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2018年6月 2日 (土)

51.045MHz AM で受信調整。 Sメーターの作動確認。AM チューナー IC 「TDA1072」を使う。

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先日の53.4MHz am受信の続です。自励式50MHz AM受信機です。

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このtda1072は Sメーター回路を内蔵している。10番ピンにメーターを接続すると針は振れる。

ラジオノイズでも振れてしまうので、メーター規格が違うようだ。

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シリーズに5.6K抵抗を入れて、SSGから強く入れてみた。

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10KBのVRを実装したほうがよさそうだ。

◇RF部をFETで実装した。

RF部のOUT側は複同調にした。 50MHzで複同調させると信号電圧は1/10(-20dB)ほど下がる。 オシロで見た結果、FETで20dB増幅してもトータルではゼロになる。 複同調による損失(電圧)をFETで補う状態だ。

 (S+N)/N=10dB になる値は、「RF部無し」との差がわかりにくい。

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複同調にするならば半導体ゲインは30dB~35dBはほしいと想う。RF部トータルゲインがゼロでは、やや悲しい。 複同調は見送りにしたい。

TA7613基板(AM/SSB対応)は複同調にて3.5MHzで作動確認してある。3.5MHz帯では混信対策で複同調だろう。

「IFT+セラミックフィルターCFWM455」のロス具合を診た。 SSGから455KHzで、およそ15dBほど損失する。

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SFU455を確認してみた。「IFT+SFU455」でおよそ5dBほどロスる。

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これは、プロダクト検波基板(TA7613)での実験と整合する。  SFU455の方がロスが少ない。

今はCFWM455が載っているので、SFU455化したい。これに「複同調⇒単同調」によるロス減少が加味されればほどほどの感度になると想う。

50MHzで作動するので3.5MHz,7MHz帯での動作はもっと条件が楽になる。Sメーターの振れる短波ラジオを自作したい方にはgoodだろう。

 ◇◇

上記内容を受けて、TDA1072基板は改良を加える。

このTDA1072からIF段信号を取り出せるICが「TDA1572」で市場流通している。 TDA1572基板は既に届いているが、複同調部を見直す。 TA7613基板(AM/SSB)では50MHz帯が苦しいので、 TDA1572基板で28,50MHz帯を受けもたせたい。

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 基板ナンバーは上記のようにしたい。 TA7613基板は明日shippingされるようだ。

50MHzでLA1600の製作例は多数あるが、 自励式50MHz受信機はあまり無いので、TDA1072でトライしてみた。TDA1072は60MHz超えでも局発動作が確認できる優秀なICだと判明した。

このTDA1072は イーエレさんに在庫ありました

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