「中波帯ワイヤレスマイク」とアンテナ線とのマッチング考
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1, まずワイヤレスマイク(ラジオマイク)の合法的使用:
・法令で 電界強度での値が示されている。⇒ 公開されているので必ず確認のこと。
、、と云うことは、「アンテナとの整合を取ると法令を超える電界強度になる」ことが圧倒的だ。
この法令違反は罰則が明記されているのも事実。
それゆえに、オイラの回路図では 「整合部は自分で計算してね」(飛び過ぎの責任は自分で取ってね)になっている。意図が読み取れずに問い合わせしてくるお方は中学生国語をもう一度やりなおすことをお薦めする。
申し訳ないが、中学校卒業程度の算数力を持っている方が此処を訪問することを前提にしている。微分・積分は使わない算数力での範囲になる。
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アマチュア無線ライセンスを所有し、認定を受けるべく無線機を設計している最中で、ファイナルとアンテナとの整合で、役に立つ回路はパイエル 或いはパイ回路だろう。
戦中・戦後直後はLC共振(並列)による整合回路がプロ仕様でも使われていた。もちろんアマチュア無線でも同じであった。
HFのようなマルチバンド対応化を考えた場合、LC共振による負荷だとバンド毎にタンク回路を交換(切替)する必要がある。 ビルトインユニット化してクイックチェンジするのが楽ではあるが耐高圧を考えるとやや腰が引ける。
左様な次第で、HF帯真空管TXでの主流は「ハイインピーダンスによる負荷」+「アンテナマッチング」になっている。ハイインピーダンスによりRF成分のDC流入を止め、そこに停留するエネルギーをマッチング回路経由でアンテナへ導くことになる。ハイインピーダンス⇒高抵抗(直流計測による抵抗値)になりがちなので、ほどほどのインピーダンスと直流抵抗値にするのがノウハウのひとつになるだろう。
パイマッチングでもアンテナの実抵抗値によっては整合しない。もともと整合範囲を定めて処々計算し、実装するからだ。 この辺りの設計方法は書物が出ているので手に入れること。ここにも紹介してある。WEB上で見つかる情報は古書の焼き直しだ。原点(原典)から知識を得るように。
原典の2次使用許可を受けている人は日本には恐らくいない。無許可で上げているだろうと推測している。著作権・意匠権上、オイラも2次使用はかなり避けている。だから古書を入手し学ぶしかない。
「直列共振時のインピーダンス」と「並列共振時のインピーダンス」とでは全く値が違うことは試験問題でも出されている。ご存じのようにパイマッチでのQは随分と低い。
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ことMWラジオマイクでは、 アンテナ系は直列共振にしたほうが飛ぶ。アンテナ長とターゲット周波数から、リアクタンス系の理論値がわかる。それ以降は中学生算数ができれば解は出る。
くれぐれも法令違反はしないこと。
以上、中学生算数が出来ない人には不向きな内容でした。
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