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2020年6月20日 (土)

ever599 :メインデバイス LM567の挙動、続続

お陰様で 人気のようです。

Cos

このクリーム系パネルは この1枚だけの製作だった記憶です。

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LM567の挙動について、原点に返って確認をはじめてみた。

入力側にダイオードが入っているのは、むしろよくないはずだろうと、lm567だけで確認。

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正弦波での応答。 1.28KCあたりでONする設定。

8番ピンにRFプローブを当てているので、電圧差が小さく見える。

LM567は上側。入力は下側。

入力が増えるたびに、on周波数が変わる。より低い側でonするようになるので、目安がぼけてくる。

050

入力ピーク と出力立ち上がりとたまたま整合するとこう見える。

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矩形波入力でも応答する。時間遅れは0.5mS???

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・立ち上がり応答遅れは、Cによる処もある。IC内の電子移動遅れもある。半導体ダイオードでも高速タイプと呼ばれをものもあるので、電子移動は電波速度に比べるとかなり遅い。

・MIC-COMPのような部品数の少ないものでも遅延が0.5ms切れば優秀である。

・12K抵抗があってもなくても出力は変化無かった。

・この波形になる感度幅は15Hzと狭い。

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低周波信号の周波数をVCOセンターから下側に下げだしたらこうなった。

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この状態でもLEDは点灯中。LEDだけではズレ有無は判別不能。 

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逆に上側に振ってみた。

タイムアウトのような現象が見られる。

056

この状態だとLEDの暗が判りはじめる。

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こんな波形もみれた。

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まとめと方向性。

・入力は35mV~50mVでLM567に入れるのがベスト。 70mVも入ると出力波形が????になる。28mVでは無反応になる。

・vcoの周波数に整合する入力の適正ゾーンは狭いので注意。入力が増えるとより低い処でon/offする。

・「あわせが確実にできているか?」はLED1個では困難だ。

・ダイオードによる制限は間違い。もっと低入力で謎挙動に入る。入力上限は原典が示すより低い。VCA/TOAで50mVに押さえ込むこと。

・「QRH対策にダイオードクリッパーを入れた」と推測できるが、ON/OFFが妖しくなる方向に傾いている。QRHに自動追従させたほうが良いのか?、、、、。

・VCOの漏れが8番ピンで20mVほど観測できる。コールド側を伝わってあちこちで連続OFF時に確認できる。 やや強い漏れなので、他回路とはコールド側の分離必要。

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次にフォトカプラーを載せてみた。

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RFプローブでフォトカプラー出側をみた。

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DCの変化量をみた。 上がLM567出力。 下がカプラー出口。立ち上がりきる前に AF1.3KCの信号が切れる。

フォトカプラー出側で 4V連続印加をテスターでは確認できる。

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ツインTは0.2ms程度で立ち上がるようにCを変えるのは解だろうが、その立ち上がりだとキークリックと耳が判断する。音の立上がり、立下りに2~4msは必要。

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考察

・CWを300文字/分、それが4つの長点で構成されたと仮定した場合、長点の時間長は50msくらいだろう。音の1サイクルが50ms間より短ければ、LM567on時に1サイクルは聞こえる。

。。と、この辺りに涼し気に聞こえるかどうかのノウハウがあるだろう。

・ヒトの耳は音の余韻を楽しむように出来ているので、on/off信号がスパッと切れると違和感を覚える。この辺りをsoftで脚色した自作品も多数ある。

・時間遅れの信号を加算して聴くのがNFB。過去情報が加わって信号の質としてはかなり低下するので、処理としてはややこしくなる。しかしヒトはそれを低歪と判断するらしい。

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・LM567の挙動条件は取れたので、それを図面に反映する。間違っても入力側でダイオードクリッパーは入れないように。「チューニングがセンターにある」表示にVUメーター系が回路は簡単だろう。

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