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2012年3月 3日 (土)

フォアーランド FR-702  7石 AMラジオ キット  その2

   SG入れてみました。

波形が軽くクリップしてます。↓

021

AF段に信号を入れてみました。↓

左側がスピーカー端での波形。右側は入力信号の波形。

022 

すっきりした波形になりました。↓

023

R13の抵抗値を換えてあります。

6V駆動のラジオなので、この抵抗はオリジナルより低抵抗が好ましいですね。

「半導体の個体差」があるので、トライ&エラーで決めて行きます。↓

024

抵抗値を変えたので、AF段のゲインがオリジナルより2db強上がっています。

VRを上げて行くと、AF段の回り込みのような音になってました。

(個体差でしょうか、、。)

ケース側のボスを回避するように、マイラーコンを半田付けします。↓

音も改善されました。

(まだ、ややゲイン過多なので、TR5のゲインは下げた方が好ましい感じです。)

025

オリジナルで、充分に耳がよいです。

CK-606やKIT-9より、確実に聞えます。

耳は、イスペットの6石ラジオに近い感じです。

026

ダイオードを追加して、倍電圧検波にしてしまいました。↑

(悪い癖です。倍電圧検波は、バルボルでみても3db アップしてますね。)

027

↑普通の波形になってきました。(すでにAGC効いてます)

AGCの効きが早いので、もう少し甘めの方がよい感じです。

(好みの領域ですね)

SGからの信号を上げていくと、上下がだいたい同じようにサチレーションするので

AF段の抵抗値は、写真のようにしてあります。

TR2とTR3のバイアスは、後日見直してベターポイントを探してみます。

トラッキングの感度差は、1db範囲に収まりました。

アンテナコイルは、かなり良い設計です。

①+Bのデッカップリングコンデンサーは、容量を大きくしてあります。

②AF段で波形を見たら、低域のたれが気になったので

TR5のケミコンも容量大きくしてあります。

028

並べると、青もよい感じ。↓

(左は、6TR-STD,  右は ACT3)

029

チューニングLEDも光ます。↓

030

教材用なので、銅箔パターンも厚いですね。

耳が良いので、お薦めですね。(半導体の個体差に合わせて、少し定数変更しました)

フォアーランド電子さん⇒ここです。

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AM/FMラジオのフルキット

FR-7100,FR-7300も販売されています。

FMのトラッキング調整も面白いですよ。

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コメント

はじめまして。
こちらのページを拝見して、かなり昔にフォアーランド FR-701を技術家庭科の時間に作り、押し入れにしまってあったのを思い出し、久々に引っ張り出してみました。

FR-701は4.5V駆動ですが回路的にはFR-702とあまり変化はないようです。TRも2SC829,828や2SC1317を使用しています。既定の抵抗値は多少違っているようです。

電池を入れ、スイッチを入れてみると地元局が受信できましたが、コンデンサーの容量が抜けたようなホコリくさい音でした。

→先日、思い切って全コンデンサー交換をし、耳を頼りに調整をしてみました。思ったより耳が良く驚きましたが、音楽がどうしても歪み、TRを探して交換してみましたが、思ったように改善されません。検波直後から信号を取りだすと、綺麗に受信できていることは確認しています。

はじめての投稿で、大変不躾なのですが、歪を改善するコツがありましたら、ご教示いただけないでしょうか。

お忙しいところ、我儘を申し上げ申し訳ございません。
宜しくお願い致します。

こんばんは。

フォアーランドさんも廃業してしまって、寂しいですね。

ラジオキットの大部分は
AF段での動作点が拙いことが 目につきます。

聴感上からも追い込めますが、波形を見ながらトランジスタの動作点を合わせたほうが楽です。歪み計までは必要ないように想います。

お尋ねの「コツは無い」と想います。不器用なりに経験値を増やしてきただけです。

ご教示有難うございます。

フォアランド電子さんも廃業されていたのですですね。ホームページに繋がらず、もしや?と思っておりましたが、寂しい限りです。

やはり、アナログテスター1台と耳を頼りの調整では限界がありますね。
現状では、検波後のAF段に入る直前から信号を取り出してみると歪感のない綺麗な音声が聞き取れますが、RF段からの”追い込み”が必要なようで、にわか仕込みでは追いつかないことが分りました。

取り敢えず、ラジオから聞こえるアナウンサーの声の歪感がなくなっただけでも収穫でした。

こちらのサイトは今後も勉強のため、拝見させていただこうと思っております。
この度は、有難うございました。

こんばんは。

人間の感性は測定器より優ることも多いのですが、 ラジオの場合は測定器を併用した方が楽です。

測定器が貴重な50年代では、ヘテロダインの調整に一週間費やすことも度々あったようです。

私の常用オシロも10Mhzですので、いまは至って安価です。腰を落ちつけてラジオ工作されるなら「波形の出るもの」と「波形の見えるもの」は重要ですね。

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