50MHz 超再生式トランシーバー基板: 受信感度はスーパーと同等以上でした
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①クエンチング周波数用コンデンサーを332にした。
感度がでてきた。
FMもAMも受信できる優れた検波方式だ。FM変調/ AM変調を切り替えても同じく聞こえる。周波数を再び合わせる必要はない。
「スロープ検波になるので周波数合わせが必要」との刊行本記載があるが、現実は超再生検波のAFC?効果により周波数追従している。
②
超再生の掛かり具合調整vrを追い込んだ。
上のようにSSG=8dBuVでも聴こえる。 シングルスーパーより秀でた感度はある。LA1600ではこの値の信号は7MHzでも全く聞こえない、ラジオノイズに埋もれている。la1600から音が出てくるにはSSG=22dBuVほど必要。(アイテック SR-7ではこの弱信号は拾えない)
SSG値からみるとダブルスーパーに近い感度だ。
・ヘテロダイン式だと多数のRFデバイスを使うのでノイジーになる。しかしダイレクトコンバージョンや超再生式検波では、one deviceなので半導体起因のノイズをかわすことになる。ノイズが少ない分、感度が良い結果になる。
・出力が0.1wほどなので 送受バランスではここまでの感度は不要。相手が10Woutだと仮定するとSSG=40dBuVが聴こえればバランス的はよいように想う。
・コイル寸法上28MHz用コイルも載ると思う。10m AM /6m AM の両用ハンドトーキー基板(dsb送信できるので、超再生式dsb-trxにもなる)
③tx側を載せた。
ta2011はこれから実装。
感度は良好。
VR=42k近傍で感度最良点がある。
クエンチング周波は20kHz近傍(ヒトの可聴領域のやや上)が感度・音質面でベストになる。
次はtx側確認になる。dsb-trxと同じ回路だ。
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オシロにはクエンチング波形が見えている。 これをカットするようにcを入れていくと送信af信号が細くなって聞こえるので、そこそこのカットにしている。max295をオンボードすればほぼ100%除去できる。max295が価格100円ならば採用するが、高価なICなので今回のハンディ機には採用しない。(MAX295作動時はその作動周波数に応じた電波が飛ぶ: ここに明示済み)
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受信感度がシングルスーパーを超える超再生式検波のtrx基板。
50MHz AM波形。
50MHzキャリアをDBMに入れた。0.3V近傍が注入上限だった。DSBほどは入れられなかった。
過去のCA3028やSN16913等は、もしかしたらAM時は注入量を随分と下げたら結果が違う可能性がでてきた。
これでAMの小型TRX基板はまとまった。
受信側の調整には測定器必須。
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試しに22PF X2 を裏面につけて「28MHzでどうなのか?」を確認した。
◇聴こえてきた。ssg=40dBuVが聴こえる。
c51が50MHz発振用に22pfになっているが聴こえてきた。c51は28MHzでは33pf近傍になるとは想う。
28MHz用手巻きコイルは15回だろうと想う。Hi-Lの方が感度よいので巻き数は多めに、、。
50MHz用は10~11回巻き。 記事中のは10回巻き。
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通算293作目。 基板ナンバーはRK-58. finalには30mA流れた。
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