オンキョー AM,SW,FMの3バンドラジオ FM-820のメンテナンス その3
通電してみた。
インジケータも、非通電時に右端だったのが左端に来た。これは生きている。
MW,SWも聴こえる。 バーアンテナでないので耳はそれなり。
しかしFM帯は耳がとてつもなく良い。 いままでの真空管FMラジオの中では、一番よく聞こえる。
TRIOやPIONEERの真空管FMチューナーよりも耳が良い。
表現としては、
ナショナルの真空管FMラジオに7~8db程度のプリアンプをつけて聴いているかのように、よく聞こえる。これを聴いてしまうと、ナショナルのFMラジオは倉庫にしまったほうが良い。
アンテナ端子には何も接続していない。
建物は鉄筋コンクリートなのにここまでしっかり聴こえてくる。
このラジオは、半導体のFMラジオより聴こえてくるぞ??!!。
外部アンテナ無しで、ここまでFMが受信できる真空管ラジオは初めてですね。
(チューナーパックの設計・製作が巧いのだろう、バリLタイプのチューナパックのメーカーは2社しかないと想う)
トランスレスなのにブーン音も至って少ない。前回のオンキョーのFMラジオもブーン音が静かだった。
今までの経験からすれば、
オンキョー、シャープ、トリオの真空管FMラジオは、ブーン音も小さくお薦めだな、、。(配線ルート変更せずとも低ハム音なので、メンテナンスする側としては大いに助かる)
上の写真のようにインジケーターは生きているが、メーターを振らすにはかなりの信号が必要らしい。時定数は触らずにしておく。と想ったが、インジケータと接続されている抵抗を実測すると9.5KΩだった。
回路図では8.2kΩなので、 2割ほど抵抗値が増加していた。で、交換はしておいた。
(それでも針は振れなかった)
あとは、洗ったケースに入れて終了。
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FM専用としてしまってもOKな耳の良いラジオでした。
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