超再生検波では、 感度と音質はトレードオフの関係にある。
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①クエンチング周波数は高い方が音色がよいとのレポートが上がっているので、クエンチング周波数を500kHzにしていた。
波形は綺麗だ。
実際にLPFは必要なくダイオード検波との差がわからないほど良い音色できこえていた。
この音色のよさを受けて、WのSITEに超再生式検波は感度が悪いとレポートしていた。
②クエンチング周波数が高いので感度が出ないとの指導があった。20kHzとかだぞ、、と云われ、「SSG出力1μVでも受信する」と眉唾の御注進があった。SSG1μVを聴くには受信時にSPから出てくる音が騒がしかったら無理である。
さて、C7を225まで増やしてみた。波形が激変した。21.2kHz前後のクエンチング周波数にまで下がった。
Cを単に増やしただけで波形がここまで変った。
③
結果、感度が出てきた。
-40dBuVの信号が聴こえる。しかし波形が汚い。音質も悪い。
④
まとめ。
感度と音質はトレードオフの関係にある。クエンチング周波数を高くしレシオとして 0.01(500kHz/50MHz)程度であれば音質は非常に良好でダイオードによる包絡検波との差は実感できない。 LPFは不要である。
クエンチング周波数を下げてレシオ0.000284 (21kHz /74MHz)にまで下げたら感度が35dBほど改善された。 ただし音質はペケである。ここまでレシオが低いとLPFは必須になることが波形から判る。
レシオ0.001を目安にするかどうかの判断は、音への嗜好も加味する必要がある。
現状のCR定数では音質優先になっている。 感度優先であれば暫定C7=225
、、、
ベストな定数は確定していない。rfアンプでもう少しゲインが取れてもよいので回路変更も検討中、
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回路検討のソフトではLTspice等があるが、「超再生式検波でのトレードオフ作動、AGC作動中の解析」ができるかどうかは興味がある。そのうちCQ社が解析発表することを待っている。
ソフトは実験データの調査の上に作成されているのは、みな知っているだろう。3Dモデルの振動解析はソフトごとに結果が異なるのことも知っておいでだろう。ソフト解析答えが1つに収束しない分野が多数ある。
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