ラジオ系情報

多種類リンク

Powered by Six Apart

« 日本国における知的水準の指針。 80台  と 80代  | メイン | 受信機基板 »

2022年4月 3日 (日)

ケンプロ KP-60 :スピーチプロセッサー 修理。

修理????対象の「KP-60  3号機」が届いた。

P1010044

P1010047

 

P1010043

フルコンプに至る入力信号は8mV~9mV。動作はするが工場出荷時ほどの性能はない。劣化した半導体があるね。 こういうのも正常動作と称して流通している。

・PSNでのズレは無い様だ。

・1st op ampはバンドパス回路。 設計は1970年頃?。72年には回路は広く知られていたようで、オイラもそれを入手した。入手した回路+2SC1000で信号の流れは判明する。  qst 1972,1973には記事がないぽい。

***************************************************************

・KENPRO スピーチプロセッサーで「初段に使われているトランジスタ」は動作劣化が目につく。6台触ったが3台は寿命になっていた。

・東芝としてはaudioプリアンプ等の低雑音ニーズには2SC1815 他を推奨しているが、2sc1000は推奨されていない。2sc1815のノイズ選別品 2SC1815Lを使うのが設計思想上、正当だと思う。

・水漏れコンデンサー時代の製品ぽい。開放あるいは短絡してしまった電解コンデンサーが2つあった。

・初段の2sc1000を撤去したら 1st op-amp 741の3番ピン電圧が0.5v上昇した。つまりトランスからの電流が細い。これを誤魔化すために2sc1000周辺の抵抗を加減して、電流は0.2mA程度も2sc1000に流れる。「電源トランスの容量が不足」は KP-12、KP-60の共通。audioだと入力信号に応じて+Bが暴れるのを嫌がる。へたすりゃモーターボデイングになるから、嫌う。

 KP-60は外部DCで動作させた方が良い音するはず。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.dcnblog.jp/t/trackback/549708/34246733

ケンプロ KP-60 :スピーチプロセッサー 修理。を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ウェブページ

カテゴリ