中波帯のAMワイヤレスマイク. SL1641(plessey) . ラジオ送信機の自作。
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S042Pに続いて「ダブルバランスドミクサーでAM/DSB生成」です。1968年発表されたギルバード・セルで有名なバリー・ギルバード(英国人)がplessey社研究所にて1970年~1977年LABOリーダーしていましたね。
そのplessey社のdbmでcanパッケージ SL640(641)が開発され、現在はdip品のSL1640(1641)が流通しています。
このSL1640のコピー品が、NJM2594です。ICウエハーを90度回してボンデイングするとNJM2594が出来上がります。その辺りは等価回路でわかります。
DBMの祖 ギルバートによるDBMなので性能は優秀です。
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①
デバイスは 下写真のものです。plessey社のSL1641.
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②
中波で76dBuVが注入上限のようです。
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③
AM波形です。 写真1の状態で良好な音でラジオから聴こえました。
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④
dsb時の過変調波形です。
topがフラットに為ってきています。
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⑤
af信号を弱めてみました。
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⑥
上の時間軸のままAMにしました。
出力の変化がありませんでした。なかなか良いICです。外部oscで使うならばne612よりgoodぽいですね。
NE612,SN16913は出力変化しますが、このSL1641は変らずです。
内部負荷の割に波形上下が綺麗です。
SL1641はコンバージョンゲイン=0dBとデータにあったが、入力キャリアの10倍くらい出てきました。ゲインは在りますね。
使用上限は75MHzらしいのでMC1496とカタログSPEC上は上限周波数が同じですね。japanでは不人気ですが欧州ではポピュラーなdbmです。am使用性能は良さそうです。
今日はここまで。続きです。
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「基板+実装部品」をキットにしました。「SL1641キット」で検索ください。
中波帯で確認中。
TXに入れた波形はオシロ右がわ
真空管ラジオから出てきた波形は、左がわ。 歪まず出てきます。
20cm長電線をアンテナにして飛びは1.5mほど。既領布中のワイヤレスマイク基板と同じ。
半固定VRは2個です。 これを回してAM/DSB波形をあわせます。 中波ですのでdsbにしないよう注意ください。
TRによるLC発振なのでコイルを換えればそのバンドでOSCします。SL1641の作動上限は75MHzです。50MHzでもam生成します。
dbm のtxとして、
MC1496 (RK-13等)
NE612 (RK-26等)
S042P (RK-35等),
TA7320 (RK-45等) ,
SN16913 (RK-52等)
CA3028 (RK-55等),
そしてSL1641になる。
すでに7つのDBMでのam/dsb作動を確認している。まあまあの実験数だと思う。このsl1641はam-txにお薦めできます。
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通算298作目。基板ナンバーRK-62.
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