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2013年11月 9日 (土)

DSPラジオキット DS-RAD01の製作

朝は涼しくなって、鼻水を出しながら寝床から起きてくる季節になりましたね。

そういや先日の朝は、霜も車には附いてました。

過日のお話にも、続きがあります。

小型テスターは、DCとかACとかΩでの表記ですね。

日本語で直流、交流、抵抗値の表示されているのもある???

で若いエンジニアが携行しているテスターが、まさにDC,AC表記でした

よく見ると、黒の細マジックで 

DC(交流),AC(直流)

ってマジック書きしてありました。

彼は工業高校の電気科卒業です。

今は、DCは交流なんですな。 

DC,ACの区別がつかなくても、「電気エンジニアとして飯が食える国」になったようで

日本の未来は明るいですね。

もし、このマジック書きテスターを持っていたなら、

オイラはあまりにも恥ずかしくて、他人には見せられないです。

Direct Currentの略称が、DC(直流)ですね。

 

ACは判りますよね。

ええ、職場でのオイラは、とても  お馬鹿ですから。 

DCを直流と理解しているのが、今の職場に合わないようです。

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「DCは交流と信じている方」には、このキットは不向きですので、

ご忠告申し上げます。

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シリコンハウスから、

小物部品を購入したついでにDSPラジオキットを買ってみた。

型式は、DS-RAD01。当然サポートがない廉価のタイプ。

サポート付きのモデルもある。

ご存知のようにDSPを使ったラジオ或は受信機は、近年流行っていますね。

おじさん的には、アナログで選局して、

目的波近傍から同調しきるあの音の変化がすきなんですが、、

このLSIの「耳はどうなの?」 「クロックに起因する雑音はどうなの?」に感心がありました。

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パッケージ↑

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中身↑。 部品数が少ないので、、。 30分くらいで仕上がりますね。

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イヤホンジャックが曲がってます。すいません。↑

このピンを半田付けすることが、製作上のポイントになります。

ピンの直角度は、のちほど修正することにして、 半田付けに専念します。

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道具は、制電スポンジを使います。

黒いカーボンスポンジにパーツが載っていますので、 この制電スポンジを使います。  

基板にピンを3~4本挿したのち、スポンジで押さえます。

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で、ひっくりかえして半田します。

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あとは、ささっと他部品をつけます。

DSPの取り付けは、ピンの直角度を小型ドライバーの先で、合わせました。

ピッチは基板で決まっていますので、ピンの直角度だけ修正すればOKです。

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力を掛けることなく入ります。

ピンがズレていると力が必要になりますので、壊さないようにやさしく扱います。

ある程度入ったら、クオーツ↓を孔にフィットさせます。 

これでしっかりと最後まで入るようになります。

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上の写真のように、バリコンの締結ナットが基板に接触するまで 入ります。

  付属の説明書には、「半田付けできるようならOK」の旨がありますので、

苦労するようでしたら、ここまで入れなくてOKですよ。

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LEDは手持ちの大きいサイズにしてみました。

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通電してみました。

テストループから飛ばしても、電波を全然拾えなかったので

SSG⇒マイラー104⇒ミノムシクリップ⇒アンテナ線の信号ラインです。

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このまま見ていると,受信側がずれていくのがわかります。

SSGで改めて追うと400Hzずれていきました。 値段相応のLSIってことでしょうか?

PLLでロックをしていると想うのですが、Freq動きます。

真空管ラジオよりFreqのずれが速いです。

ssgを強めに入れると黙り込みます。

AGCが効くのではなく、ICラジオに時々みられるように飽和して黙りこむ感じです。

60dB入れてようやく聞えて、90db入れると黙りました。

この30dbの間で電波を拾う必要がありそうです。

AFのアンプを1段追加してもう20~30dbゲインがあると楽なんですが、

チューニング時のDSPの周波数応答時間が0.3~0.4秒あるので

「バリコンをそろっと回して2秒~3秒待って、またそろっと回して2~3秒待つ」の繰り返しで

選局していきます。周波数カウンターで実周波数を表示させないと,

実用は苦しいですね。

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同調をあわせ込んでも、波形はこれよりは綺麗にならないですね。

SSGの信号を直接70dbも注入して、この程度です。S/Nがちょっと、、、。

同調できているので、SSGからの出力をテストループに切り替えます。

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ええ、何も波形でてきません。耳がかなり???です。

LSI内に、Low noize ampが内蔵されているはずですが、、

ちょっとRF部のゲインが???です。

テストループの電波を受けれないラジオは、初めてかな?

1R-STDもテストループの電波受けれたから、、、、

FMは、遠くで受信できてましたので機能はしてます。

あと2秒ごとのフリッカーノイズを、このラジオだけ終始受信してます。

所有する真空管ラジオ、トランジスタラジオも

こんなフリッカーノイズを拾わないので,
原因は???です。

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過度の期待はせずに、DSPの感覚を味わってみてください。

後付けで、1石のAFアンプ(13db程度)をSP前に入れることをお薦めします。

(電源が3Vなので1TRに50mAも流して,150mWしか出ません)、

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超再生って知っておられます?

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事

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耳の比較のための 単球レフレックスの波形をUPしておきますね。

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DSPラジオと同じようにSSGから直接入れてます。

注入レベルはDSPよりも20db弱いです。

DSPより波形は綺麗でしっかりしてます。

 

 

以上、DSPラジオキットの製作でした。

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