TX-1 真空管2球式AMワイヤレスマイクキット2号機(6BK7+6BE6) その1
ラジオ工作の面白みのひとつに、ワイヤレスマイクの製作がありますね。
合法的に電波を遠くに飛ばすには、Amateur Radioがあります。
今回は、微小電波を放す「真空管式ワイヤレスマイク」の製作です。
ラジオ少年から領布されているBC帯の真空管式AM変調ワイヤレスマイク キットの2号機を製作してみました。 型式はTX-1です。
初段の球を換装してありますので、改造製作になります。
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↑キットの構成品です。
このキットをベースにします。
6BE6をスイングするのに、マイクゲインは、概ね70db必要になります。⇒参照記事
1号機は、トランジスタで補助させましたが、
この2号機は複合管1球で、なるべくマイクゲインを得るようにします。
「双3極管にするか?」「オイラが好きな6EH8にするか?」
これはかなり悩みましたね。
「トランスの容量が足りるか?」も気がかりです。
↑7ピンソケットから9ピンソケットに換装します。
追加でラグ板も取り付けます。
オイラは、スプリングワッシャーは使いません。
機械科で弾性係数を学んだ方なら、「ネジの締結」ってのがどのような応力状態かご存知ですね。
↑周波数も少しは変化させた方も面白いと想って、ポリバリコンも急遽追加しました。
このダイアルはどこで手に入れたか? 、、、よく思い出せない。
↑アース母線を張ります。
平滑回路は3段にしてみました。820Ω+33μFの3段です。
のちのち波形を見て、抵抗値は増やすかも知れません。
↑いつものように、ディスチャージ用の抵抗も取り付けます。
ディスチャージ用は、低い値だと+Bが下がってしまうので、高い値にします。
雑誌のいろんな製作記事に値が載ってますね。オイラは500KΩ以上の値にしてます。
トランスからの線は、切り詰めません。⇒トランスを再利用できる可能性を残しておきます。
そろそろ球種を決めないと、先に進めません。
大雑把にゲイン計算すると
6EH8で45dbくらい、6BK7で50dbくらい取れそうです。
12v球だと もっとゲインが取れる球が幾つかあります。
6.3vの双3極管に決めて、配線しました。
あとバリコン周りが残っています。
電源トランスの容量の制約があるので、 其々の球へのIpを巧く分配する必要があります。
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追加で用意するものは、
MTソケット、双3極管、CRを少々、ポリバリコン
今日は、「旧暦の年の瀬」ですね。
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