4球スーパーラジオ2号機の製作 その4 回路図 (双2極+バリミュー5極のEBF80,6AB8)
「先日、IFT⇒バーアンテナに正帰還していたラジオ」の続きです。
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別なIFTを換えると正常動作するので、
このIFTの中味の結線を見た。
もともとP,B等の表示がないので、適当につけたのだが、
「1次側が地側、2次側が天側」で使っていた。
360度、相が回る側が、調整用穴に近かった。
360度回ると発振するのだが、「2次側は磁界による誘導なのにかなり影響がある」ことが
このトラブルで判った。
手元のIFTを幾つか見た。大部分は1次側が天側になっている。
180度、相が回った状態(NFB?)で使うのが、ポピュラーらしい。
で、1STのIFTの方向を換えてみた。(6BE6の1次側を天、IF球の2次側を地にして使った)
おお、正常動作する。
思い切って、ここまでバーアンテナを近づけた。
NFB状態?なので、発振はしない。
バーアンテナとシャーシーが近づいたので、
同じインダクタンスにするのに4巻き追加した。
★スピーカーを取り付けた。丸ダイヤルもつけた。
VRを絞ってのSP端のVTVM値は0.7mV。
球の構成
ヘテロダイン検波⇒ 6BY6 カソード電流は8mA
1st IF ⇒ 6BA6 カソード電流は7mA
2nd IF ⇒ EBF80 (バリミュー5極) カソード電流は8mA
DET ⇒ EBF80 (2極+2極)
1st AF ⇒ 6AB8 (3極)
2nd AF ⇒ 6AB8 (5極) 6AB8のカソード電流は11mA
Rkには4.5V掛かっている。3.6Vにした。
この電源トランス(BT-1V)でも、なんとか鳴らせることがわかった。
一時、AFを6EH8にしたが、RK4.5V時の電流が20mA流れていたので、6AB8に戻した。
音は普通。
3極管の6AV6に比べるとこの6AB8の方が格段に良い。
音質面では、6AV6は使わない方がよいのだろうなあ、、。
★AFの発振防止に、0.0047μFをOUTトランスの1次側に半田つけしてある。
OUTトランスのインダクタンスと、このCで共振周波数ができるので、
本来ならつけないのが好ましい。
★2nd IFの負荷は、4mHのチョーク。
デイップメータで4mH単体の共振点を探ると、概ね1000Khzあたりにある。
実装してから4mHの共振点を探ると、
オイラのアナログデイップ(750Khz下限)では測れない。
★このBLOGを始めた頃、1mH~30mHまで7種類ほどチョークで実験したが
「ラジオ少年の100円タイプ」が一番 効率良くOUTしてくれた。
それ以来、100円チョークを使っている。
6AB8で11mA流れるならば
6GK5+6AR5でも鳴らせそうだ。
お馬鹿なオイラは、数多くつくって経験値を上げています。
無事、鳴っていますので、製作終了ですね。
テレフンケンの双2極+5極複合管EBF80
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以上、4球スーパーの製作記事でした。
本ラジオは都内の知人の処にQSYしました。
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