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2024年6月22日 (土)

PAM8403 強烈ノイズ発振源だった。 購入して通電してみた。 動作ノイズが3Vと強烈。

PAM8403のデータシート。

PAM8403-247318.pdfをダウンロード

前回の 「PAM8403 の謎  https://www.diodes.com/」

で紹介したD級アンプ。

このD級には、2つのFETが同時にオンしないようにデッドタイム生成回路(信号受け取り拒否時間)が存在する。 これはD級アンプの基本。

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YouTube: checking PAM8403 noise strength. no sound. silent

 
 
周波数カウンターで計測するには 100mV程度の信号強さが必要。 今回は測れるので100ミリボルト程度は、icからでてきた。
 
225kHz近傍での動作周波数だとわかる。(仕様では260kcらしい).
 SP端で3V近く確認できるので、フィルターとして減衰量110dBは必要な状態。
 
これを喜んで使うのは、 お馬鹿だと思う。youtubeにはPAM8403誉めたのもupされているが、 駄目なものを誉めるのは販売する側の人間。
 
聴感が普通ならば無理。
 
 
 
 
入力信号がない状態での出力端波形。 左が出口側。

右は入力端。 その入力端にも動作クロックノイズが流出する製品

(基板設計は、まったく何も考えてないことの証明になった)

P1010002

P1010009

 
 クロックからみると、1サイクル中60%は信号の受け取り拒否中。

P1010021

まとめ。

音響用には無理なデバイス。 入力信号の6割を捨てる上に動作クロックを電波ノイズを撒き散らす。 おまけに信号元側にも逆注入している。

捨てた方がよい一品。

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「D級アンプを使って チューナーアンプを造ろうとする発想ができる」のは、完全な素人。  エンジニアは対策回路がおおがかりになるD級アンプは採用しない。

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