真空管ラジオの製作 中波MT管6球ラジオ 自作局発コイル 検波は6AL5
春に製作した「6AN4の6球スーパー」も
夏に製作した「GT管5球スーパー」もQSYしていった。
気つくとミニチュア管の自作ラジオは他励式A,B,Cと3台だけになっていた。
7極管の自励式ラジオも自作1台は手元にあった方が良いと想い、急遽製作した。
真空管のヘテロダインラジオは、「キット・自作」でまだ20台ちょっとしか造っていない「駆け出し」なのでせめて30台くらいは造らないと半人前のはず。
シャーシはS-7。
ヘテロダイン検波は 7極管自励式なので6BY6。(5915の予定だったが6BY6にした)
IFTはシャープブランド。
IF段は、6BA6の2段。(最終的には6BD6を2本)
第2検波は、6AL5の倍電圧。
1st AFは6688。オーディオ系では有名な球。
2nd AFは 6AQ5.
とお馴染の球たちのラインUP。
OUTトランスは、東栄さんのT-600。
電源トランスは、BT-1V。(ラジオ少年)
バリコンはラジオ少年の親子バリコン。
OSCコイルは、手巻きでOK。 或いはラジオ少年のOSCコイル。
写真のようにIFTはネジ留めタイプでは無くて、脚を曲げて固定するタイプ。
IFTの方向性は、この記事を参照のこと。
平滑回路は、低抵抗の多段式。 今回は5段。
アース母線を張る。その後、ラグ端子をネジ留めする。
★OSCコイルを巻く。TR用OSCを利用する。概ね100円ちょっとで手に入る。
いっしょに映っているのは、ラジオ少年のOSC-220。
線材を解いて、すっきりさせる。
ラジオ少年の親子バリコンを用いたならば、
0.1mm線を55cm巻く。 タップ点は終わりから7~8cm。
47センチ巻いて、中点にだして残り8センチを巻く。⇒半田あげ。
★回路の配線が終了したら、再確認する。
球無し状態で通電させ、問題ないことを確認する。
★球を挿す。 当初、6BE6を挿していたが、最終的には6BY6にした。
★ラジオノイズがでるのを確認したら、IFTの調整をする。
★OSCコアをあわせて、トラッキングする。
3mVレンジで読んでいるので、概ね0.55mVくらい。 まあ0.6mVより低いことがわかった。
★プーリーと目盛り板をつける。
★6688のバイアスは1.5V 1Vにした。
上はSGから飛んだ信号を受信した波形。
下は放送を受信中。
ノートをなくしてもOKするように、回路図をあげておく。
★RFCは2段。⇒+Bラインへの局発からの漏れが1段に比べて速く減衰する。
★IF段は、SG抵抗220KΩから始め、動作をみながら、値を小さくしていく。
★6BY6(6BE6)周辺
①4.7μF ⇒局発の漏れを軽くする。
②220Ω。 ⇒6BY6(6BE6)は180V近傍で動作させた方が楽なので、電源トランスに合わせてこの抵抗を増減する。
★8月30日追記
最終の球構成
ヘテロダイン検波⇒6BY6
1st IF ⇒ 6BD6
2nd IF ⇒ 6BD6
DET ⇒ 6AL5
1st AF ⇒ 6688
2nd AF ⇒ 6AQ5
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無事、完成。
第106目の半田付け品
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