TCA440のIF段は偶数です。⇒簡単に発振しますね。
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IF段が偶数ゆえに「入力 と 出力が同相になる」TCA440の続きです。
①前回は帰還発振してIFTのピークあわせができなかった(天側の基板).
今回は距離を5割ました。(下の基板)
・事象: 入力が強くAGCモードに入るとIF段の増幅度が下がる。⇒ 正帰還発振から脱出できる。
◇問題なのは、「弱い信号だとAGCモードに入らないので正帰還発振が継続する」。 かなり致命的な事象なので、このICを褒めるのには無理がある。 常時AGCモードにさせてもよいが、感度は悪化する。
「検波ダイオード+lpf」で波形観測した。
欧州回路ではダンパー抵抗を使ったものがかなりあるので、試しに入れたが感度が10dB以上悪くなった。欧州でも苦労して使っているようだ。
ダンパー抵抗を入れると感度がLA1600以下になったので、あえてTCA440を使う意味が薄くなる。
②
とある条件下なら正帰還発振せずに動作できることがわかった。
この正帰還発振するICは玄人向きかも知れない。
一応現回路で正常作動する動作点を見つけられた。LA1600よりは感度出た???。
14や21用には高周波増幅段が必要のようだ。全実装後にわかると想う。
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