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2025年2月28日 (金)

HC-49sの安定度考察。

cq ham radioでは 水晶のカット面と周波数安定度について紹介されていた。1960年代の本に載っている。

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HC-49sの安定度は等級によってちがう。

製造メーカーでは50ppm製品から20ppm製品(周波数偏差及)を製造している。ppm指定品が入手できればそればベスト。   「温度ドリフト+周波数偏差及」を加味して調整。

中国から届いて国内に出回っているのは、50MHzで2kHz程度は違う。これは20ppm(偏差)製品。公称周波数と実周波数とのズレが偏差になる。温度ファクターも同時に影響がある。室内温度20度±0.5度で、運用できるのであれば温度ドリフトは無視してもいいとは思う。

電源投入しなおすと周波数が1kHz程度はズレるので面倒だ。

50MHzでの±20ppmで±1kHz。 これが最上級品HC-49s

50MHzでの±30ppmで±1.5kHz。 3kHz幅ある。 

50MHzでの±50ppmで±2.5kHz。 5kHz幅ある。 これ日本製です。

調整肝は、       偏差傾向をみる。「電源投入毎に毎回周波数が違うので何に合わせりゃよいか?」の傾向を掴んでから、トリマーCで合わせる。 3端子レギュレーターは通電ごとに±1%は電圧異なる。  5vレギュレータであれば ±0.05v(幅で0.1v)は違う。それも加味して傾向を掴むこと。

高精度・低消費のシャント型基準電圧ICで±0.5%。

そこそこ調整できたら温度ドリフトの事を考える。 連続通電8時間での経過を表にしてみる。

、、、と安定しないことに気つくので、PLL化あるいはTCXOを検討するのが次ステップ。MC145163Pがまだ流通している。

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多摩     tama_hc49us.pdfをダウンロード

シチズン   ctiz_hc49_u.pdfをダウンロード

kdk             kdk_hc49us.pdfをダウンロード

                  kdk_hc43u.pdfをダウンロード

 
 

水晶振動子の体積が大きいほうが安定度は各段に高い。 HC-43は偏差5ppm製品もある。

 
 

米国ECSには、 APRの概念について説明がある。10年後の偏差は±10ppm 。

セラミックフィルター、水晶信号子分野では世界的p企業のECS.

  エプソンの水晶振動子系は1960年?~2012年は社内生産していたが、分社し子会社化をした先で生産中。 フォーク型振動子を生産していた松島事業所をhoyaに無償譲渡したのが2012年頃。
 労働者の給料はリセットスタート。元気な係長がシュンとしていて可哀そうだった。無償譲渡はこれで3回目の記憶。 近々にもう一回あると予測。
 

セイコーエプソン、HOYAに光学事業譲渡

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HC-49s送信側の周波数安定度はこのくらい。安定度が不足なので制御(PLL)が流行ったのが1970年代。

PLL技術も1985年 アルインコ製430MHz trxでは,1時間で20kHz周波数が動いていた。trioではそうならないので、アルインコはヘボイのた体験した。

2000円程度のtcxo(0.1ppm)を仕入れてcrystalを入れ替えた方が各段に安定する。これを2005年頃に実行した方が数名。


YouTube: ロクタル管スーパーラジオ。  マジックアイは6BR5。  de  RADIO KITS IN JA。


YouTube: 真空管ラジオ自作 :6EH8     DE RADIO KITS IN JA

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