自作ラジオ用周波数カウンターの取り付け ラジオのAFにNFB
昨日は球ラジオにLCD表示部をつけた。
今回のラジオは、いつも用いる電源トランス(BT-1V ラジオ少年)と異なって+Bが250V程度でる。
つまり 出力トランスの1次側に掛かる電圧が違ってくる。
結果、インピーダンスも違ってくる。
計算式的には、R=E/Iなので
IPを10mAと仮定すれば R=250V/10mA=25kΩが球側からみた 静的インピーダンスになる。
無信号時の実ipは6~7mAなので、実際はもっと高い数字になる。
低周波発振器でAF信号をVRに入れ,SP端で測ると
特性は3Khz⇒7Khz⇒10khzとfreqが上がるにつれてoutが増加した。
「低域が出ず、高音が聴こえてくる」傾向が軽くみられた。(出力トランスの裸の特性も加味して計測。)
「球側にくらべて負荷のインピーダンスが低い挙動」を示した。いまさら、25kΩ:8Ωのトランスを探して載せかえるのは、避けたい。(Yahooでまれに見かけるが手にいれていない)
★そこで、音域の特性補正を行なった。
①出力トランスの1次側にコンデンサーを追加して、 特定の周波数を高インピーダンスにして補正(これはラジオ全盛時の古いテクニックなので古書に記述が多数あり)
⇒理論は古書を読んでほしい。
⇒この本ラジオは、検波に6AL5を用いているので、AFラインへのIFの漏れが少ないのでOUTトランスに発振防止コンデンサーは、もともと不要。
②検波管6AL5後のIFもれ対策Cを47PF⇒100PFに増やし、高音をカットするようにした。
③ついでにNFBも掛けた。
本ラジオは総合ゲインが余っているので、NFBを2.5dB掛けた。
結果、400Hzで谷が軽く見られるが、200~3khzは2.5dBに収まっている。(最大と最少の差).
2016年12月3日に追記::この谷はt-600固有のもので、100個使用したが皆同じ。webにあるような特性には為らない。350v等hi-voltだとそうなるかも知れんが200v~250v印加だと400Hzで谷になる。
100pfは470pfでも良かったかも知れん。
音は、やはり変った。
いままでのミニチュア管ラジオの音よりは、GT管に近い音に寄った。
低域も高域もしっかり太くなった。
この音がミニチュア管本来の音かも知れんな、、。
★真空管のIFTの取り付けの向きは、中身を見て方向を確認してから配線すること。
「IFT⇒アンテナコイル側への回りこみ」が少なくなる向きに、IFTの配線を行なう。
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NFBは、位相遅れの信号をオーバーライドさせているので、
時間軸的信号管理には??なのだが、
音としてはヒトの耳に効果があることが分った。
位相遅れ信号を多量にover rideさせるとよくないのは想像が容易だ。2.5dBも掛けてしまった。
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ラジオの周波数表示に LEDカウンターモジュールは使えるのか????
結論はそういうことですね。⇒実験記事
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