複合管で局発・混合の他励式真空管ラジオ その5 注入コンデンサー。(6BQ7,6AV6)
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続きです。
★発振強度が良い感じになるように、改めてOSCコイルを巻いた。
巻き線長は42cm+13cm。 タップ位置は13/(42+13)になる。
発振強度はコイル端でのオシロ読みで25V近傍。
この発振強度も注入コンデンサーの容量によって影響を受けるので注意。
★このラジオは、グリッド注入式(グリッドインジェクティド)なので、
注入コンデンサーの大小で耳も違ってくる。加えて受信周波数にも影響がある。
①とりあえず10PFにしたら、注入量は安定していたが、
耳がバンド上限に向かって伸びていった。下側がスカスカ。
下側⇔上側ではSG読みで15dbの差があった。
②こりゃ、あかんと150pfをパラ付けした。
パラ付け後、注入点での波形を見てみると、
今度は、いままでと逆に、耳はバンド上限がスカスカになった。
「強いとバンド上限がスカスカ。⇔弱いとバンド下限がスカスカ」になることがわかった。
③注入コンデンサーの適正な値を探る。
10PFと(151+10)PFの間のどこかに、適正値があるので、
付けては測定。外して付けては、測定した。
その結果、22PFが良さそうだ。バンド内の耳の差が4dbに収まった。
上の写真のように、注入点では1.7V~2.2Vになった。
この容量のマイカがないので、とりあえずセラミックコン。
注入コンデンサーはマイカの方がよいはず。
★3WAYのSPボックスで聴くと「遠くでハム音」が聞こえていたのは、
「IFTからの信号がバーアンテナにとても軽度な回り込み」に起因したのが判った。
⇒バーアンテナコイルを小型にして、回避した。
「IFTは1次側が天側なので、回りこみしにくい」が、回りこんできた。
★VRを絞ってSP端でのVTVM読み。
上の写真のように、
0.001Vレンジで読んでいるので、0.6mVより低い。
★+BラインへのOSCのモレをオシロで見てみた。
①OSCのプレート負荷100KΩ点でみた。
100KΩ点では、30mV強漏れている。
②下の写真は6AR5へのSG抵抗点をオシロでみた。
概ね半分になっている。
渡り配線なので、OSC球から遠いと減衰しているのがわかる。
電源トランスの容量は40mAだが、6AR5を鳴らすのに足りている。
VTVM読みすると、1W出力はでた。1人ラジオを聴くのに丁度よいOUT。
あとは、プーリーとダイヤル円盤をつけて終わりになるはず。
耳は6BE6,6BY6より落ちることはない。
やや回り込みしやすかったので、レイアウトには注意。
局発 ⇒ 6BQ7
ヘテロダイン ⇒6BQ7
1st IF ⇒6BA6
2nd IF ⇒6BD6
DET ⇒ 6AV6
1st AF ⇒6AV6カソードバイアス
2nd AF ⇒6AR5
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