TELEVIAN Hi-Fi SUPERラジオ 「型式 6S-350」 のメンテナンス その2
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テレビアン 6S-350の続きです。
①電気的寿命がきていそうなコンデンサーは交換した。
②とりわけVR後の104がしっかりオープンだった。
鳴らない原因はコンデンサーにあったようだ。
③2nd IFTのF表記が6BA6の5番ピンにつながっている。
1st IFTとは逆相になっている。 これは、「相が回らない向き」に配置するgoodな配置。
⇒過去の記事参照
山中電機のエンジニアは、「IFTの向き」に着目してたんだナ。オイラと同じだ。
④通電してみた。
波形は出た。2nd IFTがズレていたので、コアを2回転ほどまわしてピーク合わせした。
⑤切っ掛けが不明だが、ボボボと発振中。
周期は、60Hz。
⑥「平滑回路でリップルが酷い??」と思い、+Bをオシロ診た。
⑦「さて、どうしようか?」とシャーシ内部をよく見たら、
写真①のように6BE6のSG端子に0.1μF を吊るしていなかった。
発振の切っ掛けなしで、OSCできていたのか、、。
OSCコイルを6BE6の近傍に置くと0.1μFなしでも発振できる。オイラも何回か、そういうラジオを自作した。短波OSCまで、このレイアウトではちょっと両者の距離がありすぎる。
取りあえず、0.1μFを6BE6の6番ピンに吊るした。
それで、ボボボは治まった。NHKを1時間鳴らしてもボボボと来ない。
⑧ウッドケースに戻した。
ボリュームを上げた。
ボボボと発振来た。不安定だな。
⑨プラスチック棒でトントンした。
1st IFTが、ハウリングぽく、返事した。信号が回っている。実にハウリングに似ている。
シャーシ剥き出しでは、1st IFTをトントンしても平気だったのに。
スピーカーが 渋い位置にあるからか?
今想うに、IFTと球の配置、それに配線ルートの悪い処があるんだろう。
★IFTと真空管を千鳥配置にすると結構トラブルが多い。このIFTはこの6E2ラジオで使ったIFTによく似てる。同じタイプなら、伝達ロスが極めて少ないタイプ。SG電圧を20~50V程度まで下げることも必要。
今日は、やや疲れた。 そのうちにまた触ってみる。
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続きます。
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