って表現するのは、日本人を小馬鹿にしていることにもつながる。「八木アンテナ と呼ぶか YAGI ANTENAと 呼ぶか?」にも通じる。 日本人は技術を適正に評価しない傾向がある。それが技術者が窓際に追いやられる要因であり、国力低下になっている。

・接続端子に金メッキ品が好まれる。しかし金メッキ工場ごとに音が違う。どの工場での金メッキ製品がお好みの音ですか?

・低周波信号発生器はZ=600であるが、 Z=1Mオームのオシロで直接続しているマヌケも見られる。「インピーダンスがー」と騒ぐ割には、オツムが弱い。

 

、、、、と考えるチカラのある方向けに列記してみた。

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・オイラは、パチンコ向け携帯向け液晶の製造装置設計をそこそこしてきたので「静電容量式タッチパネル?? そんなもん普及はしない」との声も直に聞いてきた。 現実は静電容量式に置き換わっている。

・有機elの基本特許は精工社の社員が有しておったが、有機elを軽視する社風に耐えかねてて海外からの招きに応じて現地にいった。その社員が元同僚に「設備をつくれるか?」と訊いてきたのが発端で、下請けオイラも試作機をいれたのが2012年? 。以後 その招いた会社のひとり勝ちになった。

・技術を適正評価できぬ上長がいると市場は持っていかれるのを身近でみた一人だ。、、と独り言。

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・音色と音立ち上がりに拘るならば、「フィールドコイル(励磁)式スピーカー」しか存在しない。忘れられつつある技術だが、追従性はtopだ。

・磁化済みマグネット式は、音立ち上がりは速くない。加えてマグネットとムービングコイルとのエアギャップを広げて、追従性を悪くしたものがここ20年程流行っている。「追従が劣る音にカネを掛け聴いて楽しいのですか?」。 

・耳の感性(感度)が悪いと聞きわけできないが オツムの出来と聴感度は比例系傾向にある。

「レコードプレーヤー、アンプ、スピーカーで1500万円投入した」とオーナーが申していたMゲートが閉じて久しい。実に素直な音を聴かせる茶店であった。

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