メンテナンス 松下(ナショナル) AM/FM 真空管ラジオ RE-760 その4
昨日の続きです。
汚れて茶色に色変わりしていたパネルを綺麗にしました。↓
もともと黒なのでシックな感じですね。
電源コードも硬くなっていたので換装です。sp系の配線も劣化していたので交換です。↓
ツマミも綺麗にします。↓
仕上がり具合もまあまあです。 ツマミも綺麗になりました。↓
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手元に届いたときの姿です。↓
↑この状態より綺麗になりました。
中身も調整しましたので、バンバン鳴ってます。
あとは、晴れたらタッチペイントで木箱の色補修が残っています。
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9月16日夜追記
30分鳴らしていたら、平滑回路の抵抗が熱を持っているのに、気ついた。
50℃の温泉より熱い。出力トランスも暖かい。
開けてみた。
30A5のカソード抵抗が47Ωだった。
30A5はバイアス-4V~-6V位で使う球なので、これではカソード抵抗が小さい。
浅いバイアスなので、プレート電流がドカドカと流れて、平滑抵抗が熱くなるわけだ、、。
で、30A5のカソード抵抗を270Ωにした。これで-4~-5Vになる。
(ビクター 5A-28のときは、220Ωでバイアス-4Vだった)
ついでに↓の不良も発見した。
平滑回路の最終段のコンデンサーが辛うじて生きていた
コンデンサー2個 交換した。
150V 5μF⇒400V 33μFに換えた。
10V 30μF ⇒25V 33μFにした。
しばらく鳴らして、様子をみた。
平滑回路の470Ωがやや暖かくなる。W数を上げた方が良い。
回路図がないので詳細はわからないが、30A5のカソード抵抗の値はおかしい。
抵抗を親亀・小亀にして対処した原因は、プレート電流の流しすぎだろうな。
しばらく様子を見る。
追記
2時間鳴らしてみた。熱の件は、かなり改善されている。
壁掛けタイプなので、「背面からの空気流入」はあまり望めない。(空冷させにくい)
熱が篭る使い方になるので、平滑回路の耐w数は大きい方が好ましい。
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松下 AM/FM 真空管ラジオ RE-760のメンテナンスでした。
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