ラジオ系情報

多種類リンク

Powered by Six Apart

« if段用IC :MC1350。波形では非リニア増幅ですね。こんな非リニアICでもam/ssb等の振幅信号に使う勇気あります?:波形を見て使えるどうかを考えてね。 | メイン | CA3028ダイレクトコンバージョンは差動入力に換えてみた »

2020年6月 3日 (水)

「自作アナログラジオ のSN」 vs 「 市販DSPラジオのSN」比較。ラジオic自作。

キーボード打てない、携帯電話の入力しか出来ない者には知識面で無理ですのでお帰りください。・データシートを読む力のある方は、本稿を読み飛ばしてください。

2020年2月8日の再掲

アナログラジオの原点は真空管ラジオ。 単球でもspで鳴らせる基板を領布中。 


YouTube: single tube radio :reflex and genny using 6GH8

Ans01

******************************************************************

「SNが悪いDSPラジオ」をよく聞こえるラジオと誉める大人が多い。しかしデータシートでは「DSPラジオはSNが悪い」ことが公開されている。

中波帯でのsnはこの程度。原典

データを読めるならば、腰が抜けるほど驚きますね。

Dspsn

・近年に近いデバイスは多少改善されている。価格相応のSNだと理解して支障ない。

・SPECで60dB取れれば実測45dB近傍になるので、ようやく自作対象デバイスにはなるだろう。オツムの良い人ならDSP IC、PIC等を使わずに出来る道があるのをうすうす感づいているはずだ。

*****************************************************************

・データシートを理解できない方むけに、「市販DSPラジオ」と 「自作LA1260アナログラジオ」でのSNについて確認しよう。

・データシートを読む力のある方ならば、SNが悪い原因も理解しているだろう。その原因をオイラが説明するほどのことは無いね。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

数値確認対象DSPラジオはYK-901.    Amazonのsiteで 性能/価格 での評価がよい。

ここでの評価もたかい。感度良いとの書き込みがかなり目につくが、さて実態は????

・SP端でのVTVM値を列記。

廉価なdspラジオ(YK-01)で、放送局が入感しない時に、10mVレンジで4.8mV位。

008

********************************************************

0.3Vレンジで 放送局を受信してみた。100mV位。

009

・(S+N)/N は28dBくらい。 忖度して30dBってところか。室内loopアンテナの同調cを回してもアナログラジオのようなきびきびした入感レスポンスがないね。(そりゃそうだ)

・とあるチャンピオンデータ(メーカー公開データ)では SN=40dBなので、現実はそこまでは到達しない。この程度。この数字じゃ、dsp音質の評価はかなり低くなる。amazonでの評価がよいのが不自然。 よほど酷い音を常時聞いていれば高評価する可能性はある。 メーカー公開値は下駄を履いているので、チャンピンデータと揶揄され、現実とはかなり乖離する。 下駄の高さにはメーカー色が出てくる。

・う~ん、「実測でSN30dBじゃ、駄目だね」が感想。この程度のSNならアナログラジオを自作した方がよい。「感度良いとの書き込みは自作自演ではないか?」あるいは、「感度悪い物しか所有していない」不幸せな状況かもしれないね。

・DSP ラジオ ICはクオーツ時計のcrystalを使っているのでそのn次高調波も含めて作動している。クオーツ時計のcrystalは精工舎(現epson)の開発品なことはご存じですね。時計用水晶で儲けた時期も過去あった。・3/11の震災後に統廃合が行われて水晶振動子・レンズを製造していた松島事業所はHOYAに売却された。ヒトも新棟ごと売却された。2つの旧棟のうち、ひとつは2017年に借りてが見つかった。 新棟を建てた時の松島事業所に装置打ち合わせで出入りしていたオイラは、栄枯盛衰のさまを見ている。

・恐らく黎明期のトランジスタラジオよりも、この廉価dspはSNは劣るだろう。

・LA1050がデータ上でSN=30dBなので SNについてはLA1050 と廉価DSP ICと互角で悪いなあ、、と心の声。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

最新の開発基板: LA1260ラジオ。

放送局入感しないところでみた。 :30mVレンジで5mVくらい。

011

放送局受信時に1Vレンジで400mVくらい。

010

・大まかに(S+N)/N=50dB程度。 

廉価dsp ラジオより随分とsnが良い。数値差はおよそ20dBになる。

・「廉価dspラジオのように、SNが悪いものを造ろう」ってのはかなり蛮勇心が必要になるだろう。「雑音まみれの音を聴いて楽しいでしょうか?」

オイラはその蛮勇心は持ち合わせていない。オイラがdspラジオを自作例として扱わない理由はこれで、理解できたと思う。

・LA1260とLA1600のSNはどちらが良いか

  、、と「ラジオでSN良い音を聴くこと」をお薦めする。

Photo

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「残留ノイズが0.4mV」の自作真空管ラジオ。松下等製品の1/10~1/20程度のノイズ強さ。


YouTube: Low noise only 0.4mV: output speaker.

残留ノイズ値を公開する自作派は、他には居ない。

***************************************************************


YouTube: 自作ラジオ 通算117台目(外部入力)

Ans01


YouTube: 自作真空管ラジオ。 AUXにFMチューナーからの信号

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.dcnblog.jp/t/trackback/549708/34207779

「自作アナログラジオ のSN」 vs 「 市販DSPラジオのSN」比較。ラジオic自作。を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ウェブページ

カテゴリ