8石ワイヤレスマイク : 変調トランスレス変調
YouTube: 6石AMトランスミッター transmitter board. amplitude modulation.
泉弘志先生が1970年に初歩ノラジオ誌上公開したトランスレス変調回路を今風にして撮像しました。往時は2SA,2SBの時代ですので、2SCにて製作してあります。基板ナンバーは、RK-04です。
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これまで、amワイヤレスマイクを数種類基板化してきた。大別して、変調デバイスとしては①トランジスタ単体と②差動回路IC(DBM)になる。
トランジスタの下流にRF増幅部を吊るした回路は、1976年頃に、JH1FCZ氏が「変調トランスレス変調」とネーミングされた(fcz誌 9号誌上)。それ以前に泉 弘志先生が「直結型」の名称で公開されていた(1970 or 1971)。 オイラもその方式のワイヤレスマイクは基板化した。 その回路はいまも公開中。この①の方式はCQ誌にも2000年以前に1回は登場しているが、それには特段ネーミングは無い。印加されるエネルギーを振幅なエネルギーで揺らせば成立する。
①のトランジスタ一を用いた回路が、昨年あたりから「アナログ直列変調器」と日本語的に奇怪しいネーミングされていることが判った。 先人がおよそ50年前に公開した回路にいまさらネーミングなんぞエンジニアのやることではないだろう。 回路の意匠権は先人にある。 「直結型」として初歩のラジオにて製作記事がある。 背乗りは駄目だろう。 日本語の質を低下させることにオイラは協力できないので、従前通り「変調トランスレス変調」あるいは最も早く回路公開した名称「直結型」 と呼ぶ。
・ぜひ並列変調をみてみたい。 そうすれば 「直列変調」と「並列変調」の差異が判る。
②差動回路による変調例としてCA3028が米国の入門書に紹介されている。MC1496も記事がある。CA3028の使用例は残念ながら、合法コピー品TA7045が日本国内知られている。本家はCA3028であるので、今も本家CA3028(dip 8pin)の入手は簡単だ。
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作図のは8石ワイヤレスマイク。
差動回路で乗算させる。 作図したが基板化は未定。(もう少し面白そうなテーマがあったので、これは後まわし)
負荷具合によっては差動回路でも加算作動する。
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下の基板がfedexのトラックでpick upされたようだ。 明日のfedex便が飛ぶかどうか?
日本への便数が激減しているので、まあ金曜日のフライトだろう。
2IC+4TRの基板。
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AM変調をかける方法として
①RF作動中トランジスター(真空管)への印加電流に低周波信号を重畳する方法 ⇒ トランス利用 あるいは 能動デバイスを経由して電流印加。供給エネルギーを揺らすので電圧も電流も揺れる。それが計測できるかどうか??
やや面倒にはなるが、バイアス系に重畳してもよい。JH1FCZ氏はこれの実験も行っていた。
②低周波信号を 搬送波でスイッチングする方法 ⇒ 差動回路 あるは リング変調回路
は、オイラも知っている古典的手法である。
JH1FCZ氏が、1976年に「変調トランスレス変調」と呼んだものは①のうちのトランス不使用 である。能動デバイス経由で電流印加する手法である。
・平衡状態であれば変調は掛からない。平衡状態が崩れるので変調が掛かる。平衡状態を崩すに充分なエネルギーが必要。
・交流発電機で最初に発生するのは電圧ですか? 電流ですか?
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