超小型 tda2822 stereo amp . 単三 2本で鳴らすステレオアンプ。 42x32 mm
audio AMPの歴史は、
1,
原点は真空管ラジオになる。電蓄とよばれておったのが、低周波増幅段だけで製品化したのがアンプだ。 エレキギターは 歪んだ音で鳴らすのが本領なので、ゼロバイアスに着眼し 後発なのでわざわざと「グリッドリークバイアス」とマーシャルは名つけた。 回路は同一でも呼称が違うのは商標抵触するとややこしい国だからだろう。
2,
トランジスタアンプが登場してくると 半導体の集積回路がバンバンでてきた。ラジオの製作の裏表紙には 東芝の集積回路が宣伝されていた。
パワーを出すにはDC 70V等の電圧が用いられていた。SEPPでの動作繋ぎ部のノウハウは英語圏で1970年前後に確立された。 以降 その部位での前進はほぼない。
英語圏での技術なので、日本語教科書でのは繋ぎ部を理論説明した刊行物は弱い。
3,
5Vで2W出る集積回路は1980年半ばから登場してくる。
5V駆動の2SC1815で2W出すのは25本ほどパラレルにして実現できるかどうかだ。見掛けのゲインは上がるので帰還発振しやすくなる。 それを止めるには戦前からの技術である「中和」をつかう。
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1.8Vから動作するICのひとつにTDA2822Mがある。
1.6Vで動作するのは 種類が少なくて TDA7050が有名だ。RK-246にてリリース済み。
今日は3Vで TDA2822Mを鳴らしてみた。
YouTube: tda2822 stereo amp . battery AAA x2 (3v)
3V駆動とは思えないよい音でSPから出てくる。10Hzから20kHzまではフルフラット。計測すると等価回路上でのC1,C2がやや大きい感がするが FMラジオのAF部での使用であれば いまの特性はベターだ。
パイロット信号19kHzががっつりと聞えるタイプはaudioには不向きな耳特性保有者だ。
3V駆動ICでの音色は TDA2822 >> NJM2073 > LM386 の感じだ。 廉価なのでまずは鳴らして確認だろう。
松下のAN7112(6V駆動)も 好きな音で聞こえてくる。
通算516作目。 rk-253.
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