CLASS A アンプのバイアスについて。 amplifier class A biasing
勉強をしないユトリ世代が 誤ったことを宣伝しているので、 ここは基本についてあげておく。
電気技術分野では、日本はかなり後発国になる。真空管時代の技術を使っていまにいたる。
戦中はヘテロダイン通信機が普及していた米国。 超再生式で奮闘していた日本。
「ゼロバイアスで知れ渡った回路 を エレキギターアンプ会社が、グリッドリークバイアス」と呼んで意匠権をクリアした世界でもある。 しかし真値はひとつ。
「純A級アンプは最終段SEPP(class B)のデバイスの電流がいかなるときも枯れず」と公開中なので、自らCLASS Bに属すると認めている。
この分野は、 SEPPにせずにシングルアンプの方が部品数は減るしデバイス電流管理は楽になるが、メーカーのプライドが邪魔をしていまさら戻れない世界でもある。
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増幅動作を1つのトランジスタ(fet)で行っているのが、class A. つまりpush,pullの概念がない。 「概念がない」と表現して理解できない場合には、中学校勉強をしなおした方がよい。
バイアスポイントは図示されている。
「自称 CLASS AA」についてのバイアス説明が不存在なので、そこには論理性はない。
push-pull回路はCLASS B.
SEPPでの実測効率は10%ほど。音のよいとの評判記事をみても供給エネルギーの9割は捨てているのが特徴。トランスタイプのCLASS B で効率30%。
crossover distortion対策に、current damper回路を入れてCLASS AB.
current damperは1960年代で議論されて、1970年あるいは1971年に確定した技術。 当時の月刊誌(英語圏)で論議されていた。 PNP主流時代の回路例。
ワイヤレスマイクで使う LC共振負荷回路は CLASS B. これを説明した本はかなり少ない。昭和20年代に刊行されたらしいがまだ当時記事をみていない。
インダクターだけの負荷では現実に下側が歪になる。
ベル研究所が販売していたスピーカーの音は、公開しておいた。
audio 愛好家であればbell研のスピーカーは持っていたいものだ。
YouTube: Bell speaker " model A-40" sounds de RADIO KITS IN JA
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