サイテックの7Mhzダイレクトコンバージョンキット その1
安価な3.5MhzレシーバーのPJ-80を改造して7Mhz化した記事は、こちらです。(安いのが魅力です)
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CYTECさんのキットを製作しました。
7Mhz帯のダイレクトコンバージョンのキットになります。型式は、SPARROW40-Eです。
「SPARROW」とはなかなかのネーミングで、オイラはこういうネーミングに好感を持ちますね。
7Mhz帯の 受信機キットは、これで4作品目になります。
サトー電気さんの7Mhz ダイレクトコンバージョン も製作しました。
マルツさんのキットも製作しました。
で、オイラは、キット販売をされている方々にとても感謝しています。
ダイレクトコンバージョン受信機は、ラジオキットからのステップupに良いと想います。
トラッキング不要なので、その意味では調整が楽な部分もあります。(でも奥が深いですね)
★「鉛フリーのハンダ」に成ってから、半田のノリが悪くなっているのは、半田業界の常識ですので、 昔の半田をお持ちの方は、大切に使ってください。
検索すると色々情報がわかります。
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↓キットを開梱した処。マニュアルは丁寧に書かれています。
外装(ケース)類は、自分で調達します。↓
同調用VRは多回転VRにしました。ケースは、LEADのPS12にしました。
LEDはいつものように緑色です。
↑実装中。部品挿入の目印になるように、ケミコンから取り付けました。
↑ジャンパーは2ケ所。
ICは、一番最後に実装します。
昔々よりはICが静電気に強くなってはいますが、部品実装が進んでインピーダンスが下がってからICやFET実装するのがノウハウですね。
でウエハーをボンディングする際のノウハウとして、「どのピンアサインからワイヤーボンディグするのか?」がありますね。
コイルは、35ターン巻くように指示があります。コアの内側の線数を数えて35にします。
バリキャップは方向性があるので、マニュアルに従って取り付けます。
↑ ケースでの収まり具合を確認します。 スタッド位置を3mmも間違えていました。
(やはりオイラは不器用ですね)
↑積層9Vで仮配線をして、「動作するかどうか」を確認します。普通に波形が出て一安心です。
本来は12V~です。
↑電源9V時のTEST POINTでの波形。Freqの上限がここだったので、トロイダルコアの巻き数を1ターン減らしました。
↑ダイレクトコンバージョンも完成に近づいてきました。正規な12vを供給して感度調整中です。(方法は、マニュアルに記されています)。
SSGからの受信波形は綺麗です。
↑7050Mhzでのtest pont波形。
バンド幅は140Khzも取れました。ここまで必要ない方は、バリキャップへの印加電圧の幅を
小さくしてください。
↑収納風景。 「周波数用VR⇔基板」は長いと、周波数の安定がよくないので、短くなるようなレイアウトにします。
LEDは1kΩで吊ってあります。
(サトー電気さんのキットを造った時からは、見てくれは少し前進したかな、、。)
↑テプラを貼って完成。
↑背面からパチリ。
後程、この穴に部品つけてみますね(まだ手元に届きません)⇒付けました。
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造り易く考えられているキットです。耳も普通です。SGで6dbいれても聞えてきました。
安定度も良好です。MIXERは、トランジスタで構成されているので、開発者の想いが伝わってきます。
価格も良心的で、良いキットだと想います。
回路学習になりますので、1度は製作されることを薦めます。
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