CW オーディオピークフィルター : bpf+lpf
CW用のaudio peak filterの確認をしてみた。
・「BPF+BPF+LPFの構成」になる。入力ゲイン補正に1石を入れてある。「ざわざわシュミレータ」さんの処で2段BPFが公開されているので、センターを決めてCRを振り分ける。 実測するとBPFでは上側が甘いのでMAX295(294)を追加してLPF作用を強める。
・印加信号が1/2Freq時には、Freqの音で聴こえてくるので、そこは注意。テキストやweb上にはこれはほぼ記載ない。たとえばセンター700Hzにした場合にはCR回路が結合しているので「CRによる700Hz共振+700Hz共振」による350Hz共振点も同時に存在する。ゆえに入力350Hz音の倍音である700Hz共振する。結果、カーブが数dB持ち上がる。
・3段にするとさらに共振点が増える。
・webを眺めるとシュミレーションソフトではこの動作は無視されて造られているようなので、ヒトの知恵とはそんなものだ。 この持ち上げから逃げるためにトランジスタを1つ配置してある。ソフトでは計算の考え方が正しくないね。
・事実と机上演算とは整合しない例としては、よく知られているパイマッチ回路の設計がある。これは全体としてとらえていない。全体としてとらえた秀逸なweb siteがあったが、今はcloseしている。イヤガラセ等の圧が掛かったろう。
また市販の数百~1千万円の振動解析ソフトも木を見て森を診ずで考案されている。有名になった姉歯氏の方が賢い。
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・長くなったが、BPF単体での持ち上がり写真はこれ。入力の2f(3F)に共振してすり抜ける。末尾のグラフのように350Hzあたりで数dBの持ち上がりが発生する。しかし有名なシュミレーションソフトでは、この事実は無視されている。
・オシロ右が入力350Hz.左側が出力波形になる。 波の山数から入力周波数の倍音( 2x350Hz)になっていることが視覚でも確認できる。
基礎情報はここまで。
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①
基板サイズ。
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②
実装してみた。 spドライブ用にTA7368を載せてある。
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③
このあたりをセンターにしてみた。
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③
この周波数では-50dB超えになる。
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実測はこうなった。
ざわざわシミュレータでは10xFreqでー40dB, 1/10 x Freqでー40dBだがそれより遥かにbetterだ。
実測は「 1.7 x freqでー60dB , 1/2 x freqでー40dB 」。
band幅、センターfreqはお好みでお願いします。
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通算351作例。
基板ナンバー RK-87.
この基板はサトー電気に置いてある。
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ある回路を某ソフトで計算させるとこうなった。プロット点群を増やすと形もセンターも移動するので、机上計算としての信頼度は随分と低いことを確認してある。
これはパッシブ回路。 冒頭のように演算の考え方がさほど正しくないので、近々にやってみようとは思う。幅が狭くてcwには不向きだとは思うがQを下げる工夫でどうなるか?
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