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2016年1月30日 (土)

パーツフィーダー考   ピエゾ

先般、パーツフィーダーのことに軽く触れた。

日本にパーツフィーダー技術が持ちこまれて100年以上経過した。

日本でもっとも古いのは、神戸製鋼系のパーツフィーダー。直に技術を学んだから。

FA装置のエンジニアでパーツフィーダーのことを詳細に知るものは稀有。ゆえにそれなり性能のものも流通している。(2流、3流が多い)

整列搬送に係る特許の大部分は「神戸製鋼系のパーツフィーダー」が持っている。まあピエゾ式は 特許出願した日に、 オイラも含め多数が某フィーダー屋に招かれて会社見学をした。いつぞやNTNのフィーダーのエンジニアがしたり顔で「△△」の特許出願をしたと説明していたが、その場に居た神鋼のエンジニアが「それは大昔にこちらで特許取得済み」と申していた場面は、面白かったな。

ピエゾ式フィーダーの歴史を知る一人には為れた。

折り返し式直線フィーダーは、普通は振動体を2個使う。ところが1つの振動体で実現させた奴もいた。彼があまり知られてはいないのが残念。

彼曰く「2個振動体使えば子供でも折返しフィーダーが造れる」

「振動体2個の折り返し」しか見たことない水準では想像もつかないだろうな。まあ子供水準のまま整列搬送させればよいだろう。

部品の整列搬送は、「東芝生産技術」が刊行した本が実測データもあっていちばん詳しいのでエンジニアは手に入れるべきもの。「整列搬送のバイブル」だよ。 パーツフィーダー屋もその本の存在を知らないのが多い。「知識無くとも仕事は出来る」とは名言だ。そりゃ、40年前の古本だがね。

そうそう、ハイスピードカメラで直線フィーダー上のチップ部品1005の挙動を撮像して、神戸製鋼系のパーツフィーダー屋にCDで渡したことがある。初めて1ミリ秒ごとの挙動をスロー動画で見たと喜んでいたな。あれからもう18年経過した。

オイラが借りている駐車場のオーナーの身内に河口湖精密で「機械式時計の組み立て工」がおられた。 デジタル式時計の普及で早期退社に追い込まれたと聞いた。

技術の継承は

ヒトからヒトへ行なわれるが、 会社オーナーによってはそれを全否定するのも居る。

若者でパソコンを使えないタイプが増えているように、日本の知的平均は下がっていることをお忘れなく。

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さて「個人でパーツフィーダーが造れるか?」を考えてみる。

オイラの知人で3人は、自分でフライス加工してボール型パーツフィーダーをつくっている。その理由は、メーカー市販品は非常に高額だからだ。 人間3次元フライスと呼べる奴もいる。

悪いが、オイラも直線フィーダー&ボールフィーダーの設計経験はままある。パーツフィーダー屋の図面屋が忙しいとかで、20テーマほどは図面(総組図、部品図)は仕上げて、パーツフィダー屋に渡した。 本業は装置設計屋(部品加工屋あがりの図面屋)だがね。

腕の良い装置設計屋なら加工図は書ける。もちろんマシンニグ加工経験が10年程度は必要だ。

「ボールの振動体」+「コントラーの費用」+「材料費」+「社内労務費」でパーツフィーダーが手に入るので、専業メーカーに出すほどのことはない。

板金構造のボールになるなら、専業メーカーの方が溶接などは上手い。

端的には、腕があれば専業メーカーに出さずとも造れる。

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