「アナログ ラジオ 終了」 の背景
1,電波塔の設計寿命がそろそろ満了する。 つまり理屈では、いつ倒壊しても不思議でない様相になってくる。 施工の上手・下手のファクターぬきに理論面では寿命になってくる。
2,そうすると新しく電波塔を設置することになるが、AM放送開始時のような「まわり一面は田んぼ」の環境は北海道しか残っていない。
3,そこで民放連は「中波帯の放送免許を有する放送局が申請すればFM帯放送免許を認可してくれ」と陳情をはじめた。 住宅事情・不動産事情を考慮し「総務省からOKが出た」
4,新設備を自費で導入するAM放送免許局に対しては、FM局新設備費用の50%が補助金として交付されている。どの局がいくら補助金を入れてもらったか?は、省から公開されている。 概ねFM中継局1つあたり2000万~4000万くらいだ。放送局としては総合1億程度の補助になったりする。
「ラジオ放送の難聴対策支援」との有り難いお名前である。 AM⇒FM によって山影地域は受信不能になるが、 難視聴対策とのネーミングだ。
5、回りが田んぼな北海道は、AMのまま行く。NHKもAMのまま行く。
6、要約するとゼニがない局(一般的には 経営が苦しいと表現する)が交付金でFM新局化する。
7、 本州でもやや田舎の田んぼ・山林はガンガン売りにでている。200円/坪 程度で売買できるのでそこを2万坪買って電波塔たてることは簡単だ。しかしAM免許局はそれから逃げている。 6.6KV 500KWを電力会社に引き込んでもらって支払う工事負担金額は「100万/100m 」前後と廉価だ。
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・民放ラジオ難聴解消支援事業 。
・地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業
・電波利権
信越放送(株) はここでひとつ。
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