真空管ラジオの修理 キット品?。 その8 発振は解決。
前回は、IF球を抜いても発振していたラジオでした。
1st AFは1番PINがg1の6AV6だったので、g1が「IF球のPIN5」から遠くなる配置の球に換えた。
これによりIF球を抜いた状態だと発振しなくなった。 1st AF球は6AN4にした。
上の写真のように、4~5mm距離を稼いだことで改善した。 ラジオの実装は奥が深い。
AVCラインも定数の抵抗(1MΩ)を上流に持っていくと信号が回って発振しやすいので、IFTに近づけないほうが良い。
★今回は、2nd IFの負荷ライン(+Bライン)から、IFTの1次側に信号が戻っていたので、しっかり帰還発振していた。
ドロッパー抵抗(1.5KΩ)の下流端にケミコンを付け忘れたのが原因。
上の写真のようにケミコンをつけた。
テストループで調整中。
VRを絞ってのSP端でのVTVM値は0.3mVを割っている。
出来が良すぎるほど残留ノイズが小さい。 OUTトランスは20K:8なので小さくでてはいる。
IFTの伝達能率が想いより悪く、IF球は6BA6の2段になった。
今回は、ダイオードの倍電圧検波。 複合管(6AV6等)だとIFのモレが大きくてくるしそうな気配だったので、ダイオード検波。
ようやく無事に鳴った。
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以上、メンテナンス(改造製作??)でした。
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