自作 中波帯 ST管式AMワイヤレスマイク 4号機 通電した。余計な発振もした。
**************************************昨日の続きです。
①さて通電してみた。
mike_ampのゲインと波形を確認するために、6WC5のg3でTRIO VTVM を当てて波形をみた。
上の写真のように、寄生発振?自己発振? 異常発振状態。 6WC5のg1に発生中のOSC電圧をみると100V近い。まあ、正常ではないね。
ピー音が受信機ラジオから出てくる。肝心の低周波発振器の音は聴こえない。
バリコンを回すとラジオから流れる音も変化する。
+Bのコンデンサーの総容量が不足のようだ。 バッテリーで+200V、50Aを掛けれるならば、こんな発振には出会えないと想う。
消費電流に対して200倍、400倍と余裕のある電源(バッテリー、乾電池等)で供給すれば、OKだけのこと。
トランジスタラジオでも大量の乾電池で多電流が取れるようにすれば、電源ラインの電解コンデンサーは不要になる。目安としては消費電流の50倍はほしい。
②昨日の写真のように、平滑回路が2段なので、従来のように3段にした。
③平滑3段で、先刻とおなじように6WC5のg3波形をみた。
さきほどとは異なり、しっかり波形がみれた。 重畳しているのはOSC成分。
mike_amp部のゲインは38dB。
6Z-DH3Aの電流は0.3mA。
6E5の電流も0.3mA。前回よりも少ない。
6WC5のsg電圧は80vちょっと。 意外に元気な球で90V掛けるとOSCが強すぎる。
過日の6WC5はもっと元気よく発振した。
30mV INでVR 50%にて よい変調。
④単球ラジオで、受信してみた。
ラジオマイクの周波数は、600~1300Khz。今回はNPOラジオ少年のポリバリコンを使ってみた。
真空管やトランジスタで発振させる場合、必ず発振の切っ掛けが必要。
発振回路は発振を維持するための回路。維持できなくて暴走することもある。
そうそう、6WC5のSGに吊るす0.1μFを外すと発振強度が下がる。オシロ読みで4mV程度まで下がる。7極管がお疲れの場合は0.2μFなどに増やすこともある。
⑤お疲れのマジックアイさん。
6WC5は元気やで、5m以上飛んでしもた。
長いアンテナは飛びすぎるので注意。
2p3で聴くと隣の隣の部屋でも聞こえる。2p3は感度充分。
次の日に、再度通電してみたら??だ。う~ん、ST管はNG球が多い。
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以上、第158作目のラジオ工作でした。
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