ダブルバランスドミキサ 原理
ギルバート氏が1968年に発表した論文が、世界で最初である。
それを読むことを進める。
同年1968年にMC1496が発売された。 このセカンドライセンス品がNJM1496である。
現時点で短波帯DBM(米国産製品)ではMC1496が最高峰品。現行生産品なのでおよそ60年の歴史を持つロングヒット製品だ。
1MHz~50MHz帯ではSL1641が最高峰だ。
アナログデバイス(DBM)としては、MC1496 を使いこなせれば技術は身につく。
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時系列で思考すると
・dbmの祖 ギルバート氏(英国人)がギルバート・セルを発表したのが1968年 於米国。 その後1970年から祖国 イングランドに戻りplessey社で実力発揮した.
・ギルバート氏が、plesseyのlabo所長時代にリリース されたのがplessey SL640(641)。これは当時 CAN パッケージでリリースされた。
・その後時流にあわせてdip品がSL1640(SL1641)でリリースされた。 米国MC1496は日本では有名であるが、欧州ではSL640シリーズが有名である。
・sl1640(1641)の性能は至って優秀である。ne612(sa612), sn16913,njm2594なんぞより格段に良い。さすがギルバート氏である。(波形の美しさが違う)
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JRCからdbm NJM2594が2002年9月に@500円サンプル出荷されて、正規販売は2003年1月から行われている。エミッタフォロワとコレクタフォロワでの出力がセールスポイントではある。
・同じく2出力タイプのdbm同等品が、CANパッケージ時代からリリースされている事実がある。NJM2594よりも30年程古い。
この分野では「日本は後から付いていきます」グループだ。
日本国内での基礎研究費用は、米国の1/100程度。 「技術者は海外に行け」との国策方針がみえる。 結果、IC製法技術は、負け組になれた。液晶製造技術も負け組になれた。
HDD製造で盛り返したのは東芝。
真空管のウエスタンは、真空管ビジネス終了時(1988年)に建屋を取り壊すことなく保存した。商機がきたので300Bは1997年から再生産している。2018年にラインを近代化した。 日本人とは思想が違う。
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