真空管ラジオ用出力トランス 特性をみた。6BY6,6AL5,6E2
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2バンド8球ラジオの続きです。 短波のANTコイルは載せた。
高域が耳につくので、AF部の特性を見た
前記事のように、出力トランスの1次側にはコンデンサーをパラ付けしていないので、
素の特性を見れる。 出力トランスの型式は前記事参照。
背面の外部入力から信号を入れる。
①低周波発信器から10kHzをいれた。
②3kHzにしたら、出力が減っている。3dBほど低域が出ない。
と言うことで高域強調のシャリシャリ。
③出力トランスにコンデンサーをパラレルにつけて特性補正をする。特定周波数をハイインピーダンスにして補正するいたって古典的な手法。⇒日本放送出版協会発行の本を参照。
これは感性の領域でもあるが、AMラジオなので500Hz~1kHzに特性ピークがくるようにするのが良いだろう。
★この出力トランスは真空管ラジオでは定番のトランス。周波数特性を久々に測ったが4年前と変らぬ。そこそこの価格でフラットな特性のものを手に入れるのは難しい。
このトランス、AUDIO AMPに載せている方も多いので、詳細に測定データを載せることはしません。妙なFreqでの持ち上がりもある。まあ、幾度測ってもweb上に見られるような特性図にはならん。
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ヘテロダイン検波 6BY6
1st IF 6BD6
2nd IF 6BD6
3rd IF 6BD6
DET 6AL5
1st AF 6AU6(3結)
2nd AF 6AQ5
IFTにCOSMOS製を3個つかったが、サイドのキレはSTARのほうがgood.
IFTのロス具合はCOSMOSのほうが大きいので、IF段のSG電圧はSTAR使用時より高い。
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第180作目。
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