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2014年3月29日 (土)

複合管で局発・混合の他励式真空管ラジオ その5  注入コンデンサー。(6BQ7,6AV6)

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続きです。

★発振強度が良い感じになるように、改めてOSCコイルを巻いた。

巻き線長は42cm+13cm。 タップ位置は13/(42+13)になる。

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発振強度はコイル端でのオシロ読みで25V近傍。

この発振強度も注入コンデンサーの容量によって影響を受けるので注意。

★このラジオは、グリッド注入式(グリッドインジェクティド)なので、

注入コンデンサーの大小で耳も違ってくる。加えて受信周波数にも影響がある。

①とりあえず10PFにしたら、注入量は安定していたが、

耳がバンド上限に向かって伸びていった。下側がスカスカ。

下側⇔上側ではSG読みで15dbの差があった。

②こりゃ、あかんと150pfをパラ付けした。

パラ付け後、注入点での波形を見てみると、

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今度は、いままでと逆に、耳はバンド上限がスカスカになった。

「強いとバンド上限がスカスカ。⇔弱いとバンド下限がスカスカ」になることがわかった。

③注入コンデンサーの適正な値を探る。

10PFと(151+10)PFの間のどこかに、適正値があるので、

付けては測定。外して付けては、測定した。 

その結果、22PFが良さそうだ。バンド内の耳の差が4dbに収まった。

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上の写真のように、注入点では1.7V~2.2Vになった。

この容量のマイカがないので、とりあえずセラミックコン。

注入コンデンサーはマイカの方がよいはず。

★3WAYのSPボックスで聴くと「遠くでハム音」が聞こえていたのは、

「IFTからの信号がバーアンテナにとても軽度な回り込み」に起因したのが判った。

⇒バーアンテナコイルを小型にして、回避した。

IFTは1次側が天側なので、回りこみしにくい」が、回りこんできた。

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★VRを絞ってSP端でのVTVM読み。

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上の写真のように、

0.001Vレンジで読んでいるので、0.6mVより低い。

★+BラインへのOSCのモレをオシロで見てみた。

①OSCのプレート負荷100KΩ点でみた。

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100KΩ点では、30mV強漏れている。

②下の写真は6AR5へのSG抵抗点をオシロでみた。

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 概ね半分になっている。

渡り配線なので、OSC球から遠いと減衰しているのがわかる。

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電源トランスの容量は40mAだが、6AR5を鳴らすのに足りている。

VTVM読みすると、1W出力はでた。1人ラジオを聴くのに丁度よいOUT。

あとは、プーリーとダイヤル円盤をつけて終わりになるはず。

耳は6BE6,6BY6より落ちることはない。

やや回り込みしやすかったので、レイアウトには注意。

局発          ⇒ 6BQ7

ヘテロダイン  ⇒6BQ7

1st IF        ⇒6BA6

2nd   IF     ⇒6BD6

DET         ⇒ 6AV6

1st  AF    ⇒6AV6カソードバイアス

2nd AF    ⇒6AR5

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回路図等

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