「alc内蔵モノラルアンプ NJM2783」を使ったマイクコンプレッサー基板を興して通電してみた。
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人気?のNJM2783(JRC)を使ったマイクコンプレッサー基板を興してみた。応答速度は普通であるが、日本製のICとしては速いので東芝より優れていることがセールスポイントのICだ。アタックタイムが優れているのはSSM2165,SSM2166であり それより100倍ほどおそいのが NJM2783だ。
クリッパーなのか?、リミッターなのか? compなのか?
すでにSSM2216基板は領布中ではあるが、このssm2166価格はRS、 degikeyで購入だとやや高い。性能と価格とは割合に比例関係がある分野でもある。 性能としてはSSM2166 >>>NJM2783だと世間は想っており、昨年にはSSM2216を基板化した。 今日は、NJM2783の作動を確認したい。
サイズ間違えもなく、よい感じでNJM2783が 載った。
SSM2166基板と同様にジャンパーソケットで定数を変えられるようにした。
回路はデータシート通りにしてみた。出力は7番ピン。
◇通電した。JRCは9V駆動を推奨中。
◇下写真のように15mVも入れると歪む。クリッピングされている。写真では判り難いが0.5Voutからクリップされる。どうもIC不良らしい。初回から不良品を引き当てたようだ。
11番ピンの抵抗はデータシートのように47KΩ。この時はゲインSWはLOW側、所謂OFF状態。仮にゲインSWをONさせると 20dBのゲインが増える仕様。
SSM2166の作動具合⇒ここ。
◇ゲインswをHに吊り上げると、発振した。 やはりICの不良か、、、、。
クリッピングは上下均等のようなので 動作点はちょうどセンターにあることが判るが、データシートでは1v出力でcompされるはず。Rsense=47k.
。MICからの最大出力は1~2mV程度なことが多いので、ゲインSWをOFFにして前段に10dB程度のアンプをTRで構成してその抵抗値でCOMP開始点を換えれるほが実践的だろう。 抵抗値によっては0.5mV近傍からもCOMPできるようにしたい。
SSM2166は1.6mv近傍からcompする。このicも。
この内容をうけて基板を訂正した。 もっとも良品ICと遭遇する必要がある。
◇比較のためにSSM2166の写真。
SSM2166製作記事。
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キットで領布中のSSM2165。 抑え込みは見事である。
YouTube: DIY :mic-comp using SSM2165
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秋月でのnjm2783販売は 2019年10月19日からスタート。
オイラの記事公開時点では 国内で扱っているshopはゼロだった。 いまは3店舗で売られている。
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