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2019年10月 9日 (水)

於455kHzのプロダクト検波デバイス考 

2019年2月12日 (火)の再掲

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「IF=455kHzSSB」の復調にプロダクト検波を行ってきた。 使ったデバイス順に

①TA7320  (RK-17で採用)

②4 x diode    (試作RK-43に採用)

③NE612        (試作RK-43に採用)

④TA7310      (RK-43で採用)

となる。DBMは1MHzより低い周波数で使うことを全く想定していないので、455kHzではずばりマイナスゲインになる。 ne612は45MHzが設計中心らしいので、上記DBMの中ではかなり455kHz不向きだった。

455khzでのゲイン低下の少ないDBM順は、TA7320 >TA7310 >>NE612になる。信号のやり取りと投影面積が許すなら 「4 x diode」が復調デバイスにお薦めなことを経験した。ミズホ通信でもその辺りのノウハウからだろうが受信側はダイオードだ。随分と深く設計されていることを理解した。

TA7358も市場にはあるが元々FM専用DBM。クリッパー内臓なのでFM受信にしか使えない。

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6m dsb-rx試作にsn16913を使ったがaf ampとの相性が随分にある。 おそらくsn16913 + ta7368ならば大丈夫だろう。 

余談だが、送信波形の美しさ(低歪)ではMC1496を推奨する。だからMC1496のエキサイター基板をDBMデバイスで真っ先に公開した。 

MC1496でも50MHzではne612以下の波形に下がってしまうので使用は無理。

SL6440が今最も使ってみたいデバイスだ。 

DBM負荷を可変できないNE612やNJM2594は積極的には使えない。固定機では電波の質に注意したい。ハンデー機で投影面積が優先されるものならば、NE612をお薦めする。

「本来ならば外部にあるべき部品が内臓されている = 何かを犠牲にしている」とみるのが設計屋だ。事実、負荷を内臓したDBMでは差動ペアの特性差を補正できないので、オシロで明確にわかるほど生成信号の質が劣る。質に無頓着であれば、それも嗜好の範囲だ。

JRCは公開データとの乖離が強いメーカーなことを実測(njm2035等)で確認してきた。似たデバイスが他社からでていればオイラはそちらを使う。

オイラの記憶が正しければ、JRCは車速センサを世界で最初に実用化・量産したメーカーだ。先ずベンツが採用し、それに追従する形でトヨタも採用した記憶だ。90年代には敵なしであったが、今やboschが市場の6割を占有している。「さて、どうしてそうなったのか?」この辺りにIC設計陣の実力が垣間見えるだろう。

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追記

・455kHzでマイナスゲインに為らないデバイスはca3028、 日本名はTA7045.冒頭に紹介したデバイスではロス多にて後続のAMPが必要になる。

・カスケードFET式は455kHzではマイナスゲインだった。

455kHzでのプロダクト検波を複数デバイスで行っている人がほぼいないようなので、答を見つけるまで時間が掛かった。

IF=455 ならば この瞬間では CA3028がベスト。回路を軽くするなればCA3028推奨。

50MHzでam生成できるのはS042P と NE612.

だめなのがSN16913,CA3028,MC1496,TA7320。

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